マハーカーラ (恐竜)

ハルシュカラプトル亜科の恐竜

マハーカーラ(マハカラとも 学名 Mahakala "マハーカーラ(チベット仏教の守護神の名前)"の意味)は[1]白亜紀後期モンゴル生息していたドロマエオサウルス科ハルシュカラプトル亜科恐竜。2007年にターナーらが発表、記載した。

マハーカーラ
生息年代: 中生代白亜紀後期, 75 Ma
マハーカーラの発見されている部分
地質時代
後期白亜紀
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜形下綱 Archosauromorpha
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 竜盤目
亜目 : 獣脚亜目 Theropoda
下目 : テタヌラ下目 Tetanurae
階級なし : デイノニコサウルス類 Deinonychosauria
: ドロマエオサウルス科 Dromaeosauridae
亜科 : ハルシュカラプトル亜科 Halszkaraptorinae
: マハーカーラ属 Mahakala
学名
Mahakala
Turner et al., 2007
  • M. omnogovae

概要

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マハーカーラの生態想像復元図

推定全長は約0.7メートル、推定体重は約0.7から0.9キログラム程度と小さく、軽かった。他のドロマエオサウルス科と比べ、前足が短かったりかなり原始的だった[2]。骨格は一部しか発見されていないが、中足骨に原始的な特徴が見られた。前足には鳥のような翼羽毛があったが、飛ぶことはできなかった。この化石の発見で、恐竜が鳥への進化と関係なく、体を小型化し独自の進化をしていたことがわかった。

脚注

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  1. ^ 小林快次『恐竜』講談社講談社文庫〉、2016年6月23日
  2. ^ 冨田幸光『恐竜』小学館小学館文庫〉、2014年6月23日

関連項目

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