マツモトキヨシグループ

マツキヨココカラ&カンパニー傘下の中間持株会社
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株式会社マツモトキヨシグループ英語: Matsumotokiyoshi Group Co., Ltd.)は千葉県松戸市に本社を置くドラッグストアなどの傘下企業の管理・管轄を行う、持株会社マツキヨココカラ&カンパニーの子会社(中間持株会社)である。

株式会社マツモトキヨシグループ
Matsumotokiyoshi Group Co., Ltd.
本社
本社
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 マツキヨグループ、MKG
本社所在地 日本の旗 日本
270-8511
千葉県松戸市新松戸東9番地1
設立 2021年(令和3年)10月1日
業種 小売業
法人番号 2040001120469 ウィキデータを編集
事業内容 ドラッグストアなどのグループ会社の管理・統轄
代表者 代表取締役社長 松本清雄
決算期 毎年3月31日
主要株主 株式会社マツキヨココカラ&カンパニー 100%
主要子会社 グループ企業を参照
外部リンク www.matsukiyo.co.jp/company ウィキデータを編集
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本稿では、グループ名としての「マツモトキヨシグループ」も併せて述べる。

概要

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「マツモトキヨシグループ」はマツモトキヨシを軸とするドラッグストアチェーンのグループ名として以前から存在していたが、2021年令和3年)10月1日、旧マツモトキヨシホールディングスおよび旧ココカラファインの経営統合によってマツキヨココカラ&カンパニーが発足した。その際、マツモトキヨシ側のグループ会社の株式保有や経営管理などを目的とした中間持株会社として、マツモトキヨシホールディングスの新設分割によって設立された。

従来、マツモトキヨシホールディングスの子会社だった企業は、当社の子会社となる。

グループ企業

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括弧内は、本社の所在地を示す。

ドラッグストア・調剤事業

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その他事業会社

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  • 株式会社マツモトキヨシアセットマネジメント(東京都文京区) - 資産の管理・運用

なお、株式会社マツモトキヨシホールセール、株式会社エムケイプランニング、株式会社マツモトキヨシ保険サービスの3社は2022年4月1日付で株式会社MCCマネジメントの子会社となり、株式会社MCCホールセール、株式会社MCCプランニング、株式会社MCC保険サービスへそれぞれ商号変更されている。さらに、株式会社MCCプランニングは同年10月1日付で、株式会社MCCホールセールは2023年7月1日付[注釈 1]で株式会社MCCマネジメントへ順次吸収合併されている。

関連会社

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  • セントラル&マツモトキヨシタイリミテッド - タイ王国におけるドラッグストア事業の開発・運営。セントラル・グループとの合弁。
  • 台湾松本清股份有限公司 - 台湾でのドラッグストア事業の開発・運営。
  • マツモトキヨシ香港株式会社 - 海外市場調査。
  • マツモトキヨシベトナム ジョイント ストック カンパニー - ベトナムにおけるドラッグストア事業の開発・運営。

業務提携企業

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フランチャイズ加盟企業

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フランチャイズ加盟企業とは、株式会社マツモトキヨシのフランチャイズ・パッケージにより「マツモトキヨシ」のCIの利用や取扱商品の供給を受けるパートナー企業である[1]

