スパイダーマンのメディアミックス作品
スパイダーマンのメディアミックス作品(Spider-Man in other media)では、テレビ番組、映画、おもちゃ、ステージショー、本、テレビゲームなど様々な作品が存在する。
テレビ
編集スパイダーマンのテレビシリーズでは、短期間のアメリカドラマ、日本の特撮ドラマ、教育番組のコーナー、そして幾つかのテレビアニメが、何度もテレビ放送されてきた。[1]
アニメ作品
編集- スパイダーマン(1967年 - 1970年)
- アメリカで1967年から1970年まで放送されたテレビアニメ、声優はポール・ソールズが担当[2]。日本でも過去に東京12チャンネル⇒テレビ東京を含むテレビ東京系列4局と独立局と地方局で放送されていたことがあり、1974年放送版では富山敬、1981年放送版では田中秀幸、2003年放送版では森川智之、アニメ映画(声 - ヨーマ・タコンヌ)では稲田徹が担当。
- スパイダーウーマン(1979年)
- アメリカで1979年に放送されたスパイダーウーマン主役のテレビアニメ、日本での放送は不明。「Pyramids of Terror」、「the Kongo Spider」という回に登場、声優は同じくポール・ソールズ。
- スパイダーマン (1981年)
- アメリカで1981年にシンジケーションで放送、全26話。日本での放送は不明。
- スパイダーマン&アメイジング・フレンズ(1981年 - 1982年)
- アメリカでは1981年から1982年までNBCで全24話が放送された、声優はダン・ギルヴェザン[3]。日本ではトゥーン・ディズニーのJETIXで放送(日本語吹き替え版では森川智之)、それ以前にはVHSビデオ(日本語吹き替え版では山口健)がスパイダーマンのタイトルで1991年に発売された。ビデオ版のオープニングでは英語音声のまま使われているが、トゥーン・ディズニー版では全て吹き替えられている。
- スパイダーマン (アニメ)(1994年 - 1998年)
- アメリカで1994年から1998年までFox Kidsで放送、日本では2004年にカートゥーンネットワークでシーズン4まで放送された。声優はクリストファー・ダニエル・バーンズ、日本語吹き替え版では森川智之が担当。
- スパイダーマン・アンリミテッド(1999年)
- アメリカで1999年に放送、声優はリノ・ロマノ、日本語吹き替え版では森川智之が担当。日本ではトゥーン・ディズニーのJETIXで放送された。
- スパイダーマン 新アニメシリーズ(2003年)
- アメリカで2003年にMTVで放送、日本では日本テレビで2004年4月から5月まで放送された。声優はニール・パトリック・ハウス、日本語吹き替え版では猪野学が担当。
- スペクタキュラー・スパイダーマン(2008年)
- アルティメット・スパイダーマン(2012年)
- アメリカで2012年から2015年まで放送されたテレビアニメ、日本ではディズニーXD→ディズニーチャンネルとDlife、テレビ東京系列6局では『アルティメット・スパイダーマン ウェブウォーリアーズ』から放送。声優はドレイク・ベル、日本語吹き替え版では川田紳司が担当。
- アベンジャーズ・アッセンブル(2013年)
- スパイダーマンはこのアニメで度々登場している。声優はロビー・デイモンド(日本語吹き替え版 - 川田紳司)
- ハルク: スマッシュ・ヒーローズ(2013年)
- いくつかのエピソードでハルクと共演、声優はドレイク・ベル。
- ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ (2014年)
- マーベル スパイダーマン(2016年)
- アメリカで2016年から放送されているテレビアニメ。日本ではディズニーXDとDlifeで放送されていたが、2020年からはディズニーチャンネルで放送されている。声優はロビー・デイモンド、日本語吹き替え版は岩中睦樹。
- ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2015年 - 2016年)
- 「Back in the New York Groove」と「Drive Me Carnage」に登場、声優はロビー・デイモンド。
- マーベル フューチャー・アベンジャーズ (2017年)
- スパイディとすごいなかまたち(2021年)
- スパイダーマン:フレンドリー・ネイバーフッド(2025年)
実写作品
