アンドレア・レッドサム
アンドレア・ジャクリーン・レッドサム(Andrea Jacqueline Leadsom [ˈlɛdsəm],[1] 旧姓 サーモン, 1963年5月13日 - )[2] は、2010年からサウス・ノーサンプトンシャー選挙区選出庶民院議員を務めるイギリスの保守党所属の政治家。[3]2017年から2019年まで庶民院院内総務を務め、2019年から2020年まで ビジネス・エネルギー・産業戦略大臣を務めた。 [1]2016年と2019年の2度保守党党首選挙に出馬したが、いずれも落選している。
アンドレア・レッドサム Andrea Leadsom | |
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生年月日 | 1963年5月13日(61歳) |
出生地 |
イギリス イングランド、バッキンガムシャー、アイルズベリー |
出身校 | ウォーリック大学 |
所属政党 | 保守党 |
配偶者 | ベン・レッドサム (1993年結婚) |
子女 | 3人 |
公式サイト | [公式ウェブサイト ] |
内閣 |
第1次ジョンソン内閣 第2次ジョンソン内閣 |
在任期間 | 2019年7月24日 - 2020年2月13日 |
内閣 | 第2次メイ内閣 |
在任期間 | 2017年6月11日 - 2019年5月22日 |
内閣 | 第1次メイ内閣 |
在任期間 | 2016年7月14日 - 2017年6月11日 |
内閣 | 第2次キャメロン内閣 |
在任期間 | 2015年5月11日 - 2016年7月14日 |
内閣 | 第1次キャメロン内閣 |
在任期間 | 2014年4月9日 - 2015年5月11日 |
その他の職歴 | |
サウス・ノーサンプトンシャー選挙区 選出庶民院議員 (2010年5月6日 - 現在) |
生い立ち
編集レッドサムはイングランドのバッキンガムシャー州アイルズベリーで、リチャード・サーモンおよびジュディ夫妻の間に生まれる[4]。幼少期より政治に興味を持ち始める。13歳のときに政治家になりたいと思ったのだという[5][6]。彼女はトンブリッジ・ガールズグラマースクールに入学、その後ウォーリック大学で政治学を学び[7]、1987年に卒業した[8]。
経歴
編集大学卒業後、金融機関で働く。1993年から1997年までバークレイズで働き、その後De Putron Fund Management (DPFM) に移る。1999年から2009年までInvesco Perpetualで働く[9]。
2010年の総選挙に南ノーサンプトンシャー選挙区から出馬し、初当選した[10][11][5]。2014年4月に経済担当副大臣に任命される。2015年の総選挙で保守党が政権を守った後に、エネルギー・気候変動省のエネルギー担当大臣に就任する[9]。
2016年保守党党首選挙
編集デーヴィッド・キャメロン首相の辞任で、レッドサムは2016年イギリス保守党党首選挙の党首候補となった。国会議員による第2回目投票で、彼女はテリーザ・メイに次ぐ得票2位となったが、強力で安定な政府をつくるだけの十分なサポートが得られないとして選挙戦から撤退、メイ支持を表明した[12]。彼女は専門的経験を誇張したことと[13][14][15]、「子供を持つということは、国の将来に個人的な興味を与える要因の一つだ」と語ったことで強い批判を受けた[16]。
2016年7月中旬、第1次メイ内閣の環境・食料・農村担当大臣に任命される[17]。2017年6月からの第2次メイ内閣においては庶民院院内総務、枢密院議長を務めている。
2019年保守党党首選挙
編集テリーザ・メイ党首の辞任に伴う2019年イギリス保守党党首選挙に立候補したものの、議員による第1回目の投票で313票中、11票しか得票できず落選した[18]。
政策
編集レッドサムが保守党を選んだのは、保守主義こそが英国の人々とコミュニティーのための良き生活(環境)をつくってきたと信じているからである[7]。だが、経済では自由市場経済を支持している[6]。
同性婚
編集EU離脱の是非を問う国民投票
編集レッドサムは、それ以前はEU離脱に反対の立場を取っていたが、2016年6月に行われたイギリスの欧州連合離脱是非を問う国民投票ではEU離脱派の主要メンバーとして脚光を浴び、テレビ討論で注目を集めた[19]。レッドサムは、治安のためには英国はEUを離脱したほうが良いと考えている。レッドサムが心配するのはEUの大量移民政策である。レッドサムは、シェンゲン圏内の自由な人の移動は危険であるとし、英国の治安の大きな脅威となると述べている[6]。またレッドサムは、EUに加盟しているために南米などの国家と自由にFTAを締結できないことも問題視していた[20]。
私生活
編集彼女は1993年にベン・レッドサムと結婚し、2人の息子と1人の娘を儲けた。最初の子供の出産後、彼女は産後鬱に数ヶ月間苦しめられた[21]。
レッドサムは、キリスト教は彼女の人生で中心的な役割があると述べている。彼女はデイリー・テレグラフ紙のティム・ロスに対して「私は非常に献身的なキリスト教徒です。 私は自分の価値と、それによってなされる私が行ったすべてのことについて考えます。」と語った。彼女は他の議員と共にさまざまな「聖書研究グループ」に参加し、そして「常に」祈り、公然とキリスト教信仰について全ての党の院内会派が主催するウェブサイトで議論を行っている[22][23]。
参照
編集- ^ a b “Leadsom, Rt Hon. Andrea (Jacqueline), (born 13 May 1963), PC 2016; MP (C) South Northamptonshire, since 2010; Secretary of State for Environment, Food and Rural Affairs, since 2016”. Who's Who (Oxford University Press). (2010-12-01) .
