コンコード (ノースカロライナ州)
コンコード(英: Concord)は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州の都市。カバラス郡の郡庁所在地である。人口は10万5240人(2020年)で、郡内最大である[4]。シャーロットの北東32キロメートルに位置している。シャーロット都市圏ではシャーロットに次いで第2位の規模である[5]。
コンコード | |
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市 | |
Concord | |
コンコード中心街 | |
標語: "高効率の生活" | |
ノースカロライナ州内の位置 | |
北緯35度24分16秒 西経80度36分2秒 / 北緯35.40444度 西経80.60056度座標: 北緯35度24分16秒 西経80度36分2秒 / 北緯35.40444度 西経80.60056度 | |
国 | アメリカ合衆国 |
州 | ノースカロライナ州 |
郡 | カバラス郡 |
設立 | 1796年4月 |
法人化 | 1806年 |
政府 | |
• 種別 | 市政委員会・マネジャー方式 |
• 市長 | スコット・パジェット |
面積 | |
• 合計 | 60.30 mi2 (156.18 km2) |
• 陸地 | 60.27 mi2 (156.09 km2) |
• 水域 | 0.03 mi2 (0.09 km2) 0.06% |
標高 | 706 ft (215 m) |
人口 (2020年)[1] | |
• 合計 | 105,240人 |
• 密度 | 1,700人/mi2 (670人/km2) |
等時帯 | UTC-5 (東部標準時) |
• 夏時間 | UTC-4 (東部夏時間) |
郵便番号 |
28025, 28026, 28027 |
市外局番 | 704、980 |
FIPS code | 37-14100[2] |
GNIS feature ID | 0983424[3] |
ウェブサイト |
www |
ノースカロライナ州内の位置 |
コンコードにはシャーロット・モーター・スピードウェイがあり、NASCARの多くのドライバーが本部を置いている。
歴史
編集コンコードはシャーロット大都市圏では急速に成長している北東4分の1にある。町は先ず1750年に入植された。「コンコード」という名称は「調和がある」という意味である。アメリカ合衆国の標準でコンコードは古い町と考えられている。法人化は1806年だった。現在、当初の町の境界を示す標識が中心街で見られる。
コンコードの南ユニオン通りとエッジウッド・アベニューには、19世紀後半から20世紀初めの歴史的家屋が総対的に集まっている[6]。北ユニオン歴史地区の中には記念庭園がある。この庭園は広さが3エーカー (12,000 m2) あり、第一長老派教会の200年の歴史がある墓地を通っている。
コンコードが法人化された1800年代初めから1970年代まで、司法機関は中心街を中心にあった。その時から市域の併合の大半は市の中心から西側、シャーロット市がある方向で発生してきた[7]。市域の一部はカバラス郡とメクレンバーグ郡の郡境に接している。
市内のアメリカ合衆国国家歴史登録財としては、次のものがある[8]。カバラス郡庁舎、バーバー・スコティア・カレッジ、ボージャー・ハートセル農園、マッカーディ丸太小屋、ミル・ヒル、北ユニオン通り歴史地区、オーデル・ロック・ランドルフ綿糸工場、リード金鉱山、南ユニオン通り庁舎と商業歴史地区、南ユニオン通り歴史地区、スペアズ邸、ストーンウォール・ジャクソン訓練学校歴史地区、ユニオン通りノース・カバラス・アベニュー商業歴史地区
地理と気候
編集コンコード北緯35度24分16秒 西経80度36分2秒 / 北緯35.40444度 西経80.60056度 (35.404340, -80.600474)に位置し[9]、カバラス郡では西部にある。
ノースカロライナ州のピードモント台地にあり、うねりのある丘陵と森林が特徴である。放置されている土地は、数年の内に自然林に戻るのが通常である。気候は冷涼な冬と、暑く湿気た夏が特徴である。冬の平均最高気温は 43°F (6 ℃)、最低気温は 29°F (-2 ℃) である。夏の平均気温は79°F (26 ℃) であり、最高気温は88°F (31 ℃) になる[10]。夏の日中の気温が90°F (32 ℃)台の半ばから後半になるのはよくあることであり、時として100°F (38 ℃)を超えることもある。冬の夜間には10°F (-13 ℃)台にまで冷えるのが通常だが、日中は概して氷点よりも高くなる。年間降水量は43.8インチ (1,110 mm) とそこそこあり、2月と4月の雨量が少ない。冬の降水は少ないが頻度が高く、夏の降水は多くてたまにしか降らない。春と夏には雷雨がよくあり、軽いものも激しいものもある。日照率は夏で70%、冬は55%である。風は南西から吹くことが多く、春の平均最高風速は9マイル/時 (14 km/h) である[10]。