編集- アメリカのCBSで1978年から1979年まで放送されたニコラス・ハモンド主演のテレビドラマ、1977年には長編作品3部作が放送された。日本では長編作品しか上陸しておらず、テレビドラマとしての放送はなかった。
- 日本で1978年から1979年まで東京12チャンネルで放送された特撮のテレビドラマ。この作品では山城拓也(演 - 香山浩介(現・藤堂信二))が主人公となっており、レオパルドンというマシンロボが登場する。
教育番組
編集- 1974年から1975年まで英語とあそぼう エレクトリック・カンパニーのコーナーとして放送された。この作品ではダニー・シーグレンが演じている。
映画
編集ハモンド・シリーズ
編集ニコラス・ハモンド主演の映画、日本でも上陸されたことがある。日本語吹き替え版では大塚芳忠が担当している。
東映シリーズ
編集日本のスーパーヒーロー映画、1978年7月22日に東映まんがまつりで上映された。コミック「スパイダーバース」ではレオパルドンが登場。
ライミ監督作
編集トビー・マグワイア主演の映画、監督はサム・ライミが務めている。日本語吹き替え版では猪野学。
ウェブ監督作
編集アンドリュー・ガーフィールド主演の映画、監督はマーク・ウェブが務めている。
- アメイジング・スパイダーマン(2012年)
- アメイジング・スパイダーマン2(2014年)
マーベルシネマティックユニバース
編集2015年2月、ソニー・ピクチャーズ、マーベル・スタジオ、ウォルト・ディズニー・カンパニーは、スパイダーマンをMCUに登場させてトム・ホランドを起用する契約を発表した。日本では榎木淳弥が日本語吹き替え版を担当。
- スパイダーマン:ホームカミング(2017年)
- スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年)
- スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年)
- アベンジャーズ共演作品
- シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年)
- アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年)
- アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年)
- ヴェノム共演作品
- ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年)
アニメ映画
編集- 2018年12月14日に公開されたアニメ映画、日本では2019年3月8日に公開。ソニー・ピクチャーズがアニメーション製作を務め、ボブ・ペルシケッティが監督を詰めている。多次元のスパイダーマンが登場する作品。
- アメリカで2022年10月7日に公開されるアニメ映画、スパイダーマン: スパイダーバースの続編。
小説
編集漫画
編集ラジオ
編集アメリカ
編集1996年1月15日から1996年3月24日まで、全50話以上がBBCラジオ1で放送された。本作ではブライアン・メイが制作に関わっており、ウィリアム・ダフリスがスパイダーマンの声を当てている。[6]
日本
編集日本では小野耕世によって翻訳された光文社のコミック『スパイダーマン』をニッポン放送の「キリンラジオ劇場・スペースロマン」で放送(時期は不明)。スパイダーマンの声は近石真介が当てており、他には池田勝、大宮悌二、当時の劇団東演などが出演していた。
テレビゲーム
編集アトラクション
編集WEBシリーズ
編集パチンコ・パチスロ
編集- 2006年にサミーから発売されたゲーム。
- 2010年に高尾から発売されたゲーム。
学校向け安全教材シリーズ
編集- Spider-man:Safety Series
- アメリカで1990年にマーベル・プロダクションとラーニング・コーポレーションが制作し、小学校向けに提供されたビデオ。いわゆる「スパイダーマンの安全教室」といったもので、スパイダーマンが様々な安全法を子供たちに学ぶという内容だった。
教材エピソードでは全4話が制作されたが、このうち第4話は紛失状態である(ニューヨーク州立図書館に所蔵されているという話もある)。
- スパイダーマン / ピーター・パーカー
- 声 - グレッグ・スノー
- 「Safty Series」では、小学生のおたすけヒーローである。
- ティミー
- 声 - ?
