共和駅
共和駅(きょうわえき)は、愛知県大府市共栄町にある、東海旅客鉄道(JR東海)東海道本線の駅である[1]。駅番号はCA61。
共和駅 | |
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東口(2017年8月) | |
きょうわ Kyōwa | |
◄CA60 大府 (3.0 km) (2.3 km) 南大高 CA62► | |
所在地 | 愛知県大府市共栄町9丁目2-15 |
駅番号 | CA 61 |
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
所属路線 | ■東海道本線(名古屋地区) |
キロ程 | 349.5 km(東京起点) |
電報略号 | キワ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅)[1] |
ホーム | 2面3線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
9,798人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1933年(昭和8年)12月7日 |
備考 |
業務委託駅 JR全線きっぷうりば 有 |
運行形態の詳細は「東海道線 (名古屋地区)」を参照。
歴史
- 1933年(昭和8年)12月7日:国鉄東海道本線の大府駅 - 大高駅に武豊線に直通するガソリンカーのみを停車させる簡易停車場として新設開業。旅客営業のみ。
- 1940年(昭和15年)11月1日:戦争による燃料節約のため営業休止。
- 1945年(昭和20年)7月11日:営業再開。ただし、定期乗車券所持客のみ乗降可能であった。
- 1951年(昭和26年)9月1日:旅客制限撤廃。荷物の取り扱いを開始。
- 1971年(昭和46年)11月21日:荷物の取り扱いを廃止。
- 1972年(昭和47年):橋上本屋竣工
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道(JR東海)の駅となる。
- 1992年(平成4年)5月30日:自動改札機を設置[2]。
- 1999年(平成11年)12月4日:武豊線に直通する区間快速の停車本数が増加。
- 2006年(平成18年)11月25日:ICカード「TOICA」の利用が可能となる。
- 2007年(平成19年)10月11日:TOICA専用の自動改札機導入。
- 2010年(平成22年)3月:エレベーター・エスカレーターの使用を開始[3]。東口改装。
- 2011年(平成23年)3月:バリアフリー化工事がすべて完了[4]。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを有する地上駅で、橋上駅舎を備える。エスカレーターとエレベーター・身障者用トイレを設置する駅バリアフリー工事が行われ、2010年3月にホームのエスカレーター・エレベーターの使用が開始、2011年3月末に駅バリアフリー工事が完了した[3][4]。
JR東海交通事業の職員が業務を担当する業務委託駅で、大府駅が当駅を管理している。JR全線きっぷうりばの営業時間は5:30~22:00であるが[5]、昼間の一部時間帯は売り場が閉まる時間帯がある[5]。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1 | 東海道本線 | 上り | 豊橋方面 | 本線 |
2 | 一部の列車[注釈 1] | |||
下り | 名古屋方面 | 一部の列車[注釈 2] | ||
3 | 本線 |
(出典:JR東海:駅構内図)
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改札口(2022年11月)
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ホーム(2022年11月)
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駅名標(2021年12月)
利用状況
「知多半島の統計」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
出典 |
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2004年 | 7,352 | |
2005年 | 7,631 | |
2006年 | 7,973 | |
2007年 | 8,268 | |
2008年 | 8,365 | |
2009年 | 7,934 | |
2010年 | 7,973 | |
2011年 | 8,108 | |
2012年 | 8,184 | |
2013年 | 8,318 | [6] |
2014年 | 8,459 | |
2015年 | 8,773 | |
2016年 | 9,068 | |
2017年 | 9,415 | |
2018年 | 9,666 | |
2019年 | 9,798 | |
2020年 | 7,840 |
駅周辺
東口
- 共和ステーションホテル
- 大府市立大府北中学校
- 共和郵便局
- マックスバリュ大府店
- 業務スーパー大府店
- 碧海信用金庫大府支店
- 名古屋銀行大府支店
- 中京銀行大府支店
- JAあいち知多東栄支店
- 共和IC(国道23号 名四国道)
- 名古屋南IC(伊勢湾岸自動車道・四日市JCT方面)
- 共和ICより接続
西口
バス路線
- 共和駅前(西口)
- 共和駅西(西口)
- 共和駅東(東口)
- ふれあいバス(コミュニティバス)
- 北コース:共和駅東
2007年12月7日の事故
2007年12月7日に認知症の男性(当時91歳)が線路内に立ち入り列車と接触して死亡する事故が起きた[7]。この事故について、JR東海は死亡した男性の遺族(男性の妻と息子)に対して振替輸送の費用等の損害賠償として約720万円を請求する訴訟を2010年2月に提起した[7]。この訴訟について、一審の名古屋地方裁判所はJR東海の請求を全面的に認める判決を行った。二審の名古屋高等裁判所は、息子は介護に日頃関与していたわけではないとして対象から外し、妻についてJR東海が男性の線路への進入路と見られるフェンス扉の施錠を十分にしていなかったことなどを挙げて請求額の半額の約360万円の請求を認める判決を行った。2016年3月1日に、最高裁判所は妻についても民法第714条1項にいう法定の監督義務者にあたらないとしてJR東海の請求を棄却する判決を出した[7][8]。この訴訟の被告であった息子が2018年に体験談を出版している[9]。
隣の駅
脚注
注釈
出典
- ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 04号 名古屋駅・古虎渓駅・美濃赤坂駅ほか77駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年9月2日、23頁。
- ^ “4駅でも使用開始 JR東海自動改札機導入進む”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 2. (1992年4月18日)
- ^ a b “JR共和駅のバリアフリー工事が全て完了します | 大府市”. web.archive.org (2017年12月1日). 2020年6月14日閲覧。
- ^ a b “共和駅バリアフリー事業 | 大府市”. web.archive.org (2017年12月1日). 2020年6月14日閲覧。
- ^ a b “共和駅|JR東海”. web.archive.org (2020年6月14日). 2020年6月14日閲覧。
- ^ “知多半島の統計” (日本語). 大府市公式ウェブサイト 2020年6月14日閲覧。
- ^ a b c “認知症事故判決「家族にとって救い」 誰が責任…課題も”. 朝日新聞. (2016年3月1日). オリジナルの2017年5月14日時点におけるアーカイブ。 2021年3月29日閲覧。
- ^ “認知症患者の鉄道事故裁判、「逆転判決」の理由 最高裁の「家族に責任なし」のポイント”. 東洋経済オンライン. 東洋経済新報社 (2016年3月2日). 2020年6月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月29日閲覧。
- ^ 高井隆一『認知症鉄道事故裁判 〜閉じ込めなければ、罪ですか?〜』ブックマン社、2018年4月15日。ISBN 9784893088970。
関連項目
外部リンク
- 共和駅 - 東海旅客鉄道