市域総面積は60.3平方マイル (156.2 km2)であり、水域は0.04平方マイル (0.1 km2)で水域率は0.06%である。中心街の中央の標高は706フィート (215 m) である。
コンコードは、ノースカロライナ州最大都市であるシャーロット市の北東に位置している。コンコードは、シャーロット大都市圏の中では第2位の都市である。シャーロットからソールズベリーのほぼ中間に位置している。コンコードに近くある小さな都市や町としては、カナポリス市、チャイナグローブ市、ランディス町、マウントプレザント町、ハリスバーグ町、ミッドランド町、ロカスト市がある。
人口動態
編集人口推移 | |||
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年 | 人口 | %± | |
1870 | 878 | — | |
1880 | 1,264 | 44.0% | |
1890 | 4,339 | 243.3% | |
1900 | 7,910 | 82.3% | |
1910 | 8,715 | 10.2% | |
1920 | 9,903 | 13.6% | |
1930 | 11,820 | 19.4% | |
1940 | 15,572 | 31.7% | |
1950 | 16,486 | 5.9% | |
1960 | 17,799 | 8.0% | |
1970 | 18,464 | 3.7% | |
1980 | 16,942 | −8.2% | |
1990 | 27,347 | 61.4% | |
2000 | 55,977 | 104.7% | |
2010 | 79,066 | 41.2% | |
2020 | 105,240 | 33.1% | |
U.S. Decennial Census[11] |
2010年国勢調査
編集2010年国勢調査に拠れば、人口は79,066人だった[12] 。人種別構成比は、白人70.4%、黒人17.8%、アジア系2.6%、インディアン0.3%、太平洋諸島系0.1%、その他6.4%、混血2.3%、ヒスパニック系12.3%だった。住居数は32,130軒あり、その90.7%が利用され、9.3%が空室である。
2000年国勢調査
編集以下は2000年の国勢調査による人口統計データである[2]。
基礎データ
人種別人口構成
|
年齢別人口構成
世帯と家族(対世帯数)
|
収入編集収入と家計 |
宗教
編集コンコードの初期開拓者はドイツ人ルーテル教会員、改革派、スコットランド人あるいはスコットランド系アイルランド人の長老派教会員であり、1750年代にカバラス郡に入植を始めた。1773年、ザイオン教会の集団とセントジョンズ教会の集団、約60家族がザイオン教会のクリストファー・リンテルマンとセントジョンズ教会のクリストファー・ライアリーに、ロンドンに行って国王ジョージ3世からドイツのハノーファーの説教師(また学校の教師)を確保する許可を求めるよう依頼した。ハノーファーの教会会議がこのノースカロライナからの要請に応えるためにアドルファス・ナスマンを選び、ノースカロライナでは初のルーテル派説教師となり、ソールズベリーからコンコードまで5つの教会の牧師を務め、その後、コンコード、カバラス郡、ローワン郡の地域で20の教会と5つの学校を建てて行った[13]。
今日では宗教も広く多様になっており、全体ではいずれかの宗教団体に帰属する率が高い。2000年の宗教に関する報告書では、住民の63%以上が地元の宗教団体と関わっている[14]。市内には多くの教会、ユダヤ教の教会、寺院、オラムがある。
経済
編集コンコードの経済は輸送と交通、金融、製造、モータースポーツ、および様々なサービス業など多岐にわたっている。
主要雇用主
編集コンコードには多くの小企業があるが、カロライナズ・ヘルスケア・システム、カバラス郡教育学区、シューショー Inc.、セルガード LLC、コネクションズ、ラウシュ・フェンウェイ・レーシング、シスコ・フーズ、S&Dコーフィーなどの大企業もあり、通信のACN Inc.は国際本社を置いている。
コンコード市の2014年包括的財務報告書に拠れば、郡内の主要雇用主は次の通りである[15]。
順位 | 雇用主 | 従業員数 |
---|---|---|
1 | カロライナズ・メディカルセンター・ノースイースト | 4,500 |
2 | カバラス郡教育学区 | 3,800 |
3 | カバラス郡政府 | 950 |
4 | コンコード市政府 | 901 |
5 | コネクションズ | 900 |
6 | シューショー | 800 |
7 | ノースカロライナ州政府 | 770 |