- 小学生の男の子、ルールをあまり知らないせいか疎い。
- EJ
- 声 - ?
- 小学生の男の子、黒人である。
- マリア
- 声 - ?
- 小学生の女の子、肌は茶色。
- ジェイソン
- 声 - ?
- 小学生の男の子、メガネをかけている。
- ミスター・オルティス
- 声 - ジェフリー・プラット(マイケル・マコノヒー)
- マリアの父。
# | サブタイトル |
---|---|
1 | Don't Hide Abuse |
マリアは、酒を飲む父親オルティスから虐待を受けてしまう。マリア自身は誰にも話すことができず、彼女のあざに疑問を抱いた友達のジェイソンたちは、スパイダーマンに助けを求める。スパイダーマンは子供たちにアドバイスを与え、マリアは一番信頼できる人に秘密を打ち明け、結果的にマリアの父は娘への体罰をしなくなった。 | |
2 | What To Do About Drugs |
野球をしていたティミーは、説得力抜群な2人の先輩から危険ドラッグを勧められてしまう。ティミーが困っているのを知るEJたちは、スパイダーマンの助けを借り、良い薬物と悪い薬物の正しい扱い方をティミーに教えることにした。 | |
3 | Smart Kids Play It Safe |
これはスパイダーマンが小学生たちのために「安全ルール 全7条」の本を使って、EJ、ティミー、マリア、ジェイソンと共に小学校から帰る道を学ぶという内容。知らないおじさんからアイスクリームをおごられるとティミーは喜んで行くが、ジェイソンに止められる。3人は安全ルールを知らないティミーをどうにか正しい道に導かせ、ようやく自分の家に帰ることに成功した。 | |
4 | Where Do You Go for Help |
詳細不明 |
非公式のメディア作品
編集シリーズ
編集- イタリアン・スパイダーマン
- 2007年にYoutubeで公開されたオーストラリアのパロディー映画。
ファンフィルム
編集- 1969年に公開された無許可の短編映画。
- 1973年に公開されたカルト映画。スパイダーマンが悪役として登場する。
- 1974年の短編映画、ブルース・カルドッソが脚本・監督を務めている。マーベル・コミックと原作者であるスタン・リーが公認している。
- 1989年の映画。ジム・クレイグが製作しており、後にスパイダーマン'94の脚本を担当。
- 1992年のファンフィルム。
- 2015年のファンフィルム、マイルス・モラレスが主役。
脚注
編集- ^ Goodgion, Laurel F.; Varlejs, Jana, ed. (1978). Young Adult Literature in the Seventies: A Selection of Readings. Lanham, Maryland: The Scarecrow Press. p. 348. ISBN 0-8108-1134-0
- ^ “Spider-Man on TV - We look back at the history of the web slinger on the small screen”. IGN (May 3, 2007). June 6, 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。June 2, 2013閲覧。
- ^ David, Peter; Greenberger, Robert (2010). The Spider-Man Vault: A Museum-in-a-Book with Rare Collectibles Spun from Marvel's Web. Philadelphia, Pennsylvania: Running Press. pp. 168 and 170. ISBN 978-0762437726 . "In 1981, Spider-Man saw something of a banner year: he actually had competing animated series."
- ^ “日本初放送!キッズ化したスパイダーマンとなかまたちが大活躍!”. アニメージュ (2021年7月23日). 2021年8月13日閲覧。
- ^ “スパイダーマンが新アニメ化、「控え目に言ってアメイジング」 ─ 複数シーズンで展開、「みんなビックリしますよ」”. THE RIVER (=2024-05-20). 2024年8月13日閲覧。
- ^ Maggs, Dirk (2009年). “The Amazing Spiderman”. DirkMaggs. October 12, 2008時点のオリジナルよりアーカイブ。June 2, 2013閲覧。
外部リンク
編集- King Features: The Amazing Spider-Man (comic strip official site)