過去のグループ企業

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  • パワーズドラッグ (北海道) - 2003年8月業務提携、2004年6月解消。(富士薬品グループ入りの後、モリキに吸収合併されて消滅)
  • 藤越福島県) - 2004年8月6日業務提携、2008年2月20日解消(2007年11月ヨークベニマルと業務・資本提携の後、スーパー事業に集中する為)[16]
  • ナチュラル (福岡県) - 2001年10月業務提携、2005年7月解消。2013年8月に店舗名と同じドラッグストアモリに商号変更されている。
  • ドラッグイレブン (福岡県) - 2004年2月10日業務提携、2008年3月14日解消[17]。同年10月にセガミメディクス(現・ココカラファインヘルスケア)と業務提携し、WINグループに加盟。2007年5月にJR九州の傘下となり、2012年7月にJR九州ドラッグイレブンに商号変更。2020年5月にハピコム系列のツルハホールディングスがJR九州から株式の一部を取得して子会社化したことでツルハグループの一員となり、2021年5月16日付で店舗名と同じドラッグイレブンへ回帰された。
  • 高田薬局静岡県) - 2001年5月業務提携(初めてマツモトキヨシグループとなった企業)、2008年4月11日解消(ハピコム系列のウエルシア関東との経営統合を発表した際、マツモトキヨシへの事前説明なしの発表だった為)[18]。同社は予定通り同年9月にウエルシア関東と経営統合し、ハピコムへ加入。2014年9月にグループ内の再編によりウエルシア関東へ吸収合併され、ウエルシア薬局となった。
  • シミズ薬品京都府) - 2002年2月業務提携、2008年9月30日解消[19]。同年8月に加盟したハピコムへ完全移行。2015年3月にウエルシアホールディングスの完全子会社となった。
  • オージョイフル (大阪府) - 2005年9月業務提携、2009年2月28日解消(3月1日付でダイキと合併し、解散することになった為)[20]
  • ドラッグフジイ富山県)- 2001年6月業務提携、2009年7月31日解消[21]。2010年12月21日にウエルシア関東(現・ウエルシア薬局)と資本・業務提携を締結したのち、2012年9月1日にウエルシアホールディングスの完全子会社化と同時にウエルシア関東(現・ウエルシア薬局)に吸収合併されて消滅。
  • 横浜ファーマシー青森県)- 2014年1月にカワチ薬品に完全子会社化される。

ポイントカードのグループ共通利用化について

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従来からマツモトキヨシが展開しているポイントカードをグループ企業でも利用できるように、各社独自のポイントシステムからマツモトキヨシのポイントシステムへの統合が進められており、「マツモトキヨシ(グループ会社が運営する店舗及びフランチャイズ店舗を含む)」に加え、マツモトキヨシ九州販売が運営する「ミドリ薬品」、マツモトキヨシ甲信越販売が運営する「ファミリードラッグ」・「ドラッグナカジマ/中島ファミリー薬局」・「シメノドラッグ」、マツモトキヨシ東日本販売が運営する「ダルマ」、ぱぱすが運営する「どらっぐぱぱす」、マツモトキヨシ中四国販売が運営する「くすりのラブ」でも利用可能である(ダルマは2013年4月より、シメノドラッグは2014年10月より、どらっぐぱぱすは同年11月より、くすりのラブは2015年2月より順次利用開始)。

「現金ポイントカード」のカードデザインは基本的に同一だが、グループ企業が発行する分についてはカード表面の「Point Card(マツモトキヨシ九州販売(旧ミドリ薬品)発行分は"ポイントカード"とカタカナ表記になる)」と「マツモトキヨシ」ロゴの間にグループ企業が展開する店舗名(マツモトキヨシ甲信越販売発行分は「ファミリードラッグ」、旧杉浦薬品発行分は「ヘルスバンク」)が記され、表面右上の「Matsumoto KiYoshi」の部分は「マツモトキヨシチェーン(旧杉浦薬品発行分は「マツモトキヨシホールディングスグループ」)」に変更されている。また、旧ダルマ薬局(現在のマツモトキヨシ東日本販売)発行分は「Point Card」の上にマツモトキヨシホールディングスのコーポレートシンボルと「マツモトキヨシホールディングスグループ」が明記される。なお、クレジット機能付の「メンバーズクレジットカード」は基本的にカードデザインはほぼ同一で、発行元により細かなデザインの違いがある程度である。なお、この「メンバーズクレジットカード」は「現金ポイントカード」の設定がない旧イタヤマメディコ(現在のマツモトキヨシ甲信越販売)発行元のものが存在していた。

マツモトキヨシ九州販売(旧ミドリ薬品)発行分には、黄色の「現金ポイントカード」に加え、青緑色の「ゴールド会員カード」が存在する。こちらは「現金ポイントカード」の機能に加え、システム統合前から展開している「ミドリ薬品」のみで受けられる独自サービス機能(一部製品の常時割引など)を付加したものである。「ゴールド会員カード」を取得するには入会金が必要だが、既に旧仕様の「ゴールド会員カード」を所持している方は新カードへの切換が無料となっている。