8 | カナポリス市教育学区 | 750 |
9 | S&Dコーフィー・アンド・ティ | 625 |
10 | シスコ | 510 |
モータースポーツ
編集コンコード市内にはシャーロット・モーター・スピードウェイ、NASCAR研究開発所(ツーリングやスポーツカー・レースの研究本部でもある)があり、ヘンドリック・モータースポーツ、ラウシュ・フェンウェイ・レーシング、リチャード・ペティ・モータースポーツ、チップ・ガナッシ・レーシングなどプロのレーシングチームが本拠地を置いている。スピードウェイは1959年にノースカロライナ州オークボロ生まれのブラトン・スミスが開設した。スミスの会社スピードウェイ・モータースポーツがシャーロット・モーター・スピードウェイを所有している。この会社はスピードウェイに隣接するドラッグストリップとダートのトラック施設も所有し運営している。市内には車両(大半はモータースポーツの車両)の空力学特性を試験する最新式風洞実験施設を所有する会社、ウィンズヒア Inc.もある[16]。
市政府
編集コンコード市は市政委員会・マネジャー方式の政府を採用している。市長と市政委員は2年毎に改選され、多選制限は無い。市政委員会が1つの主体として市政府の権限の大半を保有している。例えば条例を成立させ、決議を行い、企画を採用し、市の予算を確定させる。市長は市政委員会の議長を務め、賛否同数の場合のみ投票できる。指導者である役割に加えて、特別行事では市の代表となる。市政委員会は専門職の市マネジャーを指名して、市政委員会の決定事項を管理し実行させる。概して、市政府は1人の市長、7人の市政委員、1人の指名によるマネジャーという構造である[17][18]。
コンコード市政府は市民に様々なサービスを提供している。ノースカロライナ州法で要求されている消防、警察[19]、ゴミ処理、街路の維持、上水、下水管理の6つが必須である。これらの他に送電、公園とレクリエーション、洪水制御、交通(街路の維持と計画)、経済開発、企画と地区割り、地域社会開発、環境保護、交通体系、地域空港の運営が行われている。2012年会計年度予算は2億772万4,003ドルだった[20]。政府は資産税、州から配分される消費税、上下水利用料、電力利用料、事業免許料、連邦政府あるいは州政府からの補助金、その他公園とレクリエーション、空港利用料、地区割りなどからの料金から歳入を得ている[20]。再にゅはサービスという形で地域社会に還元されている。
歴史ある郡庁舎
編集カバラス郡庁舎は1876年に完成し、1974年にはアメリカ合衆国国家歴史登録財に指定された[21]。1892年に高さ16フィート (4.9 m) の大理石製南北戦争の記念碑が除幕され、正面芝生に置かれている。
教育
編集教育機会として初等、中等、高等教育に公立と私立の学校がある。公共教育はカバラス郡教育学区が管轄している[22]。小学校は12校、中学校4校、高校5校がある。高等教育機関としてはローワン・カバラス・コミュニティカレッジ、カバラス健康科学カレッジ、バーバー・スコティア・カレッジ、およびコンコードの南西数マイルのノースカロライナ大学シャーロット校がある。
コンコード市内の私立初等中等教育学校は以下の通りである。
- キャノン学校
- コンコード・ファースト・アセンブリー・アカデミー
- コブナント・クラシカル・スクール[23]
地区とレクリエーション
編集2000年、コンコード市政委員会が「より強い地区のための共同事業」プログラムを取り入れた。このプログラムは市の各地区に住む住人の生活を強化するために設計され、生活の質を上げ、コンコード市を故郷とする人々のための行事の質をあげている。このプログラムの一部として、市職員がこのプログラムに参加する地区に直接働きかける連絡係として指名されることを志願している。この動きを通じて市政府と市民の間に強いコミュニケーションが築かれている。このプログラムに市内45の地区が参加しており、地域の不動産市場において、自家を求める人に最も人気のある町の1つにしてきている。選択肢が多様であり、ごく質素な家から数百万ドルもするような家まで選択できる。
コンコード市内には3か所にレクリエーション・センターがあり、公園8か所、スポーツ施設4か所、水泳とその授業を行うアクアティックス・センターもある。フィッシャー湖は延長3マイル(5 km) の湖岸と面積534エーカー (2.16 km2) の湖面があり、レジャーボート、釣り、緑地散歩道、自転車道を楽しむことができる。ダン・メイプルズが設計した18ホールのロッキー川ゴルフクラブではゴルフ大会もあり、市が所有運営し、契約会社が管理している。
ウェスト・カバラスYMCAやスポーツセンターなど民間のレクリエーション施設も利用できる。ウェスト・カバラスYMCAは2003年に開設された。スポーツセンターは民間が所有する運動とレクリエーションの施設である。
商業
