ポールトゥーウィン
(ポールトゥウィンから転送)
ポールトゥーウィンとは、モータースポーツにおいて、ポールポジション(以下PP)からスタートして、レースでも優勝することを指す[1]。
概要
編集F1のモナコGP・スペインGPなど、抜きどころのないサーキットで行われるレースではこういった結果に終わることが多い[2]。 ただし、そのレース中スタートからゴールまで常にトップを走っていたわけではなくても、PPからスタートして決勝で最終的に優勝した場合はポールトゥーウィンとみなされる。例えば1988年のF1フランスGPでは、PPからスタートしたアラン・プロストがタイヤ交換でアイルトン・セナに先行されるも抜いて優勝、同1988年の日本GPでは、今度はセナがスタート失敗による14番手転落からの追い上げで優勝しているが、どちらもポールトゥーウィンである[3]。
F1におけるポールトゥーウィン達成回数
編集(2019年終了現在)
通算達成数
編集順位 | 回数 | ドライバー |
---|---|---|
1 | 58 | ルイス・ハミルトン[4] |
2 | 40 | ミハエル・シューマッハ |
3 | 31 | セバスチャン・ベッテル |
4 | 29 | アイルトン・セナ |
5 | 18 | アラン・プロスト |
6 | 17 | ナイジェル・マンセル |
7 | 15 | ファン・マヌエル・ファンジオ ジム・クラーク ニコ・ロズベルグ |
10 | 14 | フェルナンド・アロンソ |
年間達成数
編集順位 | 回数 | ドライバー |
---|---|---|
1 | 9 | セバスチャン・ベッテル(2011年) ナイジェル・マンセル(1992年) |
3 | 8 | ミハエル・シューマッハ(2004年) ルイス・ハミルトン(2017年,2019年) |
5 | 7 | アイルトン・セナ(1988年,1991年) |
6 | 6 | アラン・プロスト(1993年) ニコ・ロズベルグ(2016年) |
8 | 5 | アルベルト・アスカリ(1952年) ジム・クラーク(1963年) ジェームズ・ハント(1976年) マリオ・アンドレッティ(1978年) ジャック・ヴィルヌーブ(1997年) ミカ・ハッキネン(1998年) |
※各ドライバーの自己ベストのみ記載[6]
連続達成数
編集順位 | 回数 | ドライバー |
---|---|---|
1 | 6 | ミハエル・シューマッハ[7] |
2 | 5 | ナイジェル・マンセル |
3 | 4 | アルベルト・アスカリ アイルトン・セナ フェルナンド・アロンソ ルイス・ハミルトン |
7 | 3 | ジャック・ブラバム ジム・クラーク セバスチャン・ベッテル ニコ・ロズベルグ |
※各ドライバーの自己ベストのみ記載[8]。
脚注
編集- ^ “ポール・トゥ・ウィン”. portf.co (2018年9月29日). 2018年11月7日閲覧。
- ^ “ポール・トゥー・ウィンとは?”. formula1-data.com (2017年3月1日). 2018年11月21日閲覧。
- ^ “F1史上に残る名バトル「セナプロ対決」…鈴鹿F1日本GPでの対決を振り返る”. motorz.jp (2016年9月20日). 2018年11月9日閲覧。
- ^ “RACE: Hamilton heads Mercedes 1-2, as Verstappen edges Vettel”. formula1.com. (2018年5月13日) 2018年10月26日閲覧。
- ^ “ポールトゥウインレース数”. f1-data.jp. 2018年10月26日閲覧。
- ^ “年間ポールトゥーウィン”. f1-data.jp. 2018年11月9日閲覧。
- ^ 2000年イタリアグランプリ~2001年マレーシアグランプリにかけて記録
- ^ “連続ポールトゥーウィン”. f1-data.jp. 2018年11月9日閲覧。