マツモトキヨシ中四国販売発行分には、右下に緑の四角に白字で「シニア会員」と書かれた「シニアポイントカード」が存在する。これは、かつて同社子会社であったラブドラッグスが発行していた「くすりのラブ現金ポイントカード」に用意されている60歳以上の方を対象とした「シニアポイントカード(こちらは右下に青の四角に白文字で「シニア会員」が明記される)」の「マツモトキヨシ」ロゴ仕様で、1回の支払ごとに通常ポイントに加えて特典ポイントとして10ポイント(毎月15日は「特別デー」として倍の20ポイント)が付与される。なお、本サービスはマツモトキヨシ中四国販売独自のサービスであるため、マツモトキヨシ中四国販売以外のグループ会社が運営する「マツモトキヨシ」では通常ポイントのみの付与となるので注意が必要である。

なお、2018年4月からNTTドコモの「dポイント」の取扱が開始されたが、「dポイントカード」とマツモトキヨシのカード(現金ポイントカードまたはメンバーズクレジットカード)を一緒に提示することが可能で、提示したカードそれぞれにポイントが付与される(ただし、全額を「dポイント」で支払った場合にはマツモトキヨシのカードにポイントが付与されないなど、両方のカードにポイントが付与されるには条件がある)。

2023年6月1日にココカラファイングループ(ココカラファイン、ココカラファイン+イズミヤセイジョー、ドラッグセガミ、ジップドラッグライフォートクスリのコダマ)のポイントサービスと統合され、名称を「マツキヨココカラポイント」に改めた。統合に伴い、同年5月31日付でGOOPON会員から退会となり、免税会計でのポイントサービス(付与・利用共に)が対象外となり、「現金ポイントカード」も統合日以降に新規発行されるカードが新デザインの「マツキヨココカラポイントカード」となった。併せて、2022年2月1日から開始しているココカラファイングループでの「現金ポイントカード」・「メンバーズクレジットカード」のポイント付与に加えて、ポイント利用も可能となり、ステージアップ制度はココカラファイングループ店舗での利用も購入金額の集計対象となった。また、「ココカラクラブカード」やココカラ公式アプリを保有している場合、店頭やWebサイトからの手続きにより会員情報を統合することも可能である(統合を行うことでココカラファイングループでの保有ポイントや購入金額(月間・年間共)が一つに合算され、合算後の購入金額がステージアップ制度の条件に合致する場合は統合後にステージアップされる。ただし、店舗によってカードと公式アプリを使い分けている場合、会員情報を統合するとカードが使用不可となるので注意が必要)。

グループ会社のコーポレートサイト統合

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2015年7月1日に、日本のドラッグストアチェーンでは初の試みとなるオムニチャネル化に向けた「マツモトキヨシ」公式サイトの全面刷新[22]に合わせて、グループ会社の情報(会社概要・店舗情報など)も「マツモトキヨシ」公式サイトで閲覧できるようになった。このため、一部のグループ会社はコーポレートサイトを「マツモトキヨシ」公式サイトに統合されており、「マツモトキヨシ」公式サイトへの統合案内とマイページ機能・ポイント統合の案内などが明記されている。

関連項目

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注釈

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  1. ^ 同日に旧ココカラファイン子会社の株式会社MCCエナジーも吸収合併している