編集中心街にある商店街ではアンティーク、収集品、芸術や工芸品が見られる。シャーロット・モーター・スピードウェイから数分の距離にはカロライナ・モールやコンコード・ミルズなど大型小売店集積地もある。
交通
編集高規格道路
編集州間高速道路85号線がコンコードと、北東のグリーンズボロやダーラム、南西のシャーロットやグリーンビル、さらにジョージア州アトランタと直接繋いでいる。市内では8車線に拡張される工事が南から北に進行している。州間高速道路485号線が市内南西部を通り、カバラス郡とメクレンバーグ郡の郡境に数マイル並行して、シャーロット地域へのアクセスを可能にしている。485号線はメクレンバーグ郡境の南で85号線と交差している。このインターチェンジは現在スタック型に組み直されており、最終的にコンコードとメクレンバーグ郡北部の自動車専用道による接続を可能にする。アメリカ国道29号線と同601号線も市内を通り、州内の他の部分とを繋いでいる。国道29号線はシャーロットとグリーンズボロの間の大半で州間高速道路85号線の代替路になっている。
バス
編集コンコード市内ではコンコード・カナポリス地域交通、別名CKライダーと呼ばれるバスの交通体系があり、コンコードとカナポリスでバス便を運行している。このシステムはシャーロット地域交通システムとも接続しており、急行便や乗り換え点での定期便もある。グレイハウンドのバスも地域を通っている。
鉄道
編集コンコードを通る鉄道が1本ある。ノースカロライナ鉄道が所有している。この線を使う幾つかの貨物用産業施設がある。現在旅客用の駅は無いが、アムトラックは隣接するカナポリスとシャーロットで停車している。
空港
編集コンコード地域空港はコンコード市が所有し運営する空港である[24]。シャーロット・ダグラス国際空港の代替空港に指定されている。シャーロット・ダグラス国際空港から国内、国際便を利用できる。コンコード地域空港は、チャーター機、制限付き商業便、飛行訓練学校、民間機が利用している。この空港を利用する航空機は、セスナ 150から、ビーチクラフト ボナンザ、グラマン ガルフストリーム II、ボーイング737-300まで幅広い[24]。
近隣の観光地
編集コンコードには、モールが2か所、博物館1か所、家族リゾート1か所、アミューズメントパーク1か所、スポーツ会場3か所、アリーナとイベント会場1か所があり、アリーナは全郡から多目的に利用されている。
- カバラス・アリーナ & イベンツセンター
- カロライナ・モール[25]
- カロライナ・ルネサンス・フェスティバル
- シャーロット・モーター・スピードウェイ
- コンコード・ミルズ・モール
- コンコード・スピードウェイ(ミッドランド町内)
- グレートウルフ・ロッジ
- zMax ドラッグウェイ
姉妹都市
編集コンコードは国際姉妹都市協会が指定する4つの姉妹都市関係がある[26]。
著名な出身者
編集- ニキタ・コロフ、プロレスラー、WCW
- スキート・ウールリッチ、俳優、バージニア州リンチバーグで生まれ、コンコードで育ち、現在はロサンゼルスに住んでいる
- カイル・シーガー、メジャーリーグベースボール選手、シアトル・マリナーズ
- コーリー・シーガー、メジャーリーグベースボール選手、ロサンゼルス・ドジャース
脚注
編集- ^ “Quickfacts.census.gov”. 14 Nov 2023閲覧。
- ^ a b “American FactFinder”. United States Census Bureau. 2008年1月31日閲覧。
- ^ “US Board on Geographic Names”. United States Geological Survey (2007年10月25日). 2008年1月31日閲覧。
- ^ “Find a County”. National Association of Counties. 2011年6月7日閲覧。
- ^ NC State Demographer
- ^ Historic District Handbook
- ^ City of Concord Planning Department
- ^ National Park Service (9 July 2010). "National Register Information System". National Register of Historic Places. National Park Service.
{{cite web}}
: Cite webテンプレートでは|access-date=
引数が必須です。 (説明) - ^ “US Gazetteer files: 2010, 2000, and 1990”. United States Census Bureau (2011年2月12日). 2011年4月23日閲覧。
- ^ a b U.S. Dept of Agriculture
