ファーティフ (フリゲート)
ファーティフ (TCG Fatih、F-242) はトルコ海軍のヤウズ級フリゲートの3番艦である。本艦は同級で初めてトルコ国内で建造された艦で、トルコ海軍の近代化のためギョルジュク海軍工廠で建造することになった4隻のうちの1隻である[1]。B+V社のMEKO 200型フリゲートに基づいている。艦名はコンスタンティノープルを征服し、オスマン帝国の版図を大きく広げたメフメト2世の別名「征服王 (Fatih、ファーティフ)」にちなむ。
ファーティフ TCG Fatih (F-242) | |
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基本情報 | |
建造所 | ギョルジュク海軍工廠 |
運用者 | トルコ海軍 |
艦種 | フリゲート |
級名 | ヤウズ級 (MEKO 200 TN型) |
艦歴 | |
進水 | 1987年4月24日 |
就役 | 1988年10月12日 |
現況 | 現役 |
要目 | |
基準排水量 | 2,919トン |
全長 | 115.5m |
最大幅 | 14.2m |
吃水 | 4.1m |
機関 | CODAD方式 |
主機 | MTU20V1163 TB93ディーゼル × 4基 |
電源 | MTU/SIEMENS 775 kVA発電機 × 3基 |
出力 | 36,438仏馬力 (26,800 kW) |
推進器 | 可変ピッチ・プロペラ × 2軸 |
最大速力 | 27ノット |
航続距離 | 4100海里 (18ノット巡航時) |
乗員 | 185名 |
兵装 |
54口径127mm単装砲(Mk.45 5インチ砲) × 1門 25mm シー・ゼニス CIWS × 3基 Mk.32 3連装短魚雷発射管 × 2基 ハープーン SSM 4連装発射筒× 2基 Mk.29 8連装シースパロー SAM発射機 ×1基 |
搭載機 | アグスタ・ベル AB 212ASWまたはS-70B-28 × 1機 |
C4ISTAR | STACOS戦術情報処理装置 |
レーダー |
DA-08/1S 対空捜索レーダー WM-25 短SAM/砲射撃指揮レーダー AWS-6 低空警戒/対水上レーダー STIR-24 短SAM射撃指揮レーダー デッカTM 1226 航法レーダー TMKu CIWS射撃指揮レーダー×2 |
ソナー | DE-1160 ソナーシステム |
電子戦・ 対抗手段 |
ラカル・カトラスB1 電波探知装置 ラカル・スコルピオンB1 電波妨害装置 Mk.137 6連装デコイ発射機×2基 AN/SLQ-25 対魚雷デコイ装置 |
ファーティフは1987年に進水し、1988年に就役した。全長115.5メートル、幅14.2メートル、喫水4.1メートルで、乗組員は士官21名、下士官96名、技官9名、兵員59名の計185名である。
装備
編集兵装
編集- 1 x 54口径127mm単装砲(Mk.45 5インチ砲)
- 3 × 25mm シー・ゼニス CIWS
- 2 x 4連装 ハープーン SSM発射筒
- 1 x Mk.29 8連装シースパローSAM発射機(予備弾8発)
- 2 x Mk.32 3連装短魚雷発射管、Mk.46魚雷
センサー
編集参考文献
編集外部リンク
編集- ヤウズ級フリゲート、トルコ海軍