出典

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  1. ^ 株式会社マツモトキヨシ”. マツキヨココカラ&カンパニー. 2021年2月17日閲覧。
  2. ^ 当社連結子会社による「株式会社京成ストア」とのフランチャイズ契約締結及びフランチャイズ1号店に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)株式会社マツモトキヨシホールディングス、2018年9月13日https://www.matsukiyococokara.com/news/archive/matsukiyo/pdf/1b5c522fedb68d7853c3498c278a14fc.pdf2021年10月3日閲覧 
  3. ^ 当社連結子会社による「株式会社東急ステーションリテールサービス」とのフランチャイズ契約締結に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)株式会社マツモトキヨシホールディングス、2018年10月3日https://www.matsukiyococokara.com/news/archive/matsukiyo/pdf/b2eb8c3caa2a87cdabf9ae592070cc71.pdf2021年10月3日閲覧 
  4. ^ 株式会社東急ストアと株式会社東急ステーションリテールサービスを合併』(PDF)(プレスリリース)東急、東急ストア、東急ステーションリテールサービス、2021年12月27日https://www.tokyu.co.jp/image/news/pdf/20211227-1.pdf2022年1月22日閲覧 
  5. ^ 当社子会社による「株式会社キョーエイ」とのフランチャイズ契約締結についてのお知らせ』(PDF)(プレスリリース)株式会社マツモトキヨシホールディングス、2007年10月9日https://www.matsukiyococokara.com/news/archive/matsukiyo/pdf/577ba96eeeefd050a287117b771b4a5b.pdf2021年10月2日閲覧 
  6. ^ 子会社による「JAいずも」とのフランチャイズ契約に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)株式会社マツモトキヨシホールディングス、2007年11月5日https://www.matsukiyococokara.com/news/archive/matsukiyo/pdf/8856e8dddfd87fa386599316fd099e9b.pdf2021年10月2日閲覧 
  7. ^ 当社連結子会社による「株式会社京王ストア」とのフランチャイズ契約締結に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)株式会社マツモトキヨシホールディングス、2018年12月13日https://www.matsukiyococokara.com/news/archive/matsukiyo/pdf/a44bb67387bac161c1f8f75a641577a0.pdf2021年10月2日閲覧 
  8. ^ 京王ストアとマツモトキヨシがフランチャイズ契約を締結し、京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンターA館2階に初出店します! (PDF) - 京王グループ ニュースリリース 2019年2月5日(2020年9月28日閲覧)
  9. ^ 子会社による「株式会社明治堂薬品」とのフランチャイズ契約に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)株式会社マツモトキヨシホールディングス、2008年4月1日https://www.matsukiyococokara.com/news/archive/matsukiyo/pdf/ff31252c44dc8dbf0815060a6b048f37.pdf2021年10月2日閲覧 
  10. ^ 子会社による「株式会社ヤスイ」とのフランチャイズ契約に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)株式会社マツモトキヨシホールディングス、2011年2月16日https://www.matsukiyococokara.com/news/archive/matsukiyo/pdf/61645c2ce18795a9434a190b71ea07aa.pdf2021年10月2日閲覧 
  11. ^ 当社連結子会社による「東京シティ・エアターミナル株式会社」とのフランチャイズ契約締結に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)株式会社マツモトキヨシホールディングス、2019年2月14日https://www.matsukiyococokara.com/news/archive/matsukiyo/pdf/54776180ece2a767973f74d688a81e6d.pdf2021年10月3日閲覧 
  12. ^ 子会社による「株式会社スーパーバリュー」とのフランチャイズ契約に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)株式会社マツモトキヨシホールディングス、2008年4月21日https://www.matsukiyococokara.com/news/archive/matsukiyo/pdf/50ea2c7329c3e0ec8c8a474d94a0348e.pdf2021年10月2日閲覧 
  13. ^ 子会社による「株式会社遠鉄ストア」とのフランチャイズ契約に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)株式会社マツモトキヨシホールディングス、2013年7月30日https://www.matsukiyococokara.com/news/archive/matsukiyo/pdf/87e2e1bb9b8025a76c0b1a441e3e904e.pdf2021年10月2日閲覧 
  14. ^ 子会社による「株式会社オークワ」とのフランチャイズ契約に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)株式会社マツモトキヨシホールディングス、2012年9月6日https://www.matsukiyococokara.com/news/archive/matsukiyo/pdf/72ae330599386a349d86e50e84c6256f.pdf2021年10月2日閲覧 
  15. ^ 子会社による「株式会社フード三国」とのフランチャイズ契約に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)株式会社マツモトキヨシホールディングス、2014年12月10日https://www.matsukiyococokara.com/news/archive/matsukiyo/pdf/31ccd56d4bde96f39d99fee17b311ec4.pdf2021年10月2日閲覧 
  16. ^ 業務提携解消に関するお知らせ
  17. ^ 業務提携解消に関するお知らせ
  18. ^ 業務提携解消に関するお知らせ
  19. ^ 業務提携解消に関するお知らせ
  20. ^ 業務提携解消に関するお知らせ
  21. ^ 業務提携契約解消のお知らせ
  22. ^ マツモトキヨシグループのオムニチャネル化が加速 店舗とオンラインストアとの連携を強化し、お客様との接点を拡充 (PDF) - マツモトキヨシホールディングス 2015年7月2日(2015年7月26日閲覧)

外部リンク

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