上山明博

日本のノンフィクション作家、小説家

上山 明博(うえやま あきひろ、1955年10月8日 - )は、岐阜県生まれの日本のノンフィクション作家小説家日本文藝家協会[1]及び 日本科学史学会[2]正会員)。

上山 明博
(うえやま あきひろ)
誕生 1955年10月8日
日本の旗 日本岐阜県
職業 ノンフィクション作家小説家
国籍 日本の旗 日本
ジャンル ノンフィクション記録文学
主題 評伝科学技術発明特許
代表作「うま味」を発見した男』(2011年)
関東大震災を予知した二人の男』(2013年)
地震学をつくった男・大森房吉』(2018年)
北里柴三郎 感染症と闘いつづけた男』(2021年)
公式サイト 上山明博ホームページ
ウィキポータル 文学
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経歴

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1955年10月8日生まれ、岐阜県出身、東京都在住のノンフィクション作家小説家。実家は岐阜県の真宗大谷派 (東本願寺)の仏家・龍登山浄栄寺で、法名は「釋明浄」[3]

1999年 特許庁産業財産権教育用副読本策定普及委員会委員、2004年 同委員会オブザーバー[4]などを務める一方、文学と科学の融合をめざし、徹底した文献収集と関係者への取材にもとづく執筆活動を展開[5]。代表作に、ノンフィクションとして『北里柴三郎 感染症と闘いつづけた男青土社刊、また小説として『「うま味」を発見した男 小説・池田菊苗』PHP研究所刊などがある[6]

著書

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ノンフィクション

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小説

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共編著

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著作

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随筆

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  • 「大隈重信と不老長寿」(『ヘルスプロモーション・第3巻第2号』財団法人東京顕微鏡院,1990年4月所載)
  • 「“敵艦見ユ”… 島津源蔵の蓄電池が果たした勝利への無線通信」(『歴史街道:日本海海戦特集』PHP研究所,2011年12月・通巻284号所載)
  • 「顰みに倣う」(『文藝家協会ニュース・No.735』公益社団法人日本文藝家協会,2013年7月所載)
  • 「震源から遠く離れて」(『脱原発社会をめざす文学者の会・第4号』脱原発社会をめざす文学者の会編・発行,2015年8月所載)
  • 「五年目に成就した『北里柴三郎』」(『脱原発社会をめざす文学者の会・第25号』脱原発社会をめざす文学者の会編・発行,2021年12月所載)
  • 「命を賭した医学者の評伝」(『中日新聞』「ほんの裏ばなし」2022年3月19日所載)[25]
  • 「大森房吉と今村明恒─二人の地震学者が成そうとしたこと」(『歴史街道:関東大震災100周年特集』PHP研究所,2023年10月・通巻426号所載)[26]

論文

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  • 「プロパテント時代の特許戦略─21世紀産業の鍵を握るビジネスモデル特許とヒトゲノム特許のゆくえ」(『現代用語の基礎知識2001』自由国民社,2001年1月所載)[27]
  • 「産業政策と特許制度─ビジネス方法特許(BMP)誕生の意味」(『ビジネス方法特許ハンドブック』片方善治他監,フジ・テクノシステム,2002年10月所載)[28]
  • 「特許の歷史探訪─ガリレオ・ガリレイから茂木重次郎まで」(『発明協会奈良県支部創立60周年記念誌』発明協会奈良県支部編・発行,2004年3月所載)[29]
  • 「プロパテント時代の起源─アメリカはいかにして知財大国になったのか」(金沢工業大学情報誌『Back Up・no.24』金沢工業大学編・発行,2004年11月所載)[30]
  • 「GPCR研究の源泉─アドレナリンを発見した日本人・世紀を超えた高峰譲吉&上中啓三の功績」(『化学(CHEMISTRY)vol.67』化学同人,2012年12月所載)[31]
  • 「ヒロシマからフクシマへ─戦争と平和のための原子力」(同人誌『OFF・第2号』発行人=加賀乙彦/編集人=村上政彦,2019年3月所載)
  • 「北里柴三郎の『医道論』に学べ─令和日本の新型コロナ対策に足りないもの」(国際情報サイト『新潮社 Foresight(フォーサイト)』新潮社編・発行,2021年12月26日発信)[32]

