アラスカ州選出のアメリカ合衆国下院議員
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(アラスカ州全州選挙区から転送)
アラスカ州選出のアメリカ合衆国下院議員は、アメリカ合衆国アラスカ州選出のアメリカ下院議員である。1906年から1959年まで存在したアラスカ準州選出の下院議員についてもこの項目で扱う。
沿革
編集1906年5月7日、議会制定法によりアラスカ地区に議決権のない代議員(準議員)を選出する権利が与えられた。1906年8月14日、アラスカ地区初の代表としてフランク・ヒンマン・ワスキーが選出された[1]。
1958年7月7日、アラスカ州法が制定された。これにより、アラスカ準州は州に昇格したため、アラスカ選出の下院議員も他の州の選出議員と同じ権限を持ち、議会での投票権が与えられるようになった。1959年1月3日の州成立を前に、1958年11月にアラスカ州として初めての選挙が行われ、民主党のラルフ・ジュリアン・リバーズが当選を果たした。
アラスカ準州全州選挙区
編集アラスカ準州全州選挙区(英語: Alaska Territory's at-large congressional district)は、かつて存在したアメリカ合衆国連邦下院の選挙区。定数1人の小選挙区制。1906年から1912年までは、アラスカ地区全区選挙区(英語: District of Alaska's at-large congressional district)であった。1959年にアラスカ準州がアラスカ州に昇格したことで、消滅した。
区域
編集アラスカ準州 - 全域
アラスカ州全州選挙区
編集アラスカ州全州選挙区(英語: Alaska's at-large congressional district)は、アメリカ合衆国連邦下院の選挙区。定数1人の小選挙区制。1959年1月3日に設置された。
区域
編集アラスカ州 - 全域
データ(2010年)
編集- 人口(2019年) - 731,545人[2] (有権者登録数: 599,090人[3][4])
- 面積 - 665,384.04平方マイル(1,723,336.8 km2)
- 分布 - 都市人口: 66.02%/ 農村人口: 33.98%[5]
- 世帯収入(中央値) - 75,463ドル[2]
- 民族構成 - 白人(66.7%)、アメリカ先住民/アラスカ先住民(14.8%)、複数人種(7.3%)、アジア系(5.4%)、黒人/アフリカ系アメリカ人(3.3%)[6]
大統領選挙の結果
編集年 | 勝利候補 | 敗北候補 |
---|---|---|
1960年 | リチャード・ニクソン (51%) | ジョン・F・ケネディ (49%) |
1964年 | リンドン・ジョンソン (66%) | バリー・ゴールドウォーター (34%) |
1968年 | リチャード・ニクソン (45%) | ヒューバート・H・ハンフリー (43%) |
1972年 | リチャード・ニクソン (58%) | ジョージ・マクガヴァン (35%) |
1976年 | ジェラルド・R・フォード (58%) | ジミー・カーター (36%) |
1980年 | ロナルド・レーガン (54%) | ジミー・カーター (26%) |
1984年 | ロナルド・レーガン (67%) | ウォルター・モンデール (30%) |
1988年 | G・H・W・ブッシュ (60%) | マイケル・デュカキス (36%) |
1992年 | G・H・W・ブッシュ (39%) | ビル・クリントン (30%) |
1996年 | ボブ・ドール (51%) | ビル・クリントン (33%) |
2000年 | ジョージ・W・ブッシュ (59%) | アル・ゴア (28%) |
2004年 | ジョージ・W・ブッシュ (61%) | ジョン・ケリー (36%) |
2008年 | ジョン・マケイン (59%) | バラク・オバマ (38%) |
2012年 | ミット・ロムニー (55%) | バラク・オバマ (41%) |
2016年 | ドナルド・トランプ (51%) | ヒラリー・クリントン (37%) |
2020年 | ドナルド・トランプ (53%) | ジョー・バイデン (43%) |
アラスカ準州選出議員一覧
編集議決権のない代議員
編集議会 | 氏名 | 政党 |
---|---|---|
第59議会 (1905年 - 1907年) |
フランク・ヒンマン・ワスキー |
民主党 |
第60議会 (1907年 - 1909年) |
トーマス・ケール |
無所属 |
第61議会 (1909年 - 1911年) |
