デイミアン・ハリス
デイミアン・ハリス(Damien Harris, 1997年2月11日 - )は、アメリカ合衆国ケンタッキー州リッチモンド出身のプロアメリカンフットボール選手。NFLのバッファロー・ビルズに所属している。ポジションはランニングバック。
Damien Harris | |||||||||||
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バッファロー・ビルズ #22 | |||||||||||
ポジション | ランニングバック | ||||||||||
生年月日 | 1997年2月11日(27歳) | ||||||||||
出身地 |
アメリカ合衆国 ケンタッキー州リッチモンド | ||||||||||
身長: | 5' 11" =約180.3cm | ||||||||||
体重: | 213 lb =約96.6kg | ||||||||||
経歴 | |||||||||||
高校 | マディソン・サザン高等学校 | ||||||||||
大学 | アラバマ大学 | ||||||||||
NFLドラフト | 2019年 / 3巡目全体87位 | ||||||||||
所属歴 | |||||||||||
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受賞歴・記録 | |||||||||||
その他受賞・記録 | |||||||||||
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NFL 通算成績 (2022年終了時点) | |||||||||||
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Player stats at PFR |
大学入学以前の経歴
編集高校時代は、ケンタッキー州ベリアのマディソン南高校のフットボールチームで6,748ヤードを走り、122回のタッチダウンを記録した[1]。また、Rivals.comにおいて、トップクラスのランニングバックと評価された。その後、ニック・セイバンHCが指揮をとるアラバマ大学に入学することを決めた[2][3]。
大学時代
編集1年目の2015年は、デリック・ヘンリーの控えとして過ごし、46キャリーでラッシングヤード157ヤードを記録した。ヘンリーがNFL入団のためにチームを去った後の2016年に先発争いをしていたボ・スカーボローを打ち負かし、先発ランニングバックの座を勝ち取った[4]。大学キャリア最初の開幕戦でのUSCとの対戦で、9回のキャリーでラッシングヤード138ヤードを記録した[5]。その後、9月24日のケント州立大学戦でのひざの捻挫により、同試合で再びプレーすることはなかったが[6]、翌週のケンタッキー大学戦で復帰した。10月8日のアーカンソー大学戦では、ハリスはラン122ヤード、レシーブ60ヤード、1タッチダウンレシーブを記録した[7]。テキサスA&M大学戦では、シーズン4回目となる100ヤード越えを記録し、18キャリーで125ヤードを走った[8]。シーズン終了後、2018年12月にアラバマ大学を卒業した[9]。
大学での成績
編集シーズン | チーム | GP | ラン | レシーブ | ||||||||
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Att | ヤード | 平均 | Lng | TD | Rec | Yds | 平均 | Lng | TD | |||
2015 | アラバマ | 10 | 46 | 157 | 3.43.4 | 41 | 1 | 4 | 13 | 3.3 | 8 | 0 |
2016 | アラバマ | 15 | 145 | 1,040 | 7.2 | 73 | 2 | 14 | 99 | 7.1 | 56 | 2 |
2017 | アラバマ | 14 | 135 | 1,000 | 7.4 | 75 | 11 | 12 | 91 | 7.6 | 17 | 0 |
2018 | アラバマ | 15 | 150 | 876 | 5.8 | 73 | 9 | 22 | 204 | 9.3 | 52 | 0 |
キャリア | 54 | 477 | 3,070 | 6.4 | 75 | 23 | 52 | 407 | 7.8 | 56 | 2 |
プロキャリア
編集2019年
編集2019年のNFLドラフトで3巡目全体87位で、ニューイングランド・ペイトリオッツに指名された[10]。第7週のニューヨーク・ジェッツ戦で、NFLデビューを果たした[11]。
2020年
編集2020年9月7日、ハリスは指を骨折して負傷者/リザーブリストに入れられた[12]。彼は2020年10月5日に復帰した[13]。第4週のカンザスシティ・チーフスとの対戦では、チームは26-10で敗北したが、17キャリーで100ヤードのラッシングヤードを記録した[14]。第8週の、バッファロー・ビルズとの対戦では、16キャリーで102ラッシングヤードを記録し、彼のNFLキャリア初となるラッシングタッチダウンがあった[15]。10週目に、ハリスはキャリア最高の22回のキャリーで121ヤードをキャリーし、ペイトリオッツをサンデーナイトフットボールでボルチモア・レイブンズに23-17での勝利に貢献した[16]。彼は2021年1月2日に負傷者/リザーブリストに戻された[17]。彼は、2020年シーズンを通して691ヤードと10試合で2回のタッチダウンを記録し、ペイトリオッツのランニングバックをリードしてシーズンを終えた。
2021年
編集ハリスは2021年シーズンのチームの主要なスターターとなった。彼はシーズンの最初の9試合を先発したが、第9週に脳震盪を起こしため、クリーブランド・ブラウンズとの第10週の試合を欠場した[18]。彼は第11週にスターターとして復帰した。彼は、第1週のマイアミ・ドルフィンズとの対戦で、第6週のダラスカウボーイズとの対戦で、そして、第7週のニューヨーク・ジェッツとの対戦で100ヤード以上を記録した。しかし、彼は第3週のニューオーリンズ・セインツ戦と第4週のタンパベイ・バッカニアーズ戦では2試合合計2ヤードのラッシュに抑えられ、ペイトリオッツはいずれも敗北を喫している。8週目から、彼はバックアップのラモンドレ・スティーブンソンとキャリーを分割し始めた[19]。
NFLのキャリア成績
編集年 | チーム | ゲーム | ラッシング | レシーブ | ファンブル | ||||||||||