連載小説および記事

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新聞連載小説

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  • 夢みる力─評伝「乾電池王」屋井先蔵(新聞連載小説・全22回)」(『新潟日報新潟日報社,2008年2月2日~6月28日付所載)
    • 第1回「藩士の長子─米百俵の地で呱々の声」/第2回「将来の選択─医師、さもなくば技師に」/第3回「年季奉公─発明家への“歯車”始動」/第4回「上京へ─“田舎学問”脱皮目指し」/第5回「永久機関目指す─三国峠越え石黒家寄宿」/第6回「猛勉強─工部大学校受験に備え」/第7回「不正確な時計─五分の遅刻で受験失敗」/8回「叔父の工場へ─目指すは市井の発明家」/第9回「発明の芽─電気時計作り特許一号」/第10回「長屋所帯─注文殺到の夢かなわず」/第11回「電池の創作─使い勝手悪く改良に汗」/第12回「開発への壁─教えを請うため帝大へ」/第13回「失策博士─田中館教授と顔合わせ」/第14回「博士の助言─謎の泡 正体解明に道筋」/第15回「ついに完成─妻の意見聞いて「命名」」/第16回「特許出願─内助の功で大金を工面」/第17回「軍から注文─酷寒の地でも氷結せず」/第18回「生涯最高の年─立志伝中の大発明家に」/第19回「関東大震災─崩壊の社屋にぼうぜん」/第20回「震災からの復興─新天地に大工場群建設」/第21回「不帰の客─新社屋に永遠の夢残し」/第22回「衣鉢を継承─「中興の祖」産業けん引」

雑誌連載記事

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  • 20世紀の発明品カタログ(雑誌連載記事・全13回)」(『info Shock(インフォ・ショック)』毎日コミュニケーションズ,1998年5月号~1999年5月号所載)
    • 第1回「天皇即位にう向けて組まれた世紀のビッグイベト─写真電送装置第1号誕生の舞台裏」/第2回「日本の細工職人が発明した世界の筆記具─1本のシャープペンから始まったシャープ創業者物語」/第3回「文化的滋養菓子『グリコ』誕生物語─1粒300米突の理由」/第4回「敵国が採用した日本のアンテナ─世界の屋根に君臨する八木アンテナ」/第5回「世界のSonyへの第1歩─テープコーダー誕生秘話」/第6回「日本で発明された家電製品─寝ている間にご飯が炊ける!夢の全自動電気釜」/第7回「敵米英ヲ遥カニ凌グ大戦果─国産ペニシリン完成セリ!」/第8回「松下幸之助になりそこねた日本のエジソン─日本で生まれた世界最初の乾電池」/第9回「日本の女性に最初にブラジャーを付けさせた男─上げ底いっぱいが拓いたファンデーション市場」/第10回「ビタミンを世界で最初に見付けた日本人─脚気を救った夢の新薬オリザニン」/第11回「日本の化学者が生み出した世界の味─化学の味、味の素」第12回「不老長寿の夢を求めて─初恋の味カルピス」/第13回「『三共』を誕生させた胃腸薬─世界の家庭の常備薬タカジアスターゼ」
  • 20世紀の法則(雑誌連載記事・全7回)」(『AT's(エイティーズ)』NTTアドバンステクノロジ,1999年no.7~2000年no.14所載)
    • 第1回「タンパク質説から核酸説へ遺伝子捜査の真実─ワトソンとクリックのDNA二重らせんモデル」/第2回「脚気細菌説からビタミン学の誕生へ、玄米に含まれる微量物質の力─ビタミンを世界で最初に発見した男、鈴木梅太郎」/第3回「系統分類学に一大センセーションを巻き起こしたソテツの精子─ソテツの精子を発見した植物学の父、池野成一郎」/第4回「地軸運動における謎の残差成分を解決した『Z項』─月の名になった日本人天文学者、木村栄」/第5回「大隈重信が推奨した不老長寿マニュアル─食細胞作用説から不老長寿論へ『乳酸菌健康法』を創始したイリヤ・メチニコフ」/第6回「バイオ産業を創出した『遺伝子組み換え技術』の開発者─日米学術会議で出会ったふたりの教授、コーエンとボイヤー」/第7回「地球の重力から脱出する方法を示した公式─コンスタンチン・エドアルドビッチ・ツィオルコフスキー」
  • 技術を進化させる者たち─NTT研究所レポート(雑誌連載記事・全10回)」(『日経ビジネス日本経済新聞社,1991年2月~11月所載)
    • 第1回「情報の目」/第2回「光波のひと」/第3回「コミュニケーションの行方」/第4回「メディアの神経」/第5回「宇宙からの電話」/第6回「機械じかけの心」/第7回「眼の知性」/第8回「耳のリアリティ」/第9回「知識の箱」/第10回「コンピュータのかたち」
  • 日本人のオリジナリティ探訪」(『飛翔』富士通,1994年12月~2006年1月所載)[33]
    • 第1回「抗生物質の父、梅沢浜夫」/第2回「宝塚歌劇を創った私鉄王、小林一三」/第3回「段ボールを考案した起業家、井上貞治郎」/第4回「醍醐味から生まれた初恋の味、三島海雲」/第5回「地震研究先進国ニッポンの牽引者、大森房吉」/第6回「20世紀医学の扉を開いた応用化学者、高峰譲吉」/第7回「胃カメラの発明者、杉浦睦夫」/第8回「ソテツの精子の発見者、池野成一郎」/第9回「特殊金属のパイオニア、増本量」/第10回「多極真空管のパイオニア、安藤博」/第11回「久保公式を導き出した量子統計力学のパイオニア、久保亮五」/第12回「日本のエジソンと呼ばれた発明王、島津源蔵」/第13回「類体論を確立した現代数学の巨人、高木貞治」/第14回「第三の繊維“ビニロン”の発明者、桜田一郎」/第15回「ゲルの世界を拓いた生物物理学者、田中豊一」/第16回「日本近代化学の父、桜井錠二」/第17回「フジワラエフェクトを予測したお天気博士、藤原咲平」/第18回「世界に知られた竜巻博士、藤田哲也」/第19回「心臓が動く謎に挑んだペースメーカーの父、田原淳」/第20回「世界で最初の酸化酵素の発見者、吉田彦六郎」

