冨士神社のミツバツツジ自生地
概要
編集豊川市萩町神田[1] には、多くのコバノミツバツツジが群生している。この区域は冨士神社及び庚申寺の社叢とされており、古くから講仲間の手により管理されてきた。「萩音頭」(作詞:吉ノ田こいと、作曲:蓮見誠)には、「冨士社御山(みやま)はつつじの名所」と唄われている。
1991年(平成3年)7月26日、音羽町(当時)の指定文化財(天然記念物)に指定された[2]。指定面積は約9,300m2。自生しているコバノミツバツツジの総数は約3千本[3]。
周辺の寺社
編集ミツバツツジまつり
編集1994年(平成6年)以来、開花の時期(4月上旬から中旬)に合わせて「ミツバツツジまつり」[6] が開催されている。期間中は土産の販売や野点が行われるほか、地域住民有志によるよさこいソーランが披露される。
交通
編集- 名古屋鉄道名鉄名古屋本線:名電赤坂駅下車、徒歩50分。
- 豊川市コミュニティバス:倉バス停下車、徒歩10分。
- 東名高速道路:音羽蒲郡インターチェンジから車で10分。
註
編集- ^ 「神田」は「じんでん」と読む。音羽地区住所表示一覧、5頁。
- ^ a b c 豊川市内の指定・登録文化財一覧
- ^ 『音羽町史(自然)』、256頁。
- ^ 『音羽町誌』、549-550頁。
- ^ 『音羽町誌』、554頁。
- ^ 「豊川市内の主な祭り、イベント一覧」(豊川市商工観光課) には、「コバノミツバツツジまつり」とある。