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GP | GS | Att | Yds | 平均 | Lng | TD | Rec | Yds | 平均 | Lng | TD | FUM | LST | ||
2019 | NE | 2 | 0 | 4 | 12 | 3.0 | 13 | 0 | 0 | 0 | 0.0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2020 | NE | 10 | 10 | 137 | 691 | 5.0 | 41 | 2 | 5 | 52 | 10.4 | 15 | 0 | 1 | 0 |
2021 | NE | 15 | 15 | 202 | 929 | 4.6 | 64 | 15 | 18 | 132 | 7.3 | 21 | 0 | 2 | 2 |
キャリア | 27 | 25 | 343 | 1,632 | 4.8 | 64 | 17 | 23 | 184 | 8.0 | 21 | 0 | 3 | 2 |
参考文献
編集- ^ Fields, Mike (January 9, 2015). “Madison Southern football standout Damien Harris says Alabama 'the best fit for me'”. Lexington Herald-Leader November 2, 2016閲覧。
- ^ VanHaaren, Tom (January 9, 2015). “Damien Harris commits to Bama”. ESPN.com November 2, 2016閲覧。
- ^ Champlin, Drew (January 9, 2015). “5-star running back Damien Harris commits to Alabama”. The Birmingham News November 2, 2016閲覧。
- ^ Torres, Aaron (October 21, 2016). “The 20 best NFL Draft prospects in the Alabama-Texas A&M game”. Fox Sports November 2, 2016閲覧。
- ^ Rankin, Duane (September 4, 2016). “Harris makes early statement”. Montgomery Advertiser November 2, 2016閲覧。
- ^ “No. 1 Alabama rolls Kent State 48–0, loses Harris to injury”. Sports Illustrated. Associated Press November 2, 2016閲覧。
- ^ Johnson, Chris (October 9, 2016). “Jalen Hurts, Damien Harris shine as No. 1 Alabama runs all over No. 16 Arkansas”. Sports Illustrated November 2, 2016閲覧。
- ^ Couch, Teddy (October 22, 2016). “No. 1 Alabama drops No. 6 Texas A&M 33–14”. The Gadsden Times November 2, 2016閲覧。
- ^ Potter, Charlie (December 18, 2018). “Damien Harris calls graduating 'my greatest accomplishment'”. 247Sports.com February 23, 2019閲覧。
- ^ Buchmasser (April 26, 2019). “NFL draft 2019: Patriots draft RB Damien Harris with the 87th pick”. Pats Pulpit. November 3, 2020閲覧。
- ^ “Ben Watson Making 2019 Debut; Damien Harris Active For Patriots” (英語). CBS Boston (October 21, 2019). January 29, 2020閲覧。
- ^ “Patriots sign two players to the 53-man roster from the practice squad; place two players on injured reserve”. Patriots.com (September 7, 2020). November 3, 2020閲覧。
- ^ Alper (October 5, 2020). “Patriots activate Damien Harris, put Sony Michel on IR” (英語). ProFootballTalk. October 8, 2020閲覧。
- ^ “New England Patriots at Kansas City Chiefs – October 5th, 2020” (英語). Pro-Football-Reference.com. October 8, 2020閲覧。
- ^ “New England Patriots at Buffalo Bills – November 1st, 2020” (英語). Pro-Football-Reference.com. November 3, 2020閲覧。
- ^ Reiss (November 15, 2020). “Damien Harris leads Patriots in best win of year vs. Ravens” (英語). ESPN.com. November 16, 2020閲覧。
- ^ “Patriots Make A Series of Roster Moves”. Patriots.com. (January 2, 2021) February 15, 2021閲覧。
- ^ Roche (13 November 2021). “Damien Harris ruled out for Sunday’s Patriots-Browns game”. Boston.com. 19 November 2021閲覧。
- ^ “Damien Harris”. Pro Football Reference. 19 November 2021閲覧。