原田良太郎
原田 良太郎（はらだ りょうたろう[1]、1851年3月5日〈嘉永4年2月3日[2]〉- 1903年〈明治36年〉3月24日[3][4]）は、幕末の徳山藩士、明治期の大日本帝国陸軍軍人。最終階級は陸軍少将。功四級[3]。幼名・正良、1878年6月、良太郎に改名[5]。
| 原田 良太郎 | |
|---|---|
| 生誕 |
1851年3月5日 日本 周防国都濃郡（現下松市） |
| 死没 | 1903年3月24日（52歳没） |
| 所属組織 |
 大日本帝国陸軍 |
| 軍歴 | 1874年 - 1903年 |
| 最終階級 |
 陸軍少将 |
経歴
編集周防国都濃郡、後の山口県都濃郡久保村（現下松市）で原田亀之丞の二男として生まれた[1][2]。明治元年（1868年）徳山藩兵として鳥羽・伏見の戦いに従軍した[1][5]。長州藩諸隊脱走兵反乱に出動した[5]。
大阪兵学校で学び、1872年（明治5年）陸軍省に出仕[1][5]。1874年（明治7年）陸軍騎兵少尉に任官した[2][5]。西南戦争に出征[1][5]。1887年（明治20年）3月、輜重兵少佐に昇進し輜重兵第1大隊長に就任[1][3]。1891年（明治24年）11月、輜重兵監に就任[3]。日清戦争を迎えて1894年（明治27年）6月、大本営運輸通信部長に発令された[3]。1894年（明治27年）10月、輜重兵大佐に昇進[3]。
1897年（明治30年）9月、陸軍少将に進み憲兵司令官に就任[1][3][4]。以後、兼臨時建築部長、輜重兵監事務取扱、輜重兵監を歴任し、1899年（明治32年）10月、騎兵監となる[3][4][6]。1903年2月、演習中に病を発症し、同年3月24日に死去した[1][3][4]。
親族
編集脚注
編集参考文献
編集- 人事興信所編『人事興信録 初版』1903年。
- 末弘清『山口県人物史 再版』山口県人会、1935年。
- 大植四郎編『明治過去帳：新訂初版』東京美術、1971年（原著私家版1935年）。
- 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。
- 福川秀樹『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。
- 吉田祥朔『増補 近世防長人名辞典 第2刷』マツノ書店、2002年。
- 秦郁彦編『日本陸海軍総合事典 第2版』東京大学出版会、2005年。