セブンカラーズ (競走馬)
この記事は現役競走馬を扱っています。 |
セブンカラーズ(英:Seven Colors)は、日本の競走馬。主な勝ち鞍は2022年のゴールドウィング賞、2023年のスプリングカップ、東海クイーンカップ、東海ダービー、2024年のお松の方賞。
セブンカラーズ | |
---|---|
欧字表記 | Seven Colars |
品種 | サラブレッド |
性別 | 牝 |
毛色 | 鹿毛 |
生誕 | 2020年2月12日(4歳) |
父 | コパノリッキー |
母 | ウイニフレッド |
母の父 | スペシャルウィーク |
生国 | 日本(北海道新ひだか町) |
馬主 | グリーンファーム |
調教師 | 川西毅(愛知) |
競走成績 | |
タイトル | 名古屋競馬最優秀2歳馬 |
生涯成績 | 12戦10勝 |
獲得賞金 |
4258万円 (2024年5月19日現在) |
勝ち鞍 |
SPI:ゴールドウィング賞(2022年) SPI:スプリングカップ(2023年) SPI:東海クイーンカップ(2023年) SPI:東海ダービー(2023年) 重賞:お松の方賞(2024年) |
戦歴
編集デビュー前
編集2021年のセレクションセールにて、株式会社恵比寿興業那須野牧場に800万円で落札され、グリーンファーム愛馬会にて1口20万円、維持会費1口辺り月6000円で地方馬ファンドにかけられる(総額1000万円、口数50口)[1]。
2歳(2022年)
編集7月22日、名古屋競馬ダート900mの新馬戦に山田祥雄の騎乗で出走、2着のフラワーニシキに1.5秒差をつけデビュー勝ちを収める。翌8月18日には準重賞若駒盃に大畑雅章に乗り替わって出走し、単勝1.2倍の1番人気に応え2着馬に2秒1差をつける大差勝ち[2]。休養を挟んで迎えた10月26日の弥富記念から再び鞍上が山田に戻り、このレースも4馬身差を付けて快勝した。
11月22日、ゴールドウィング賞(SPI)で初重賞挑戦。ここも単勝オッズ1.5倍の1番人気に支持され、レースでは2着のスタンレーに3馬身のリードをキープしながら逃げ続けてそのままゴールインし、重賞初制覇を果たした[3]。
4戦4勝の戦績を評価され、ライデンリーダー記念を優勝したエムエスドンと共に名古屋最優秀2歳馬に選出された。
3歳(2023年)
編集2月14日の準重賞・梅桜賞で戦線に復帰。他に有力馬がおらず単勝オッズ1.1倍の圧倒的支持を集め、大差勝ちで始動戦を勝つ[4]。続いて2月28日のスプリングカップ(SPI)では初めて東海地区以外の遠征馬と対戦するが、道営所属時に兵庫ジュニアグランプリ3着のある高知のデステージョを6馬身退け重賞2勝目を挙げた[5]。
その後、春は東海ダービーを目標レースとして調整されることになり、4月20日に東海クイーンカップ(SPI)に出走。やはり牝馬限定戦では力の差は歴然としており、単勝オッズ1.1倍の人気通りに大差勝ちで3つ目の重賞タイトルを手にした[6]。
続いて出走した東海ダービーには駿蹄賞馬リストンらが参戦したが、変わらず単勝オッズ1.2倍の圧倒的な支持を得た。これまで1700mまでのレースしか経験のない本馬にとって400mの距離延長の影響があったか上がり3Fは6戦振りに40秒台を要したが、2着のツミキヒトツに3馬身差をつけて優勝。無敗の東海ダービー馬となった。
その後、愛知ステーブルに移動し機乗運動を再開したところ右前の歩様に違和感があり、レントゲン検査をしたところ右種子骨に炎症があることが発覚した。7月17日に手術を行い、無事に成功した。
4歳(2024年)
編集半年以上の休養明けのレースは、2024年より新設されたブルーリボンマイルのトライアルであるブリマヴェーラカップを選択。逃げる2番人気のコンビーノをマークし、3コーナーで交わしてそのまま1馬身半差つけて優勝した。次走としてこの年から古馬牝馬の競走となった若草賞土古記念に出走したが、大井のグレースルビーを始めとする遠征馬の後塵を拝し4着となり、デビューからの連勝が9でストップした。
競走成績
編集以下の内容は、netkeiba.com[7]に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上り3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬(2着馬) | 馬体重 [kg] |
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2022. 7.22 | 名古屋 | 2歳新馬 | ダ | 900m(重)8 | 6 | 6 | 1.4 (1人) | 1着 | R0:54.5(35.9) | -1.5 | 山田祥雄 | 54 | (フラワーニシキ) | 500 | |
8.18 | 名古屋 | 若駒盃 | P | ダ1500m(重) | 9 | 2 | 2 | 1.6 (1人) | 1着 | 1:36.6(40.8) | -2.1 | 大畑雅章 | 54 | (トリマゴクイーン) | 502 |
10.26 | 名古屋 | 弥富記念 | P | ダ1500m(良) | 12 | 4 | 4 | 1.2 (1人) | 1着 | 1:35.6(38.8) | -0.8 | 山田祥雄 | 54 | (エムエスドン) | 502 |
11.22 | 名古屋 | ゴールドウィング賞 | SPI | ダ1700m(重) | 11 | 6 | 8 | 1.5 (1人) | 1着 | 1:50.1(39.4) | -0.6 | 山田祥雄 | 54 | (スタンレー) | 503 |