講演

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テレビ出演

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業績

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参考文献

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脚注

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出典

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  1. ^ 文藝年鑑2022|日本文藝家協会編・新潮社発行 巻末“文化各界名簿”2022年6月30日参照。
  2. ^ 日本科学史学会会員名簿・要覧|日本科学史学会編発行2022年3月12日参照。
  3. ^ 上山浄栄寺縁起2017年5月24日参照。
  4. ^ 平成16年度産業財産権副読本改訂版|経済産業省特許庁企画・工業所有権情報研修館発行 p.63“委員会名簿”2012年3月1日参照。
  5. ^ 執筆者プロフィール|新潮社Foresight2021年12月26日参照。
  6. ^ 上山明博著者紹介参照。
  7. ^ 図書|国立国会図書館サーチ書誌情報参照。
  8. ^ 文藝春秋BOOKS新書情報2000年5月20日参照。
  9. ^ 文藝春秋BOOKS新書情報2007年4月20日参照。
  10. ^ 朝日新聞出版選書情報2007年9月7日参照。
  11. ^ 電子書籍情報2018年6月4日参照。
  12. ^ NDL ONLINE 国立国会図書館図書情報参照。
  13. ^ 青土社書籍情報2018年6月21日参照。
  14. ^ 情報工場|DIAMOND online 2018年9月15日参照。
  15. ^ 青土社書籍情報2021年9月15日参照。
  16. ^ ノンフィクションが面白い|日刊ゲンダイDIGITAL 2021年11月17日参照。
  17. ^ 青土社書籍情報2023年3月14日参照。
  18. ^ 電子書籍情報2023年3月14日参照。
  19. ^ 図書|国立国会図書館サーチ書誌情報参照。
  20. ^ PHP INTERFACE 書籍情報2011年6月1日参照。
  21. ^ 電子書籍情報2014年3月20日参照。
  22. ^ 産経新聞出版書籍情報2013年8月16日参照。
  23. ^ 東大研究室Y-SAPIX|日本入試センター参照。
  24. ^ 工業所有権副読本|通商産業省特許庁企画・工業所有権情報研修館発行2000年3月1日参照。
  25. ^ 新聞寄稿記事|中日新聞2022年3月19日夕刊閲覧。
  26. ^ 歴史街道2023年10月・通巻426号.目次|PHP研究所参照。
  27. ^ 特集・特許|現代用語の基礎知識2001 pp.161-163 自由国民社2001年1月1日参照。
  28. ^ NDL ONLINE 国立国会図書館図書情報参照。
  29. ^ 特別寄稿|発明協会奈良県支部創立60周年記念誌 pp.45-73 発明協会奈良県支部2004年3月1日参照。
  30. ^ 特集・知財立国ニッポン|金沢工業大学情報誌 pp.8-11 金沢工業大学2004年11月1日参照。
  31. ^ 論文記事|国立国会図書館サーチ書誌情報参照。
  32. ^ 雑誌寄稿記事|新潮社Foresight 2021年12月26日閲覧。
  33. ^ 雑誌記事|国立国会図書館サーチ書誌情報 参照。
  34. ^ 小学館『小学四年生』連載参照。
  35. ^ 公益社団法人 日本文藝家協会|イベント情報2023年9月4日参照。
  36. ^ 朝日放送番組情報 2012年5月3日放送閲覧。
  37. ^ 読売テレビオンエアー資料室 2020年2月23日放送閲覧。
  38. ^ 読売テレビオンエアー資料室 2022年2月20日放送閲覧。
  39. ^ NHKオンラインBSP 2023年3月8日初回放送閲覧。
  40. ^ 上山明博公式サイト参照。
  41. ^ 雑誌記事|国立国会図書館サーチ書誌情報参照。
  42. ^ 今週の本棚|毎日新聞2021年11月6日参照。
  43. ^ 『週刊文春』文藝春秋|2023年9月28日号 電子版参照。

参照資料

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関連項目

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外部リンク

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