ジャニーズ・トゥ・グローリー
『ジャニーズ・トゥ・グローリー』[1]、あるいは『ジャーニーズ・トゥ・グローリー』[2](Journeys to Glory) は、スパンダー・バレエのデビュー・アルバムにあたるスタジオ・アルバム。トライデント・スタジオで録音されてからわずか十日後の1981年3月6日に、クリサリス・レコードからリリースされた。アナログ盤の最初のバージョンのカバーには、エンボス加工が施されていた。このアルバムは、2010年3月8日にCD2枚のスペシャル・エディションという形で、リマスターの上でトラックを追加して再リリースされた。
『ジャニーズ・トゥ・グローリー』 | ||||
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スパンダー・バレエ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1980年 – 1981年 | |||
ジャンル | シンセポップ、ニュー・ウェイヴ | |||
時間 | ||||
レーベル | クリサリス・レコード | |||
プロデュース | リチャード・ジェームズ・バージェス | |||
スパンダー・バレエ アルバム 年表 | ||||
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評価
編集専門評論家によるレビュー | |
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レビュー・スコア | |
出典 | 評価 |
Allmusic | [3] |
発表当時、このアルバムは「新鮮、大胆、しかも何やら前衛的 (fresh, bold, and even somewhat avant-garde) と評された[4]。多くのファンはこのアルバムの、音数が少なく、ドラム主導で、ファンクの趣があるところが、後のソウルの影響を強く受けた録音よりもオリジナル性があると考えている。ある評者は、この録音は「まったく忘れられない (completely unforgettable)」ものであり、ハドリーのオペラに準じるようなボーカルも「本当に力強く (really strong)」、「実験に取り組む意志 (willingness to experiment)」があると述べている[4]。別の評者は、最後のトラックである緩やかな楽曲「誘惑のナイト (Toys)」について、「1980年代の楽曲で最も悲劇的なまでに過小評価されているトラックのひとつ (one of the 1980s' most tragically under-rated tracks)」と述べている[4]。
ラジオ番組『Journeys to Glory』
編集2009年11月、BBC Radio 2 は、ジョナサン・ロスをプレゼンターとして、スパンダー・バレエの軌跡を回顧するラジオ番組『Journeys to Glory: The Spandau Ballet Story』を放送した[5]
トラック・リスト
編集オリジナル・リリース
編集全曲とも、ゲイリー・ケンプの作詞、作曲による。
- 早い話が (To Cut a Long Story Short) - 3:20
- リフォーメーション (Reformation) - 4:54
- 伝説のマンドリン (Mandolin) - 4:07
- 燃えるマッスル (Muscle Bound) - 5:06
- 華麗なるエイジ (Age of Blows) - 4:09
- フリーズ (The Freeze) - 4:35
- コンフューズ (Confused) - 4:38
- 誘惑のナイト (Toys) - 5:48
2010年、スペシャル・エディション
編集Disc 1
- "To Cut a Long Story Short"
- "Reformation"
- "Mandolin"
- "Muscle Bound"
- "Age of Blows"
- "The Freeze"
- "Confused"
- "Toys"
- "The Freeze" (7" Version)
- "Muscle Bound" (7" Version)
- "Glow" (7" Version)
Disc 2
- "To Cut a Long Story Short" (12" Version)
- "The Freeze" (Special Mix)
- "Glow" (12" Version)
- "The Freeze" (12" Version)
- "The Freeze" (BBC Session)
- "Mandolin" (BBC Session)
- "Muscle Bound" (BBC Session)
- "Glow" (BBC Session)
パーソネル
編集ミュージシャン
編集- トニー・ハドリー – ボーカル、キーボード
- ゲイリー・ケンプ – ギター、キーボード
- スティーヴ・ノーマン - ギター
- マーティン・ケンプ – ベース
- ジョン・キーブル – ドラムス
制作
編集- リチャード・ジェームズ・バージェス – プロデューサー
- John Etcham – エンジニア (Jam)
- スティーヴン・ショート – エンジニア(トライデント・スタジオ)
- Andy Jackson – エンジニア (Utopia)
- Hugh Padgham – エンジニア(マナー)
- Marlis Duncklau – エンジニア(マナー)
- グレイアム・スミス – デザインと写真
- Lee Andrews – ヘアスタイル
- Simon Withers – 照明
シングル
編集このアルバムからは、3枚のシングルが出された。
年 | 曲 | 英[6] | 豪 | 仏[7] | 売り上げによる認証 |
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1980 | "To Cut a Long Story Short" | 5 | 15 | 1 | |
1981 | "The Freeze" | 17 | - | - | - |
"Muscle Bound" | 10 | - | - | - |
脚注
編集- ^ “スパンダー・バレエ/ジャニーズ・トゥ・グローリー”. 国立国会図書館. 2018年4月16日閲覧。
- ^ “ジャーニーズ・トゥ・グローリー スパンダー・バレエ”. billboard Japan/阪神コンテンツリンク. 2018年4月16日閲覧。
- ^ LeRoy, Dan. "Spandau Ballet: Journeys to Glory" - オールミュージック. 2011年9月17日閲覧。
- ^ a b c “Customer Reviews: Journeys to Glory”. amazon.co.uk. 2011年9月17日閲覧。
- ^ “Journeys to Glory: The Spandau Ballet Story”. BBC Radio 2. 2011年9月17日閲覧。
- ^ Chart Stats – Spandau Ballet Chart Stats (www.chartstats.com), Retrieved 28 September 2009
- ^ “The World's Music Charts (Song artist 741 – Spandau Ballet)”. 2013年1月25日閲覧。
- ^ “BPI (Certified Awards)”. 6 February 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。25 January 2013 – You have to put "Spandau Ballet" in the "Keywords" field.閲覧。