バレーボール女子世界選手権
バレーボール女子世界選手権(ばれーぼーるじょしせかいせんしゅけん、英語: FIVB Women's World Championship)は1952年から始まったバレーボール世界選手権の女子大会である。
開始年 | 1952 |
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主催 | 国際バレーボール連盟 |
チーム数 | 32チーム |
前回優勝 | セルビア |
最多優勝 | ロシア (7) |
公式サイト | |
公式ウェブサイト |
概要
編集第1回の開催国はソビエト連邦(当時)で出場国は8か国だった。日本での初出場は第3回のブラジル大会で銀メダルを獲得[1]。
1962年大会では日本がソビエト連邦を破り優勝した。ここからしばらくの間、日本とソビエトの2強時代が続いた。1967年1月に行われた日本大会は、出場国は4か国(日本・アメリカ合衆国・韓国・ペルー)で、その理由は北朝鮮が正式国名になっていないため、国旗掲揚・国歌演奏が行われなかったことを不服として参加を拒否。ソビエト連邦が同調し参加を取りやめた。日本が優勝したものの史上最も盛り上がらない大会となり、世界選手権の伝統と権威が揺らぐものとなり、国際問題となった。1974年大会も日本が優勝した。
2006年は男女共同で日本で開催されたが、2005年11月には2010年の女子大会も日本で行われることが決定した。女子大会が2大会連続で同一国で開催されるのは史上初である。
2022年大会より開催地決定は公募制となった[2]。
競技方式(出場枠・試合形式)
編集出場枠
編集出場チーム数は何度も変更が行われているが、現在の出場チーム数は24チームである(2002年より)。開催国と前回大会優勝チームが出場できるほか、各大陸における予選を勝ち抜いた上位チームが出場となる。出場できるチーム数の各大陸の内訳はFIVBランキングを元に決定される。ただし、2022年大会は、予選は特別に行われず、開催国と2018年大会優勝チームに加え、2021年度の各大陸選手権の優勝チームと準優勝チームに出場権が与えられ、それ以外はFIVBランキング上位に出場権が与えられた。
試合方式
編集試合方式は年ごとに変わっているが、2025年大会では、FIFA女子ワールドカップと同じ大会方式となった。
成績
編集開催年 | 数 | 開催国 | 優勝 | 準優勝 | 3位 | 4位 |
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1952年(第1回) | 8 | ソビエト連邦 | ソビエト連邦 | ポーランド | チェコスロバキア | ブルガリア |
1956年(第2回) | 17 | フランス | ソビエト連邦 | ルーマニア | ポーランド | チェコスロバキア |
1960年(第3回) | 10 | ブラジル | ソビエト連邦 | 日本 | チェコスロバキア | ポーランド |
1962年(第4回) | 10 | ソビエト連邦 | 日本 | ソビエト連邦 | ポーランド | ルーマニア |
1967年(第5回) | 4 | 日本 | 日本 | アメリカ合衆国 | 韓国 | ペルー |
1970年(第6回) | 16 | ブルガリア | ソビエト連邦 | 日本 | 北朝鮮 | ハンガリー |
1974年(第7回) | 23 | メキシコ | 日本 | ソビエト連邦 | 韓国 | 東ドイツ |
1978年(第8回) | 23 | ソビエト連邦 | キューバ | 日本 | ソビエト連邦 | 韓国 |
1982年(第9回) | 24 | ペルー | 中国 | ペルー | アメリカ合衆国 | 日本 |
1986年(第10回) | 16 | チェコスロバキア | 中国 | キューバ | ペルー | 東ドイツ |
1990年(第11回) | 16 | 中国 | ソビエト連邦 | 中国 | アメリカ合衆国 | キューバ |
1994年(第12回) | 16 | ブラジル | キューバ | ブラジル | ロシア | 韓国 |
1998年(第13回) | 16 | 日本 | キューバ | 中国 | ロシア | ブラジル |
2002年(第14回) | 24 | ドイツ | イタリア | アメリカ合衆国 | ロシア | 中国 |
2006年(第15回) | 24 | 日本 | ロシア | ブラジル | セルビア | イタリア |
2010年(第16回) | 24 | 日本 | ロシア | ブラジル | 日本 | アメリカ合衆国 |
2014年(第17回) | 24 | イタリア | アメリカ合衆国 | 中国 | ブラジル | イタリア |
2018年(第18回) | 24 | 日本 | セルビア | イタリア | 中国 | オランダ |
2022年(第19回) | 24 | オランダ ポーランド |
セルビア | ブラジル | イタリア | アメリカ合衆国 |
2025年(第20回) | 32 | タイ |
メダルサマリー
編集順位 | 国/地域 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
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1 | ロシアa | 7 | 2 | 4 | 13 |
2 | 日本 | 3 | 3 | 1 | 7 |
3 | キューバ | 3 | 1 | 0 | 4 |
4 | 中華人民共和国 | 2 | 3 | 1 | 6 |
5 | セルビアb | 2 | 0 | 1 | 3 |
6 | アメリカ合衆国 | 1 | 2 | 2 | 5 |
7 | イタリア | 1 | 1 | 1 | 3 |
8 | ブラジル | 0 | 4 | 1 | 5 |
9 | ポーランド | 0 | 1 | 2 | 3 |
10 | ペルー | 0 | 1 | 1 | 2 |
11 | ルーマニア | 0 | 1 | 0 | 1 |
12 | チェコスロバキア | 0 | 0 | 2 | 2 |
韓国 | 0 | 0 | 2 | 2 | |
14 | 北朝鮮 | 0 | 0 | 1 | 1 |
計 (国/地域数: 14) | 19 | 19 | 19 | 57 |
- a ソビエト連邦 の成績も含む。
- b セルビア・モンテネグロ の成績も含む。
関連項目
編集脚注
編集- ^ 日本バレーボール協会
- ^ “世界バレー開催地、日本は落選 赤字響き予算編成が難航”. 朝日新聞デジタル. (2019年3月6日) 2021年8月29日閲覧。