ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ

ヴァレリア・ブルーニ・テデスキValeria Bruni Tedeschi1964年11月16日 - )は、イタリア出身で、フランスで活躍する女優映画監督。なお、Valeria Bruni-Tedeschi, Valéria Bruni-Tedeschi とクレジットされることもある。

ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ
Valeria Bruni Tedeschi
Valeria Bruni Tedeschi
2010年
生年月日 (1964-11-16) 1964年11月16日(59歳)
出生地 イタリアの旗 イタリアトリノ
国籍 イタリアフランスの二重国籍
職業 女優映画監督
ジャンル 映画 舞台
活動期間 1985年 - 現在
活動内容 1986年:映画デビュー
2003年:映画監督デビュー
著名な家族 父:アルベルト・ブルーニ・テデスキ
妹:カーラ・ブルーニ
義弟:ニコラ・サルコジ
主な作品
おせっかいな天使
君が、嘘をついた。
ふたりの5つの分かれ路
不完全なふたり
SAINT LAURENT/サンローラン
アスファルト
悪なき殺人
Summer of 85
受賞
カンヌ国際映画祭
「ある視点」部門 審査員特別賞
2007年『女優』
ヴェネツィア国際映画祭
パシネッティ賞 最優秀女優賞
1999年嘘の心
2004年ふたりの5つの分かれ路
セザール賞
有望若手女優賞
1993年おせっかいな天使
その他の賞
ロカルノ国際映画祭
最優秀女優賞

1993年『おせっかいな天使』
1996年ネネットとボニ
ルイ・デリュック賞 新人賞
2003年ラクダと針の穴
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来歴・人物

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イタリア、トリノで生まれ。父は作曲家アルベルト・ブルーニ・テデスキ、母はピアニストのマリーザ・ボリーニ。地元で活発化した赤い旅団の危険な活動を避けるため、家族はパリに移住する。

パリのイタリア人学校で学ぶと共に、アトリエ座のジャン・ダルネルの演技コース、アメリカン・センターのブランシュ・サランによる演劇科予科を受講。1983年、父が1978年スポレート音楽祭の委託で作曲した歌劇《Paolino, la giusta causa e una buona ragione》のフランソワ・レシャンバック監督による映像化でシャルル・アズナヴールと共演。

この後、難関を突破し、アマンディエ劇場ナンテール演劇学校の第1期生に選ばれ、アニエス・ジャウイヴァンサン・ペレーズマリアンヌ・ドニクールら同期と共にピエール・ロマンスパトリス・シェローに学ぶ。

映画デビューは1986年で、これまで50本以上の作品に出演している。1993年公開の『おせっかいな天使』でセザール賞有望若手女優賞を受賞。2004年公開の『ふたりの5つの分かれ路』ではヨーロッパ映画賞女優賞の候補になった。

2003年2007年には映画監督として2本の作品を完成している。

1996年と2003年にはフランス映画祭のゲストとして来日している。

妹はモデル歌手ニコラ・サルコジ仏大統領夫人のカーラ・ブルーニ。2009年にアフリカ人の赤ちゃんを養子にした[1]。俳優のルイ・ガレルと交際し、2007年には自身の監督作『女優』でルイ・ガレルをキャスティングしていたが2012年に別れている。

主な出演作品

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公開年 邦題
原題
役名 備考
1987 Hôtel de France ソーニャ パトリス・シェロー監督
恋する女
L'Amoureuse
ヴァネッサ ジャック・ドワイヨン監督
1989 J'écris dans l'espace マルティーヌ ピエール・エテックス監督
中篇
いつか見た風景
Storia di ragazzi e di ragazze
ヴァレリア プーピ・アヴァーティ監督
1990 セ・ラ・ヴィ
La Baule-les-Pins
オデット
1991 L'Homme qui a perdu son ombre アンヌ アラン・タネール監督
1992 おせっかいな天使
Les Gens normaux n'ont rien d'exceptionnel
マルティーヌ セザール賞有望若手女優賞受賞
1994 王妃マルゴ
La Reine Margot
遊女
1994 私を忘れて
Oublie-moi
ナタリー シネクラブ上映のみ
1995 私の男
Mon homme
サンギーヌ
君が、嘘をついた。
Les Menteurs
デイジー
1996 ネネットとボニ
Nénette et Boni
銀行家の妻
彷徨う心
Le Cœur fantôme
娼婦 フィリップ・ガレル監督
TV放映のみ(シネフィル・イマジカ)
アンコール
Encore
アリエット パスカル・ボニゼール監督
フランス映画祭上映
1997
The House
シャルナス・バルタス監督
第10回 東京国際映画祭シネマプリズム部門
1998 愛する者よ、列車に乗れ
Ceux qui m'aiment prendront le train
クレール
1999 嘘の心
Au coeur du mensonge
フェデリック・ルサージュ
人生なんて怖くない
La Vie ne me fait pas peur
エミリーの母
ありふれた愛のおはなし
Rien à faire
マリー
2002 天使の肌
Peau d'ange
弁護士
10ミニッツ・オールダー イデアの森
Ten Minutes Older: The Cello
2003 ラクダと針の穴
Il est plus facile pour un chameau...
フェデリカ 監督・脚本・出演
フランス映画祭上映
2004 ふたりの5つの分かれ路
5x2
マリオン
2005 明日へのチケット
Tickets
秘書
ぼくを葬る
Le Temps qui reste
ジャニィ
不完全なふたり
Un couple parfait
マリー
ミュンヘン
Munich
シルヴィー
2006 プロヴァンスの贈りもの
A Good Year
ナタリー・オーゼ
2007 女優
Actrices
マルセリーヌ 監督・脚本・編集・出演
TV放映のみ
2008 華麗なるアリバイ
Le Grand Alibi
エステル・バシュマン
2009 リグレット(原題)
Les regrets
マヤ フランス映画祭上映
2013 イタリアのある城で
Un château en Italie
ルイーズ・ロッシ・レーヴィ 監督・脚本・音楽
字幕付シネクラブ上映
ローマに消えた男
Viva la libertà
ダニエル
人間の値打ち
Il capitale umano
カルラ・ベルナスキ ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞最優秀女優賞[2]
2016年10月公開[2]
2014 SAINT LAURENT/サンローラン
Saint Laurent
ドゥーザー夫人
フォーティー・ラブ
Terre battue
ローラ・ソヴァージュ TV5MONDEで字幕付放映
2015 アスファルト
Asphalte
夜勤ナース
2019 悪なき殺人
Seules les bêtes
エヴリーヌ・デュカ 第32回東京国際映画祭上映時のタイトルは『動物だけが知っている
2020 Summer of 85
Été 85
ゴーマン夫人

参照

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外部リンク

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