ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのアルバム
『ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート』(White Light/White Heat)は、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドが1968年に発表した2作目のスタジオ・アルバム。ルー・リードと共に結成の中心メンバーだったベーシストのジョン・ケイルが参加した最後のスタジオ・アルバムでもある。
『ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート』 | ||||
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ヴェルヴェット・アンダーグラウンド の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | ニューヨーク、メイフェア・レコーディング・スタジオ(1967年9月) | |||
ジャンル |
ロック 実験音楽 プロト・パンク | |||
時間 | ||||
レーベル | ヴァーヴ・レコード | |||
プロデュース | トム・ウィルソン | |||
ヴェルヴェット・アンダーグラウンド アルバム 年表 | ||||
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『ローリング・ストーン』誌が選んだ「歴代最高のアルバム500選」において272位に選ばれている[1]。
概要
編集背景
編集前作『ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ』のセールス面で失敗に終わった後、彼等は1967年のほとんどをツアーに費やし、本作の内容に繋がるノイジーな即興演奏を披露した。
ツアー後、前作のプロデューサーで発表後から関係が悪化していたアンディ・ウォーホルと袂を分かち、ウォーホルが連れて来たニコとも離別した。そして所属していたヴァーヴ・レコードの親会社であるMGMレコードの東部A&Rの部長トム・ウィルソンを新たなプロデューサーに迎えた。
内容
編集性転換について歌った「レディ・ゴダイヴァズ・オペレイション」や、ドラッグ使用に伴う幻覚症状についてのタイトル曲「ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート」など、性やドラッグに踏み込んだ前作より更に過激度、暴力性が増した内容となっている。現代音楽に造詣が深いジョン・ケイル色が強く出た、極めて実験的なアルバムである。
収録曲
編集作詞はルー・リードによる。
# | タイトル | 作曲 | リード・ヴォーカル | 時間 |
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1. | 「ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート (White Light/White Heat)」 | ルー・リード | ルー・リード | |
2. | 「ザ・ギフト (The Gift)」 | ルー・リード、スターリング・モリソン、ジョン・ケイル、モーリン・タッカー | ジョン・ケイル | |
3. | 「レディ・ゴダイヴァズ・オペレイション (Lady Godiva’s Operation)」 | ルー・リード | ジョン・ケイル、ルー・リード | |
4. | 「ヒア・シー・カムズ・ナウ (Here She Comes Now)」 | ルー・リード、スターリング・モリソン、ジョン・ケイル、モーリン・タッカー | ルー・リード | |
合計時間: |
# | タイトル | 作曲 | リード・ヴォーカル | 時間 |
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1. | 「アイ・ハード・ハー・コール・マイ・ネーム (I Heard Her Call My Name)」 | ルー・リード | ルー・リード | |
2. | 「シスター・レイ (Sister Ray)」 | ルー・リード、スターリング・モリソン、ジョン・ケイル、モーリン・タッカー | ルー・リード | |
合計時間: |
パーソネル
編集ヴェルヴェット・アンダーグラウンド
技術スタッフ
脚注
編集- ^ “The 500 Greatest Albums of All Time” (英語). Rolling Stone (2020年9月22日). 2021年12月28日閲覧。