スロウタイ
スロウタイ(slowthai、本名: Tyron Kaymone Frampton、1994年12月18日 - )は、イギリス・ノーサンプトン出身のラッパー、ソングライター、ミュージシャン[1]。
slowthai | |
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Slowthai 2019年 | |
基本情報 | |
出生名 | Tyron Kaymone Frampton |
生誕 |
1994年12月18日(29歳) イギリス ノーサンプトン |
ジャンル | |
担当楽器 | ヴォーカル |
活動期間 | 2015年 - |
レーベル |
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公式サイト |
slowthai |
2019年にBBCのSound Of 2019で4位にランクインし、同年のデビュー・アルバム『Nothing Great About Britain』が高く評価されマーキュリー賞にノミネートされる[2]。2021年には2作目のアルバム『Tyron』をリリース[3]。
来歴
編集1994年12月18日、ノーサンプトンでバルバドス系とアイルランド系の10代の母親の間に生まれ、シングルマザーのもと、ノーサンプトンの公営団地で妹と一緒に育つ。その後ノーサンプトン・アカデミーに通い、2011年にはノーサンプトン・カレッジに通う。ノーサンプトン・アカデミー在学中は学校を頻繁にサボり、友人の家の近くにある地下のレコーディング・スタジオで過ごすことが多かった。
2016年に初のシングル「Jiggle」をリリースしてからは、次々とSoundCloudに楽曲をアップロードしていた。
2017年、インディーズレコードレーベルのBone Sodaと契約し、EP『slowitdownn』『I WISH I KNEW』をリリースした[4]。その後、Method Recordsとレコーディング契約を結び、2018年9月にEP『RUNT』をリリースする[5]。
2019年、BBCが期待の新人を発表するSound Of 2019で4位に選ばれる。同年5月17日、デビューアルバム『Nothing Great About Britain』をリリースし、全英チャートで9位を記録した[6]。アルバムはマーキュリー賞にノミネートされた[2]。
2020年、NMEアワードでヒーロー・オブ・ザ・イヤーを受賞する[7]。第63回グラミー賞ではディスクロージャー、アミーネとの楽曲「My High」が最優秀ダンス録音賞にノミネートされた[8]。
2021年2月12日、2作目のアルバム『Tyron』をリリースする[3]。アルバムにはSkepta、ASAP Rocky、Dominic Fike、Denzel Curry、James Blake、Mount Kimbieらが参加した[9]。
音楽性
編集スロウタイの音楽はグライムとヒップホップに分類されるが、しばしばパンクロックの要素を含んでおり、グライム・パンクと呼ばれている[10]。Vice Mediaは、スロウタイの音楽について「グライム、トラップ、サウンドクラウド・ラップ、さらにはパンクとスクリーモをブレンドしたアグレッシブなビートの上に苛烈にウィットに富んだラップが乗っている」と評した[11]。
影響を受けたアーティスト
編集スロウタイは2018年のインタビューで影響を受けたアーティストについてGesaffelstein、Juelz Santana、Rosalía、Radiohead、Nirvana、Mount Kimbie、Arctic Monkeys、Sex Pistols、Justice、Oasis、Die Antwoordなどを挙げている[12]。
人物
編集2019年のマーキュリー賞授賞式のパフォーマンスでは、ステージ上でイギリスのボリス・ジョンソン首相の切断された首のマネキンを持ち、論争を巻き起こした[13]。
ディスコグラフィ
編集スタジオ・アルバム
- Nothing Great About Britain (2019年)
- Tyron (2021年)
受賞歴
編集脚注
編集- ^ “https://twitter.com/slowthai/status/1075051056575537154”. Twitter. 2020年11月26日閲覧。
- ^ a b “Rapper slowthai holds up fake Boris Johnson head on stage at Mercury Prize ceremony” (英語). Sky News. 2020年11月26日閲覧。
- ^ a b “slowthai Delays Upcoming Album 'TYRON' by a Week”. HYPEBEAST (2021年1月21日). 2021年2月14日閲覧。
- ^ “I WISH I KNEW ノノ - EP by slowthai” (英語). Apple Music. 2020年11月26日閲覧。
- ^ “RUNT - EP by slowthai” (英語). Apple Music. 2020年11月26日閲覧。
- ^ “nothing great about britain | full Official Chart History | Official Charts Company” (英語). www.officialcharts.com. 2020年11月26日閲覧。
- ^ “NME Awards: Slowthai apologises to Katherine Ryan after 'shameful actions'” (英語). BBC News. (2020年2月13日) 2020年11月26日閲覧。
- ^ “2021 GRAMMYs: Complete Nominees List” (英語). GRAMMY.com (2020年11月24日). 2020年11月26日閲覧。
- ^ “Slowthai – 'TYRON' review: an album of two halves” (英語). NME | Music, Film, TV, Gaming & Pop Culture News (2021年2月9日). 2021年2月14日閲覧。
- ^ “How Slowthai channeled British chaos into a transformative grime-punk record” (英語). The FADER. 2020年11月26日閲覧。
- ^ “slowthai's Music is Halfway Between Rap and Punk and So Are His Influences” (英語). www.vice.com. 2020年11月26日閲覧。
- ^ “slowthai's Music is Halfway Between Rap and Punk and So Are His Influences” (英語). www.vice.com. 2020年11月26日閲覧。
- ^ “Rapper slowthai holds up fake Boris Johnson head on stage at Mercury Prize ceremony | Ents & Arts News | Sky News”. web.archive.org (2019年12月6日). 2020年11月26日閲覧。