スティンガー (カクテル)

スティンガー英語: Stinger)とは、ブランデーベースのカクテルである[3][4][5]

スティンガー
基本情報
種別 ショートドリンク
作成技法 ステア
褐色透明
グラス   カクテル・グラス
アルコール度数
度数
31度[1] - 38度[2]
国際バーテンダー協会のレシピ
ベース コニャック
装飾材料 ミントの葉
材料
コニャック …… 50ml
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味は甘口であり、食後のカクテルとして代表的である[3][6][7][8]。また、ナイト・キャップとして就寝前にもよく飲まれている[7]

概要

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「スティンガー」は「(昆虫や動植物の)」の意であるが[3][4][6][5][8]、「風刺」、「皮肉を言う人」の意味もある[3][5]福西英三は「ペパーミントリキュールのシャープな味わいから名づけられたのではないか」と自著で推測している[8]

20世紀はじめにニューヨーク市の「コロニーレストラン」のバーテンダーが考案し、その店の名物カクテルとなった[3][6][5][8]。その後、数々の映画や小説で採り上げられたことで知名度が高まった[7]

レシピの例

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国際バーテンダー協会によるレシピは以下の通り[9]

材料
作り方
  1. ミキシンググラスに氷と材料を入れステアする。
  2. マティーニグラスに注ぎ、ミントの葉を飾る。

従来はシェイクで作っていた[8]

バリエーション

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エメラルド[8]
ホワイト・ペパーミントをグリーン・ペパーミントに変更する。
デビル[8]
エメラルドにレッドペッパーの粉を振りかける。
スティンガー・オン・ザ・ロックス[8]
ブランデーのオン・ザ・ロックに少量のホワイト・ペパーミントを加え、軽く混ぜる。
ホワイト・スパイダー[10]
ブランデーをウォッカに変更する。ウォッカ・スティンガーとも呼ばれる。

スティンガーの登場する作品

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小説
ミュージカル
テレビドラマ
  • マッドメン - 2007年放送シーズン1 第12話「ニクソン vs. ケネディ」で登場。バカルディがスポンサーだったのでバカルディのラム酒を使ったスティンガーが登場する。
映画

出典

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  1. ^ 桑名伸佐 監修『カクテル・パーフェクトブック』日本文芸社、2006年、277頁。ISBN 978-4-537-20423-0 
  2. ^ 稲保幸『色でひけるカクテル』大泉書店、2003年、119頁。ISBN 4-278-03752-X 
  3. ^ a b c d e 中村健二『世界一のカクテル』主婦の友社、2010年、86頁。ISBN 978-4072743935 
  4. ^ a b 『カクテル完全ガイドうまいつくり方の方程式』(改訂版)池田書店、2021年、173頁。ISBN 978-4262130705 
  5. ^ a b c d THE PLACE『カクテル事典』学研パブリッシング、2014年、168頁。ISBN 978-4058003206 
  6. ^ a b c スティンガー レシピ”. サントリー. 2022年9月10日閲覧。
  7. ^ a b c 『カクテルをたしなむ人のレッスン&400レシピ』日本文芸社、2021年、139頁。ISBN 978-4537218695 
  8. ^ a b c d e f g h 福西英三『カクテル教室』保育社、1996年、45頁。ISBN 978-4586508877 
  9. ^ Stinger”. 国際バーテンダー協会. 2022年9月10日閲覧。
  10. ^ 斎藤都斗武、佐藤淳『カクテルの図鑑』マイナビ出版、2013年、67頁。ISBN 978-4839946234