プノンペン国際空港

カンボジアの空港

プノンペン国際空港(プノンペンこくさいくうこう、クメール語: អាកាសយានដ្ឋានអន្តរជាតិភ្នំពេញ: Phnom Penh International Airport)とは、カンボジア首都プノンペンの近郊にある国際空港。旧空港名は、ポチェントン国際空港。

プノンペン国際空港
អាកាសយានដ្ឋានអន្តរជាតិភ្នំពេញ
Phnom Penh International Airport
IATA: PNH - ICAO: VDPP
概要
国・地域 カンボジアの旗 カンボジア王国
所在地 プノンペン
種類 官民共用
運営者 カンボジア・エアポーツ
標高 12 m (40 ft)
座標 北緯11度32分47.60秒 東経104度50分38.90秒 / 北緯11.5465556度 東経104.8441389度 / 11.5465556; 104.8441389座標: 北緯11度32分47.60秒 東経104度50分38.90秒 / 北緯11.5465556度 東経104.8441389度 / 11.5465556; 104.8441389
公式サイト 公式サイト
地図
プノンペン国際空港の位置
プノンペン国際空港の位置
PNH/VDPP
プノンペン国際空港の位置
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
05/23 YES 3,000×44 アスファルト
統計(2015年[1]
旅客数 3,079,068
貨物取扱量 31,409
発着回数 36,395
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空港の一覧
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概要

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プノンペン市街から西に約7kmに位置し、首都の空の玄関口として機能している。1995年からフランスヴァンシ・エアポート)・マレーシアの民間共同体の手でBOT方式による空港施設の近代化が図られ、2001年の完成後は大型旅客機の就航も可能となった。

旧施設は大半が取り壊されたが、到着ゲートや国内線の一部で現在も利用されている。また、建物の東側にはVIP専用施設があり、国王一族や外国賓客に利用されている。

空港利用料は国際線25US$、国内線6US$。(2010年2月現在)

新空港の建設

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増加する旅客に対応するため、新空港を建設することが公表された [2]。2018年、プノンペン市中心部から南方30kmにあるカンダル州タクマオにて、新空港を建設する方針が明らかにされ[3]、建設費用は15億ドル、面積は2,600ヘクタールと見込まれている[4]

2023年に建設工事が完了する見込みである[5]。新空港の開港後も、当空港は国内線専用空港、軍用基地として利用される予定である。

歴史

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1956年にカンボジアのフラッグ・キャリアとしてロイアル・エア・カンボジアが設立され[6]、本空港をハブ空港として使用していた。しかし1975年から1979年にかけてのクメール・ルージュ政権下では国内の民間航空会社の運航は停止され、北京-プノンペン間に中国民航機が週1便発着するのみとなった[7]

その後、カンボジア・ベトナム戦争を経てベトナムおよびソ連をバックとしたカンプチア人民共和国が建国されると、カンボジア国内の民間航空はソ連・ロシアの支援を受けて徐々に復興することとなった[8]

就航航空会社と就航都市

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2020年以降、新型コロナウイルス感染症の影響により、多くの定期便が運休、減便、経路変更となっている。

航空会社就航地備考
カンボジア・アンコール航空 シェムリアップホーチミンハノイ上海浦東鄭州広州海口マカオ
カンボジア・エアウェイズ バンコク/スワンナプームホーチミンシンガポール北京大興成都天府深圳マカオ
ランメイ航空英語版 バンコク/スワンナプームクアラルンプール広州南寧長沙
スカイ・アンコール航空 バンコク/スワンナプームバンコク/ドンムアンソウル/仁川
エアアジア・カンボジア シェムリアップ
エアアジア クアラルンプール
中国国際航空 北京首都
アシアナ航空 ソウル/仁川
バンコク・エアウェイズ バンコク/スワンナプーム
キャセイパシフィック航空 香港
チャイナエアライン 台北
中国東方航空 上海浦東昆明
中国南方航空 広州深圳
エバー航空 台北
海南航空 深圳
インドネシア・エアアジア ジャカルタ
en:K-Mile Air バンコク/スワンナプーム 貨物
大韓航空 ソウル/仁川
ジェットスター・アジア航空 シンガポール
マレーシア航空 クアラルンプール
ミャンマー国際航空 ヤンゴン
フィリピン航空 マニラ
深圳航空 深圳
シンガポール航空 シンガポール
春秋航空 上海浦東深圳
タイ・エアアジア バンコク/ドンムアン
タイ国際航空 バンコク/スワンナプーム
タイ・ベトジェットエア バンコク/スワンナプーム
ベトナム航空 ホーチミンヴィエンチャン
厦門航空 廈門

2023年6月現在[9]

アクセス

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2018年4月10日、プノンペン駅までの鉄道が開業した[10][11]。105Kストリート上にレールが敷設された[12]。2020年7月より運休し[13]、レールは埋められている[14]

脚注

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  1. ^ Traffic Data カンボジア・エアポーツ(2016年5月11日閲覧)
  2. ^ プノンペンに第2国際空港 カンボジア首相、旅行客年700万人誘致
  3. ^ 首都とシエムレアプに新空港=首相が確認 - NAA ASIA 2018年1月19日
  4. ^ カンダール州タクマオに新空港建設 観光客急増に対応[経済] - CAMODIA BUSINESS PARTNERS 2018年1月26日
  5. ^ プノンペンの新国際空港は予定通りに建設着手 カンボジア[経済] - CAMODIA BUSINESS PARTNERS 2019年12月16日
  6. ^ 『コロンボ計画-南および南東アジアにおける協同経済開発計画-』外務省経済協力局技術協力第一課編、1958年、27頁。 
  7. ^ NHK 編『謎の国・カンボジア』日本放送出版協会、1979年1月20日、91頁。NDLJP:12183567/48 
  8. ^ 荒井利明 (1989.11). “最近のインドシナ情勢 -カンボジア和平の行方-”. アジアと日本 190: 20. 
  9. ^ Information on arrivals and departures - Cambodia Airports
  10. ^ A ride to the airport on Phnom Penh’s latest mode of public transport - The Phnom Penh Post 2018年4月10日
  11. ^ Airport train gives inaugural ride - Khmer Times 2018年4月11日
  12. ^ Phnom Penh airport train vexes residents - The Phnom Penh Post, 27 April 2018
  13. ^ Airport shuttle train service may be temporarily halted - Khmer Times, July 9, 2020
  14. ^ Airport rail system off track for now - Khmer Times, December 8, 2020

外部リンク

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