2023. 2.14 | 名古屋 | 梅桜賞 | P | ダ1700m(重) | 12 | 7 | 10 | 1.1 (1人) | 1着 | 1:50.9(39.2) | -2.5 | 山田祥雄 | 54 | (ポリリン) | 510 |
2.28 | 名古屋 | スプリングC | SPI | ダ1700m(良) | 12 | 6 | 8 | 1.5 (1人) | 1着 | 1:50.3(39.9) | -1.2 | 山田祥雄 | 54 | (デステージョ) | 504 |
4.20 | 名古屋 | 東海クイーンC | SPI | ダ1700m(稍) | 12 | 6 | 8 | 1.1 (1人) | 1着 | 1:50.4(39.2) | -2.8 | 山田祥雄 | 55 | (ナイトホークス) | 505 |
5.31 | 名古屋 | 東海ダービー | SPI | ダ2100m(稍) | 12 | 2 | 2 | 1.2 (1人) | 1着 | 2:18.2(41.8) | -0.6 | 山田祥雄 | 54 | (ツミキヒトツ) | 505 |
2024. 2. 9 | 笠松 | プリマヴェーラC | A1 | ダ1400m(良) | 10 | 6 | 7 | 1.4 (1人) | 1着 | 1:26.0(36.8) | -0.3 | 山田祥雄 | 56 | (コンビーノ) | 515 |
3.14 | 名古屋 | 若草賞土古記念 | SPI | ダ1500m(重) | 10 | 2 | 2 | 1.3 (1人) | 4着 | 1:35.1(39.6) | 0.7 | 山田祥雄 | 55 | グレースルビー | 509 |
4. 9 | 名古屋 | 卯月昇竜戦 | A | ダ1700m(不) | 8 | 1 | 1 | 1.6 (1人) | 2着 | 1:49.7(39.1) | 0.5 | 山田祥雄 | 54 | インペリシャブル | 511 |
5.19 | 金沢 | お松の方賞 | 重賞 | ダ1500m(良) | 12 | 7 | 10 | 1.4 (1人) | 1着 | 1:33.9(37.9) | -1.2 | 山田祥雄 | 55 | (エイシンヌウシペツ) | 502 |
8. 9 | 名古屋 | ペリドットOP | A1a | ダ1700m(良) | 11 | 7 | 8 | 出走取消 | 山田祥雄 | 56 | ベストリーガード | 計不 |
- 競走成績は2024年8月9日現在
- 東海地区のP格付けは準重賞
血統表
編集セブンカラーズの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | サンデーサイレンス系 (ヘイロー系) |
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父 コパノリッキー 20010 栗毛 北海道門別町 |
父の父 ゴールドアリュール1999 栗毛 北海道追分町 |
*サンデーサイレンス | Halo | |
Wishing Well | ||||
*ニキーヤ | Nureyev | |||
Reluctant Guest | ||||
父の母 コパノニキータ2001 栗毛 北海道門別町 |
*ティンバーカントリー | Woodman | ||
Fall Aspen | ||||
ニホンピロローズ | *トニービン | |||
ウェディングブーケ | ||||
母 ウイニフレッド 2009 鹿毛 北海道門別町 |
スペシャルウィーク 1995 黒鹿毛 北海道門別町 |
*サンデーサイレンス | Halo | |
Wishing Well | ||||
キャンペンガール | マルゼンスキー | |||
レディーシラオキ | ||||
母の母 *ストーミンウイニー1995 芦毛 アメリカ合衆国 |
Storm Cat | Storm Bird | ||
Terlingua | ||||
Winning Colors | Caro | |||
All Rainbows | ||||
母系(F-No.) | (FN:23-b) | |||
5代内の近親交配 | サンデーサイレンス:3×3 Northern Dancer:5×5 |
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出典 |
母系には曾祖母にケンタッキーダービーなどG1を3勝し、アメリカ競馬殿堂入り、エクリプス賞最優秀3歳牝馬にも選出されたウイニングカラーズ(Winning Colors)がおり、この牝系にはウイニングカラーズから見て母の半姉にはアメリカトリプルティアラを達成したChris Event、半姉のAll Danceからタップダンスシチー(ジャパンカップ、宝塚記念)、祖母のMiss Carmieの孫にテストステークス(G1)を勝ったMissed the Stormがいる。
その他の近親はミスカーミーを参照。
脚注
編集- ^ グリーンファーム地方ファンド http://greenfarm.co.jp/pdf/2052.pdf
- ^ 競馬東海賞 若駒盃結果 名古屋競馬
- ^ 中日スポーツ杯 第61回 ゴールドウィング賞(SPⅠ)結果 名古屋競馬
- ^ 新冠町長杯 梅桜賞(P)結果 名古屋競馬
- ^ スポーツニッポン賞 第48回 スプリングカップ(SPⅠ)結果 名古屋競馬
- ^ 豊明市長賞 第29回 東海クイーンカップ(SPⅠ)結果 名古屋競馬
- ^ "セブンカラーズの競走成績". netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2023年3月23日閲覧。
外部リンク
編集- 競走馬成績と情報 netkeiba、KEIBA.GO.JP、JBISサーチ