レアンドロ・バッサーノ
1557-1622, イタリアの画家
レアンドロ・バッサーノ(Leandro Bassano、1557年6月10日 - 1622年4月15日)は、イタリアの画家である。有名な画家ヤコポ・バッサーノの4人の息子の一人である。
レアンドロ・バッサーノ | |
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Leandro Bassano | |
レアンドロ・バッサーノ作「箱舟に乗せられる動物たち」 | |
生誕 |
1557年6月10日 イタリア、バッサーノ・デル・グラッパ |
死没 |
1622年4月15日 (64歳没) イタリア、ヴェネツィア |
略歴
編集現在のヴェネト州のバッサーノ・デル・グラッパで生まれた。父親のヤコポ・バッサーノ(別名:ヤコポ・ダル・ポンテ、1510年頃-1592年)は盛期ルネサンスのヴェネツィア派の画家であった。兄弟のフランチェスコ・バッサーノ(1549-1592)、ジョヴァンニ・バッティスタ・バッサーノ(1553-1613)、およびジローラモ・バッサーノ(1566–1621)も画家となった[1]。
兄のフランチェスコらとともに、父親の工房で学び、その後ヴェネツィアにフランチェスコが開いた工房で働き、父親と同じように宗教を主題にした作品を描いた。1575年ころに父親に求められてバッサーノ・デル・グラッパにある家族の工房を率い、1592年に父親が亡くなり、続いて兄のフランチェスコが自殺した後、ヴェネツィアの工房に戻った。その後、ヴェネツィアで働き、ティントレット(1518-1594)に影響を受けたスタイルの作品を描いた。
人気のある画家になり、1590年代後半にヴェネツィアのドゥーチェ(統領)によって騎士の称号を授けられた。レデントーレ教会やサンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ聖堂、ドゥカーレ宮殿の装飾画の制作に参加した。
作品
編集-
バッサーノ・デル・グラッパの聖堂の祭壇画(1599)
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ラザロの復活(c.1610)
アカデミア美術館 (ヴェネツィア) -
彫刻家ティツィアーノ・アスペッティの肖像画 (1592/1593)
ロイヤル・コレクション -
ルクレティア (c.1610)
アカデミア美術館
脚注
編集- ^ “The Venetian Painters of the Renaissance: With an Index to Their Works (1894) Bernard Berenson”. Internet Archive. 2020年5月31日閲覧。
参考文献
編集- Livia Alberton Vinco Da Sesso: Dal Ponte, Leandro, detto Bassano. In: Massimiliano Pavan (Hrsg.): Dizionario Biografico degli Italiani (DBI). Band 32: Dall’Anconata–Da Ronco. Istituto della Enciclopedia Italiana, Rom 1986.