エマーソン弦楽四重奏団

エマーソン弦楽四重奏団(Emerson String Quartet)は、1976年から2023年まで活動したアメリカ合衆国弦楽四重奏団。

エマーソン弦楽四重奏団 (2014年)

経歴

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1976年にジュリアード音楽院内で結成され、1977年のヴァーモント音楽祭で初めて公開演奏を行った[1]。創設以来ニューヨーク州を拠点として活動を続けた。ドイツ・グラモフォン・レーベルと専属契約を結んで30枚以上のアルバムを発表し、9つのグラミー賞(7つの最優秀室内楽録音賞、2つの最優秀クラシック・アルバム賞)を受賞している[2]。2002年からはストーニーブルック大学の常駐の弦楽四重奏団として教育活動を行っている[1][3]

陰影に富んだ表現と軽やかなリズム感を特徴とし、ドビュッシーラヴェルアイヴズバルトークグリーグショスタコーヴィチバーバーなどの近現代作品を得意とする。第1と第2のヴァイオリンが曲によって交代するのが大きな特徴。カルテットの名前は、アメリカの詩人・哲学者ラルフ・ワルド・エマーソンに因んでいる。

2021年、エマーソン弦楽四重奏団は2023年10月末に解散することを公表した[4]。活動期間は47年間にわたる。2023年にラストアルバム「終わりなき航海 (Infinite Voyage)」を発表した[5]。曲はシェーンベルクの弦楽四重奏曲第2番その他。NPR Musicの「Tiny Desk Concerts」に出場したのが最後の公開演奏となった[6][7]

団員

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(第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンを固定しない体制をとり、曲によって二人は交代する)

  • ローレンス・ダットン(1954年生まれ):ヴィオラ(第2代、1977年~)
    • グィルエルモ・フィグエロン(同 初代)
  • ポール・ワトキンス(1970年生まれ):チェロ (第3代、2013年~)
    • デイヴィッド・フィンケル(1951年生まれ)(同 第2代) (1979年2012年
    • エリック・ウィルソン(同 初代)

録音

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脚注

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参考書籍

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  • The Emerson String Quartet, Converging Lines: The Extraordinary Story of the Emerson String Quartet's First 25 Years, ISBN 1899332685, Risk Waters Group

外部リンク

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