クロニキシン
クロニキシン(Clonixin)は、非ステロイド性抗炎症薬の1つである。鎮痛薬、解熱薬、抗血小板剤としての作用も持つ。主に慢性関節炎や、痛みや炎症を伴う特定の軟組織障害の治療に用いられる。
クロニキシン | |
---|---|
2-(3-Chloro-2-methylanilino)pyridine-3-carboxylic acid | |
別称 Clonixic acid; CBA 93626[1] | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 17737-65-4 |
PubChem | 28718 |
ChemSpider | 26711 |
UNII | V7DXN0M42R |
KEGG | D03555 |
ChEBI | |
ChEMBL | CHEMBL1332971 |
| |
| |
特性 | |
化学式 | C13H11ClN2O2 |
モル質量 | 262.69 g mol−1 |
薬理学 | |
投与経路 | 経口投与 |
代謝 | UGT2B7によるグルクロン酸抱合 |
法的状況 | ?(US) |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
合成
編集クロニキセリル
編集クロニキシンのグリセリルエステルであるクロニキセリルも非ステロイド性抗炎症薬である。いくらか遠回りの方法で合成される。
クロニキシンはクロロアセトニトリル及びトリエチルアミンと反応し、2を与える。炭酸カリウム及びグリセロールアセトニドとともに加熱することで活性基が置換されてエステル3が生成する。エステル3は、酢酸中で解重合し、クロニキセリル(4)が生じる。
関連項目
編集出典
編集- ^ Finch, Jay S.; Dekornfeld, Thomas J. (1971). “Clonixin: A Clinical Evaluation of a New Oral Analgesic”. The Journal of Clinical Pharmacology and New Drugs 11 (5): 371–377. doi:10.1177/009127007101100508. hdl:2027.42/67636. PMID 4935715 2015年5月21日閲覧。.
- ^ M. H. Sherlock, ZA 6802185 (1968); Chem. Abstr., 70: 96640c (1969).
- ^ CH 534129 (1973); Chem. Abstr., 79: 18582g (1973).