ホワイトアバリオ
ホワイトアバリオ (White Abarrio、2019年3月18日 - ) はアメリカ合衆国の競走馬。主な勝ち鞍は2022年のフロリダダービー、2023年のホイットニーステークス、ブリーダーズカップクラシック。
ホワイトアバリオ | ||||||||||||
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欧字表記 | White Abarrio | |||||||||||
品種 | サラブレッド | |||||||||||
性別 | 牡 | |||||||||||
毛色 | 芦毛 | |||||||||||
生誕 | 2019年3月18日(5歳) | |||||||||||
父 | Race Day | |||||||||||
母 | Catching Diamonds | |||||||||||
母の父 | Into Mischief | |||||||||||
生国 | アメリカ合衆国 | |||||||||||
生産者 | スペンドスリフトファーム | |||||||||||
馬主 |
Clap Embroidery →C2 Racing Stable & La Milagrosa Stable →C2 Racing Stable & Antonio Pagnano | |||||||||||
調教師 |
Carlos Perez →Saffie Joseph Jr. →リチャード・ダトロー・ジュニア →Saffie Joseph Jr. | |||||||||||
競走成績 | ||||||||||||
生涯成績 | 15戦7勝 | |||||||||||
WBRR | M124 - I122 / 2023年[1] | |||||||||||
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経歴
編集デビュー前
編集2020年のOBSウインターミックスセールに出場し7,500ドルで販売された。さらに2021年のOBS3月セールで4万ドルにて転売された。
2~3歳時
編集ホワイトアバリオは当初カルロス・ペレス調教師の馬主組織であるクラップエンブロイダリーに所属していたが、デビュー戦の勝ちっぷりが目に留まり、C2レーシングに「6桁の数字」で非公開に売買され、サフィー・ジョセフ厩舎に移動することになった。
その後G3を楽勝して4戦3勝で迎えたフロリダダービーを快勝し[2]、ケンタッキーダービーに向かうが16着に惨敗、以降勝ちきれない競馬が続いた。
4歳時
編集古馬になると初戦のペガサスワールドカップに出走したがここも8着に惨敗。仕切り直しに3月の短距離戦に出走したところ久々の勝利を挙げ、陣営は5月のマイルG1メトロポリタンハンデキャップを狙うことにした。ところがこの頃チャーチルダウンズ競馬場で出走した同厩の2頭が立て続けに突然死した。当時チャーチルダウンズ競馬場では馬の死亡事故が多発していたため、サフィー・ジョセフ厩舎は無期限の出走停止処分を受けてしまう。ホワイトアバリオの主戦場である東海岸での出走には影響がなかったが、馬主はホワイトアバリオの出走機会が減るリスクを考え、結果リチャード・ダトロー・ジュニア厩舎に転厩することになった[3](なお検死報告で馬に問題がなかったため、ジョセフの処分は解除されている)。
転厩初戦のメトロポリタンハンデキャップは3着に敗退したものの、ダトロー調教師の感触としては悪いものではなかったらしく、2戦目のホイットニーステークスでは2番手追走から直線で突き抜け、当時6連勝中だったコディーズウィッシュなどの強豪相手に6馬身以上の差をつけ圧勝した[4]。
この圧勝を受けダトロー調教師はホワイトアバリオは間隔を空けて走らせた方がよいという結論に至り、ブリーダーズカップ・クラシックに照準を定めた陣営は、前哨戦を使わず直行させることにし、一般的な遠征馬よりもずっと早い9月中旬に当年のBC開催競馬場である西海岸のサンタアニタパーク競馬場に移動させ入念に乗り込んだ[5]。迎えたブリーダーズカップ・クラシックでは本命に支持されると3番手から早めに進出し直線で先頭に立ち、追撃するデルマソトガケを1馬身抑えて勝利した[6][7]。
血統表
編集ホワイトアバリオの血統 | (血統表の出典) | |||
父系 | シアトルスルー系 |
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父 Race Day 2011 芦毛 |
父の父 Tapit2001 芦毛 |
Pulpit | A.P. Indy | |
Preach | ||||
Tap Your Heels | Unbridled | |||
Ruby Slippers | ||||
父の母 Rebalite2004 鹿毛 |
More Than Ready | Southern Halo | ||
Woodmans Girl | ||||
Lucky Spell | In Reality | |||
Wealth of Nations | ||||
母 Catching Diamonds 2015 鹿毛 |
Into Mischief 2005 鹿毛 |
Harlan's Holiday | Harlan | |
Christmas in Aiken | ||||
Leslie's Lady | Tricky Creek | |||
Crystal Lady | ||||
母の母 Grand Breeze 2005 栗毛 |
Grand Slam | Gone West | ||
Birght Candles | ||||
Breeze Lass | It's Freezing | |||
Faneuil Lass | ||||
母系(F-No.) | (FN:9-e) | |||
5代内の近親交配 | Mr. Prospector 5×5 = 6.25% |
脚注
編集- ^ “The LONGINES World's Best Racehorse Rankings For 3yos and upwards which raced in 2023”. 国際競馬統括機関連盟. 2024年1月24日閲覧。
- ^ “米G1フロリダダービー、ホワイトアバリオが重賞連勝でKYダービーへ前進 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2022年4月3日閲覧。
- ^ “米G1馬ホワイトアバリオ、出走停止処分のジョセフ厩舎から転厩 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2023年5月25日閲覧。
- ^ “ホワイトアバリオ、米G1ホイットニーSを圧勝で復活の狼煙 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2023年8月6日閲覧。
- ^ “Dutrow Ecstatic About BC Classic Hopeful White AbarrioBlood Horse” (英語). 2023年10月15日閲覧。
- ^ “【BCクラシック】ホワイトアバリオが押し切り、デルマソトガケは大金星へあと一歩 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2023年11月5日閲覧。
- ^ “White Abarrio Scores Decisively in BC ClassicBlood Horse” (英語). 2023年11月4日閲覧。
外部リンク
編集- 競走馬成績と情報 Racing Post