南氷川橋(みなみひかわばし)は、東京都西多摩郡奥多摩町多摩川に架かる国道411号青梅街道)の橋長99.8 m(メートル)のラーメン橋

南氷川橋
地図
基本情報
日本の旗 日本
所在地 東京都西多摩郡奥多摩町
交差物件 多摩川
用途 道路橋
路線名 国道411号標識国道411号青梅街道
管理者 東京都西多摩建設事務所
施工者 日本鋼管
竣工 1969年昭和44年)
座標 北緯35度48分17.9秒 東経139度5分36.4秒 / 北緯35.804972度 東経139.093444度 / 35.804972; 139.093444 (南氷川橋)
構造諸元
形式 ラーメン橋
材料
全長 99.800 m
11.300 m
最大支間長 42.000 m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
テンプレートを表示
国道411号標識
国道411号標識

概要

編集

[1][2]

歴史

編集

南氷川橋は東京府によって東京府道3号甲府青梅線として総工費21534円を費やして1933年昭和8年)5月15日に開通した。この橋は上路2ヒンジブレースドスパンドレルアーチ橋であり、竣工時鋼ブレースドスパンドレル橋として和賀仙人大橋吉野橋に次いで日本国内第3位であった[3][4]

1969年(昭和44年)に鋼方丈ラーメン橋に架け替えられた[5]1996年平成8年)から1997年(平成9年)にかけ、鉄筋コンクリート床版を鋼床版に取替、B活荷重への対応、歩道の拡幅などの補強・改造が実施された[2]

旧橋の諸元

編集

[6][3]

周辺

編集

脚注

編集

注釈

編集
  1. ^ 1996年から1997年かけ補強後。補強前は1等橋 (TL-20)
  2. ^ 1996年から1997年かけ拡幅後。拡幅前は10.2000 m
  3. ^ 1996年から1997年かけ拡幅後。拡幅前は9.500 m
  4. ^ 1996年から1997年かけ拡幅後。拡幅前は両側1.000 m
  5. ^ 1996年から1997年かけ補強後。補強前は鉄筋コンクリート床版
  6. ^ 補強前
  7. ^ 現・JFEエンジニアリング

出典

編集
  1. ^ 鐵骨橋梁年鑑 昭和44年版” (PDF). 日本橋梁建設協会. pp. 146, 147. 2021年8月21日閲覧。
  2. ^ a b 小野広治、武本博、田中守人「南氷川橋(東京都)の工事報告」(PDF)『高田機工技報』、高田機工、86‐89、2021年9月5日閲覧 
  3. ^ a b 南氷川橋1933-5-15”. 土木学会附属土木図書館. 橋梁史年表. 土木学会. 2021年8月21日閲覧。
  4. ^ 紅林章央, 前田研一 & 伊東孝 2006.
  5. ^ 南氷川橋1969”. 土木学会附属土木図書館. 橋梁史年表. 土木学会. 2021年8月21日閲覧。
  6. ^ 内務省土木試験所『本邦道路橋輯覧』 第四輯、シビル社、1939年7月5日、70頁。doi:10.11501/1186302 

参考文献

編集
  • 紅林章央、前田研一、伊東孝「東京奥多摩町・青梅街道の昭和前期における橋梁の進展に関する研究」『土木史研究論文集』第25巻、土木学会、2006年、99-116頁、doi:10.11532/journalhs2004.25.99ISSN 1349-5712NAID 130003857028 

外部リンク

編集