- ^ “Census of Population and Housing”. Census.gov. June 4, 2015閲覧。
- ^ Bureau, U.S. Census. “American FactFinder - Results”. factfinder2.census.gov. February 12, 2020時点のオリジナルよりアーカイブ。July 25, 2018閲覧。
- ^ Foundations of Lutheranism in North Carolina, North Carolina Synod of the Lutheran Church in America, 1966
- ^ Association of Religious Data Archives
- ^ “City of Concord CAFR” (PDF). 2015年6月5日閲覧。
- ^ Windshear
- ^ Message from the Mayor
- ^ W. Brian Hiatt, City Manager
- ^ Police Chief
- ^ a b City of Concord Budget
- ^ Historic courthouse Retrieved 2014-08-19
- ^ Cabarrus County School System
- ^ “Maps & Directions”. Covenant Classical School. September 14, 2012閲覧。
- ^ a b Concord Regional Airport Master Plan
- ^ “Directions”. Carolina Mall. September 14, 2012閲覧。
- ^ “Interactive City Directory”. Sister Cities International. 4 June 2015閲覧。
参考文献
編集- Bernard Davis, Jr., Portraits of the African-American Experience in Concord-Cabarrus, North Carolina 1860-2008. n.c.: Xlibris, 2010.
- Michael Eury, Concord. Charleston, SC: Arcadia Pub., 2011.
- Gary R. Freeze, Master Mill Man: John Milton Odell and Industrial Development in Concord, North Carolina, 1877-1907. M.A. thesis. University of North Carolina, 1980.
- Gary R. Freeze, "Patriarchy Lost: The Preconditions for Paternalism in the Odell Cotton Mills of North Carolina, 1882-1900," in Gary M. Fink and Merl E. Reed (eds.), Race, Class, and Community in Southern Labor History. Tuscaloosa, AL: University of Alabama Press, 1994; pp. 27–40.
- Barbara Shepherd Garrison, A History of the Concord Public Library of Concord, North Carolina. Chapel Hill, NC: n.p., 1965.
- Clarence E Horton and Kathryn L Bridges, Abstracts from Early Newspapers Published in Concord, North Carolina: 1855-1862. Concord, NC: Cabarrus Genealogy Society, 2002.
- C.L. Hunter, Sketches of Western North Carolina, Historical and Biographical: Illustrating Principally the Revolutionary Period of Mecklenburg, Rowan, Lincoln, and Adjoining Counties, Accompanied with Miscellaneous Information, Much of It Never before Published. Raleigh, NC: Raleigh News Steam, 1877.