ニジェールサウルス (Nigersaurus) は、白亜紀前期(1億2000万〜1億年前[1])に生息していた植物食恐竜

ニジェールサウルス
生息年代: 中生代白亜紀前期, 115–105 Ma
全身骨格
地質時代
中生代白亜紀前期 - 
(1億1,500万年~1億5百万年前)
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜形下綱 Archosauromorpha
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 竜盤目 Saurischia
亜目 : 竜脚形亜目 Sauropoda
下目 : 竜脚下目 Sauropoda
上科 : ディプロドクス上科 Diplodocoidea
: レッバキサウルス科 Rebbachisauridae
: ニジェールサウルス属 Nigersaurus
学名
Nigersaurus taqueti
セレノ1999
オーストラリアはシドニーのAustralian Museumにある骨格標本
想像図
骨格想像図
人との大きさ比較

アパトサウルスブラキオサウルス等の竜脚類に属する恐竜だが体は遥かに小さく、全長はおよそ10m程度。骨格は極端に軽快なつくりになっている他、頭骨も上下の歯列が左右ほぼ一直線に並ぶという極端さである。 歯並び及び顎の形は掃除機の口やクリップのようだと形容され、この顎の形は地面の草を食べやすくするために進化したと考えられる。首や頭の構造から、基本的に平時は低い位置に頭部を降ろす姿勢であったことがわかっており、これも地面の植物を食べるためだったと思われる。

水や食物が豊富な川や森の近くに生息していた[1]

歯はサメのように予備の歯があり(所謂『デンタルバッテリー構造』)、それを含めおよそ500本の歯があるとされる。予備の歯は最大で10本もあるとされる。

日本では、上野国立科学博物館「2009年大恐竜展」で強烈な印象を来館者に与え、一大ブームを巻き起こしているが、突然のブームにより、フィギュアなどの関連グッズの生産が追つかない状況にある。

脚注

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関連項目

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