タマラ・ジダンシェク
タマラ・ジダンシェク(Tamara Zidanšek, 1997年12月16日 - )は、スロベニア出身の女子プロテニス選手。身長168cm、右利き。キャリアでシングルス1勝・ダブルス3勝。WTA自己最高位はシングルス22位・ダブルス56位。2021年現在のコーチはPancho Alvariño。2021年全仏オープンシングルスでベスト4。
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2019年ローランギャロス | ||||
基本情報 | ||||
愛称 | Tami | |||
国籍 | スロベニア | |||
出身地 | 同・ポストイナ | |||
居住地 | ・ドーハ | |||
生年月日 | 1997年12月26日(27歳) | |||
身長 | 168cm | |||
利き手 | 右 | |||
バックハンド | 両手打ち | |||
ツアー経歴 | ||||
デビュー年 | 2018年 | |||
ツアー通算 | 4勝 | |||
シングルス | 1勝 | |||
ダブルス | 3勝 | |||
生涯獲得賞金 | 3,103,973 アメリカ合衆国ドル | |||
4大大会最高成績・シングルス | ||||
全豪 | 2回戦 (2019, 2020) | |||
全仏 | ベスト4(2021) | |||
全英 | 2回戦 (2019) | |||
全米 | 1回戦 (2018, 2019) | |||
4大大会最高成績・ダブルス | ||||
全豪 | 2回戦 (2021) | |||
全仏 | 2回戦 (2020, 2021) | |||
全英 | 2回戦 (2020) | |||
全米 | 1回戦 (2019) | |||
キャリア自己最高ランキング | ||||
シングルス | 22位 (2022年2月28日) | |||
ダブルス | 56位 (2021年5月31日) | |||
2021年6月7日現在 |
略歴
編集2018年全米オープンのシングルスで初めてグランドスラム本戦入りし、同年9月にWTA250のダブルスでツアー初優勝。2019年5月にWTA250のシングルスで初めて決勝進出など、シングルス自己最高位の56位を記録。2021年に93位までランキングを落とすが、ダブルスでは自己最高位の56位を記録。 同年の全仏オープンのシングルスで、1回戦第6シードのアンドレースクをフルセットデスマッチの末、ファイナルセット7-9で下す金星を挙げ、全仏シングルスで初勝利。その後も2回戦のブレングルを2-0, 3回戦のシニアコバを2-1、4回戦のクルステアを2-0、準々決勝のバドーサをデスマッチの末2-1で下した。準決勝でパブリュチェンコワに0-2で敗れ、ベスト4となった。同年7月のローザンヌでシングルスで初めてツアー優勝を挙げる。
得意サーフェスはクレーコート。
裁判官である父親の影響でテニスを始めた。ジュニア時代は夏季はテニス、冬季はウィンタースポーツを兼任していて、スノーボードの国内大会で3回優勝している。寒さが苦手でプロはテニスを選択した[1]。
スロベニア語のほか、セルビア・クロアチア語、英語、ドイツ語が話せる。
グランドスラム・WTA1000・国別対抗戦戦績
編集- 略語の説明
W | F | SF | QF | #R | RR | Q# | LQ | A | Z# | PO | G | S | B | NMS | P | NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
大会 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 勝-敗 | ||
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グランドスラム | |||||||||
全豪オープン | Q1 | Q2 | 2R | 2R | 1R | 3R | 4-4 | ||
ローラン・ギャロス | Q1 | Q2 | 1R | 1R | SF | 5-3 | |||
ウィンブルドン | Q1 | Q3 | 2R | NH | 1R | 1-2 | |||
全米オープン | A | 1R | 1R | A | 2R | 1-3 | |||
勝-敗 | 0-0 | 0–1 | 2–4 | 1–2 | 6-4 | 2-1 | 11-12 | ||
WTA1000 | |||||||||
ドバイ/カタール | A | A | A | A | A | A | 0-0 | ||
インディアンウェルズ | A | A | A | A | 3R | 2-1 | |||
マイアミ | A | A | 1R | NH | Q2 | 0-1 | |||
マドリード | A | A | A | NH | 2R | 1–1 | |||
ローマ | A | A | 1R | A | 1R | 0–2 | |||
カナダ | A | A | A | NH | A | 0–0 | |||
シンシナティ | A | A | A | A | 1R | 0–1 | |||
武漢 | A | A | 1R | Not Held | 0-1 | ||||
北京 | A | A | A | Not Held | 0–0 | ||||
勝-敗 | 0–0 | 0–0 | 0–3 | 0-0 | 3-4 | 0-0 | 3-7 | ||
国別対抗戦 | |||||||||
オリンピック | Not Held | A | NH | 0–0 | |||||
BJKカップ | Z2 | A | A | A | A | 3-0 | |||
年末の順位 | 132 | 70 | 64 | 87 | 30 | $2,163,720 |
大会 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 勝-敗 | ||
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グランドスラム | ||||||||
全豪オープン | A | A | 1R | 2R | 2R | 2-3 | ||
ローラン・ギャロス | A | 1R | 2R | 2R | 2-3 | |||
ウィンブルドン | A | 2R | NH | 2R | 2-2 | |||
全米オープン | A | 1R | A | 1R | 0-2 | |||
勝-敗 | 0-0 | 1-3 | 1-2 | 3-4 | 1-1 | 6-10 | ||
WTA1000 | ||||||||
マイアミ | A | A | NH | 1R | 0-1 |
WTAツアー決勝進出結果
編集シングルス: 1勝2敗
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結果 | 勝-敗 | 日時 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
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準優勝 | 0–1 | 2019年5月 | ニュルンベルク | クレー | ユリア・プチンツェワ | 6–4, 4–6, 2–6 |
準優勝 | 0–2 | 2021年4月 | ボゴタ | クレー | マリーア・カミーラ・オソリオ・セラーノ | 7–5, 3–6, 4–6 |
優勝 | 1–2 | 2021年7月 | ローザンヌ | クレー | クララ・ビュレル | 4-6, 7-6(7-5), 6-1 |
ダブルス: 3勝1敗
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結果 | 勝-敗 | 日時 | 大会 | サーフェス | パートナー | 対戦相手 | スコア |
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優勝 | 1–0 | 2018年9月 | タシケント | ハード | オルガ・ダニロビッチ | イリーナ=カメリア・ベグ ラルカ・オラル |
7–5, 6–3 |
準優勝 | 1–1 | 2019年9月 | 鄭州 | ハード | ヤニーナ・ヴィクマイアー | ニコール・メリカー クベタ・ペシュケ |
1–6, 6–7(2–7) |
優勝 | 2–1 | 2020年8月 | パレルモ | クレー | アランチャ・リュス | エリザベッタ・コッチャレット マルティーナ・トレヴィザン |
7–5, 7–5 |
優勝 | 3–1 | 2020年11月 | リンツ | ハード (屋内) | アランチャ・リュス | ルツィエ・ハラデツカ カテリナ・シニアコバ |
6–3, 6–4 |
脚注
編集- ^ “From junior champion snowboarder to upsetting Andreescu, meet Zidansek”. WTATennis.com. 2021年6月8日閲覧。
外部リンク
編集- タマラ・ジダンシェク - WTAツアーのプロフィール
- タマラ・ジダンシェク - ビリー・ジーン・キング・カップのプロフィール
- タマラ・ジダンシェク - 国際テニス連盟
- tamara.zidansek (@tamarazidansek997) - Instagram