マット・サイス

アメリカ合衆国のプロ野球選手

マシュー・ケビン・サイスMatthew Kevin Thaiss, 1995年5月6日 - )は、 アメリカ合衆国ニュージャージー州オーシャン郡ジャクソン・タウンシップ英語版出身のプロ野球選手捕手)。右投左打。MLBシカゴ・ホワイトソックス所属。

マット・サイス
Matt Thaiss
シカゴ・ホワイトソックス
2019年8月4日
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ニュージャージー州オーシャン郡ジャクソン・タウンシップ英語版
生年月日 (1995-05-06) 1995年5月6日(29歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
215 lb =約97.5 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 捕手一塁手三塁手
プロ入り 2016年 MLBドラフト1巡目(全体16位)
初出場 2019年7月3日
年俸 $740,000(2023年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

メディアによっては「タイス」と表記されることもある。

経歴

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プロ入り前

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2013年MLBドラフト32巡目(全体953位)でボストン・レッドソックスから指名されたが、この時は契約せずにバージニア大学へ進学した。

プロ入りとエンゼルス時代

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2016年MLBドラフト1巡目(全体16位)でロサンゼルス・エンゼルスから指名され[2]、プロ入り。アマチュア時代は捕手を務めていたが、プロ入り後は打力を活かすために一塁手にコンバートされた。契約後、傘下のパイオニアリーグのルーキー級オレム・オウルズ英語版でプロデビュー。A級バーリントン・ビーズ英語版でもプレーし、2球団合計で67試合に出場して打率.292、6本塁打、43打点、3盗塁を記録した。

2017年はA+級インランド・エンパイア・シックスティシクサーズ英語版とAA級モービル・ベイベアーズでプレーし、2球団合計で133試合に出場して打率.274、9本塁打、73打点、8盗塁を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、スコッツデール・スコーピオンズに所属した。

2018年はAA級モービルとAAA級ソルトレイク・ビーズでプレーし、2球団合計で125試合に出場して打率.280、16本塁打、76打点、8盗塁を記録した。

2019年は開幕をAAA級ソルトレイク・ビーズで迎えた。7月3日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りすると[3]、同日のテキサス・レンジャーズ戦にて「7番・三塁手」で先発出場してメジャーデビュー(この試合は3打数1安打)[4]。この年メジャーでは53試合に出場して打率.211、8本塁打、23打点を記録した。

2020年はメジャーで8試合にのみ出場し、打率.143、出塁率.280、長打率.286、OPS.566にとどまった。

2021年も開幕をAAA級ソルトレイクで迎えた。7月28日にメジャーに昇格するが、メジャーではわずか2試合の出場にとどまり、8月2日にAAA級ソルトレイクに降格した。このとき、チームの事情により一塁手からプロ入り前のポジションである捕手にコンバートされている。9月30日、この年の先発を終えたジャンソン・ジャンクと入れ替わりでメジャー昇格した。監督のジョー・マドンはメジャー昇格後もサイスを内野手ではなく捕手として出場させる方針を示した。

2022年は40人枠内の選手としてスプリングトレーニングに参加したが、3月30日にAAA級ソルトレイクに配属され、マイナーで開幕を迎えることとなった。8月にメジャーに昇格し、控えの捕手兼控えの内野手としてシーズン終了まで出場を続けた。

2023年からそれまで着けていた背番号12を新加入のハンター・レンフローが着用することになったため、背番号が21に変更となった。この年の開幕ロースター入りをベテラン捕手のマックス・スタッシやルーキー捕手のローガン・オーハッピーらと争っていたが、サイスのマイナーオプションが切れていることに加えスタッシが臀部の張りが原因で故障者リスト入りしたことに伴い、キャリア初の開幕ロースター入りを果たした。

2024年11月14日にチームがケビン・ニューマンを獲得したことに伴い、DFAとなった[5]

エンゼルス退団後〜ホワイトソックス時代

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2024年11月20日に金銭トレードでシカゴ・カブスへ移籍した[6]が、12月17日に再び金銭とのトレードで同じくシカゴに本拠地を置くシカゴ・ホワイトソックスへ移籍した[7]

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2019 LAA 53 164 147 17 31 7 0 8 62 23 0 0 0 0 17 0 0 52 4 .211 .293 .422 .714
2020 8 25 21 3 3 0 0 1 6 1 0 0 0 0 4 0 0 8 1 .143 .280 .286 .566
2021 3 8 7 1 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 1 0 .143 .250 .143 .393
2022 29 81 69 9 15 1 0 2 22 8 1 0 0 1 11 1 0 24 2 .217 .321 .319 .640
2023 95 307 262 32 56 6 0 9 89 31 2 0 0 3 36 1 6 83 4 .214 .319 .340 .659
2024 57 186 157 14 32 9 0 2 47 16 3 0 0 1 28 0 0 58 2 .204 .323 .299 .622
MLB:6年 245 771 663 76 138 23 0 22 227 79 6 0 0 5 97 2 6 226 13 .208 .313 .342 .655
  • 2024年度シーズン終了時

年度別守備成績

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捕手守備


捕手(C)






















2022 LAA 14 96 3 0 0 1.000 0 8 5 3 .375
2023 82 596 14 8 0 .987 2 41 34 7 .171
MLB 96 692 17 8 0 .989 2 49 39 10 .204
内野守備


一塁(1B) 二塁(2B) 三塁(3B)




































2019 LAA 13 80 5 0 2 1.000 - 43 16 54 7 5 .909
2020 2 14 1 0 2 1.000 1 0 3 1 0 .750 1 0 0 0 0 ----
2021 2 17 1 0 0 1.000 - -
2022 11 57 3 0 4 1.000 - 3 2 3 0 1 1.000
2023 3 18 0 0 1 1.000 - -
MLB 31 186 10 0 9 1.000 1 0 3 1 0 .750 47 18 57 7 6 .915
左翼守備


左翼(LF)












2020 LAA 1 1 0 0 0 1.000
MLB 1 1 0 0 0 1.000
  • 2023年度シーズン終了時

背番号

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  • 23(2019年 - 2021年)
  • 12(2022年)
  • 21(2023年 - 2024年)

脚注

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  1. ^ Matt Thaiss Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2023年4月16日閲覧。
  2. ^ Alden Gonzalez (2016年6月9日). “Angels pick Virginia catcher Thaiss at No. 16” (英語). MLB.com. 2019年11月9日閲覧。
  3. ^ Steve Adams (2019年7月3日). “Angels To Promote Matt Thaiss” (英語). MLB Trade Rumors. 2019年11月9日閲覧。
  4. ^ Los Angeles Angels at Texas Rangers Box Score, July 3, 2019” (英語). Baseball-Reference.com. 2019年11月9日閲覧。
  5. ^ Darragh McDonald (2024年11月14日). “Angels Designate Matt Thaiss For Assignment” (英語). MLB Trade Rumors. 2024年11月23日閲覧。
  6. ^ Darragh McDonald (2024年11月20日). “Cubs Acquire Matt Thaiss” (英語). MLB Trade Rumors. 2024年11月23日閲覧。
  7. ^ Anthony Franco (2024年12月17日). “White Sox Acquire Matt Thaiss From Cubs” (英語). MLB Trade Rumors. 2024年12月19日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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