- ^ “Tory contender: Andrea Leadsom” (英語). (2016年7月11日) 2020年1月14日閲覧。
- ^ “Leadsom, Andrea”. International Year Book and Statesmen's Who's Who. 2020年1月14日閲覧。
- ^ “Aylesbury-born Andrea Leadsom could be country’s new Prime Minister”. Bucksherald.co.uk (2016年7月6日). 2016年7月10日閲覧。
- ^ a b Biography A. Leadsom, Conservaives
- ^ a b c Britain is at greater risk from terrorists inside the EU, Andrea Leadsom warnsT. Ross, The Daily Telegraph, 26 Mar 2016
- ^ a b Andrea Leadsom Politics.co.uk, Biography
- ^ 'LEADSOM, Andrea Jacqueline', Who's Who 2013, A & C Black, an imprint of Bloomsbury Publishing plc, 2013; online edn, Oxford University Press, Dec 2012 ; online edn, Nov 2012 accessed 2 Jan 2013
- ^ a b c Who is Andrea Leadsom? Meet the Conservative Party leader and PM candidate C. Hope, The Daily Telegraph, 7 Jul 2016
- ^ "No. 59418". The London Gazette (英語). 13 May 2010. p. 8744.
- ^ Home. Andrea Leadsom. Retrieved 8 May 2012.
- ^ Bulman, May (11 July 2016). “Andrea Leadsom quits Tory leadership contest: Read her speech in full”. The Independent (London, UK) 11 July 2016閲覧。
- ^ “Leadsom admits ‘misleading’ claims on CV for top job”. 14 July 2016閲覧。
- ^ “Andrea Leadsom accused of 'misleading' claims on her CV” (6 July 2016). 6 July 2016閲覧。
- ^ “Andrea Leadsom quits Conservative leadership race”. BBC News (BBC). (11 July 2016) 11 July 2016閲覧。
- ^ Sparrow, Andrew. “Leadsom attacks 'gutter journalism' in row over motherhood quotes”. The Guardian (London, UK) 8 July 2016閲覧。
- ^ ‘Brutal!’ How Theresa May’s Cabinet bloodbath even shocked hardened hacks M. Deacon, The Daily Telegraph, 14 Jul 2016
- ^ “英与党党首選、初回投票はジョンソン前外相がトップ”. 産経新聞. (2019年6月13日) 2019年6月14日閲覧。
- ^ “Who is Conservative leadership contender Andrea Leadsom?” (30 June 2016). 11 July 2016閲覧。
- ^ Trade wars: memo shows EU is costing UK billions T Ross and P. Foster, The Daily Telegraph, 21 May 2016
- ^ Rustin, Susanna (27 November 2012). “Andrea Leadsom: lobbying for more support for parents and children”. The Guardian 2 July 2016閲覧。
- ^ “Andrea Leadsom MP - Members' Stories”. Christians in Parliament. 2016年7月10日閲覧。
- ^ “Andrea Leadsom wanted to be MP to stop 'nuclear holocaust'”. Thetimes.co.uk. 2016年7月10日閲覧。
外部リンク
編集- Official Leadsom Conservative leadership campaign site
- Andrea Leadsom MP (@andrealeadsom) - X(旧Twitter)
- Profile at Parliament of the United Kingdom
- Contributions in Parliament at Hansard
- Voting record at Public Whip
- Record in Parliament at TheyWorkForYou
- Debrett's People of Today
グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国議会 | ||
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新設 | 南ノーサンプトンシャー選挙区選出庶民院議員 2010年-現職 |
現職 |
公職 | ||
先代 ニッキー・モーガン |
経済担当副大臣 2014年–2015年 |
次代 ハリエット・ボールドウィン |
先代 サジッド・ジェイビッド |
シティ大臣 2014年–2015年 | |
先代 マシュー・ハンコック |
エネルギー担当大臣 2015年–2016年 |
廃止 |
先代 エリザベス・トラス |
環境・食料・農村担当大臣 2016年–2017年 |
次代 マイケル・ゴーヴ |
先代 デイビット・リディントン |
庶民院院内総務 2017年–2019年 |
現職 |
枢密院議長 2017年-2019年 |