ジェームズ・ウィッカーシャム |
共和党 |
第62議会 (1911年 - 1913年) | ||
第63議会 (1913年 - 1915年) | ||
第64議会 (1915年 - 1917年) | ||
第65議会 (1917年 - 1919年) |
チャールズ・オーガスト・スルツァー 1917年3月4日 - 1919年1月7日 |
民主党 |
ジェームズ・ウィッカーシャム 1919年1月7日-1919年3月3日 |
共和党 | |
第66議会 (1919年 - 1921年) |
チャールズ・オーガスト・スルツァー 1919年3月4日 - 1919年4月28日 |
民主党 |
空席 1919年4月28日–1920年6月3日 | ||
ジョージ・バーンズ・グリグスビー 1920年6月5日 - 1921年3月1日 |
民主党 | |
ジェームズ・ウィッカーシャム 1921年3月1日-1921年3月3日 |
共和党 | |
第67議会 (1921年 - 1923年) |
ダニエル・サッザーランド |
共和党 |
第68議会 (1923年 - 1925年) | ||
第69議会 (1925年 - 1927年) | ||
第70議会 (1927年 - 1929年) | ||
第71議会 (1929年 - 1931年) | ||
第72議会 (1931年 - 1933年) |
ジェームズ・ウィッカーシャム |
共和党 |
第73議会 (1933年 - 1935年) |
アンソニー・ダイモンド |
民主党 |
第74議会 (1935年 - 1937年) | ||
第75議会 (1937年 - 1939年) | ||
第76議会 (1939年 - 1941年) | ||
第77議会 (1941年 - 1943年) | ||
第78議会 (1943年 - 1945年) | ||
第79議会 (1945年 - 1947年) |
ボブ・バートレット |
民主党 |
第80議会 (1947年 - 1949年) | ||
第81議会 (1949年 - 1951年) | ||
第82議会 (1951年 - 1953年) | ||
第83議会 (1953年 - 1955年) | ||
第84議会 (1955年 - 1957年) | ||
第85議会 (1957年 - 1959年) |
アラスカ州選出議員一覧
編集議会 | 氏名 | 政党 |
---|---|---|
第86議会 (1959年 - 1961年) |
ラルフ・ジュリアン・リバーズ |
民主党 |
第87議会 (1961年 - 1963年) | ||
第88議会 (1963年 - 1965年) | ||
第89議会 (1965年 - 1967年) | ||
空席 1966年12月30日 - 1967年1月3日 | ||
第90議会 (1967年 - 1969年) |
ハワード・ウォーレス・ポロック |
共和党 |
第91議会 (1969年 - 1971年) | ||
第92議会 (1971年 - 1973年) |
ニック・ベギーチ[7] |
民主党 |
空席 1972年12月29日 - 1973年3月6日[8] | ||
第93議会 (1973年 - 1975年) |
ドン・ヤング |
共和党 |
第94議会 (1975年 - 1977年) | ||
第95議会 (1977年 - 1979年) | ||
第96議会 (1979年 - 1981年) | ||
第97議会 (1981年 - 1983年) | ||
第98議会 (1983年 - 1985年) | ||
第99議会 (1985年 - 1987年) | ||
第100議会 (1987年 - 1989年) | ||
第101議会 (1989年 - 1991年) | ||
第102議会 (1991年 - 1993年) | ||
第103議会 (1993年 - 1995年) | ||
第104議会 (1995年 - 1997年) | ||
第105議会 (1997年 - 1999年) | ||
第106議会 (1999年 - 2001年) | ||
第107議会 (2001年 - 2003年) | ||
第108議会 (2003年 - 2005年) | ||
第109議会 (2005年 - 2007年) | ||
第110議会 (2007年 - 2009年) | ||
第111議会 (2009年 - 2011年) | ||
第112議会 (2011年 - 2013年) | ||
第113議会 (2013年 - 2015年) | ||
第114議会 (2015年 - 2017年) | ||
第115議会 (2017年 - 2019年) | ||
第116議会 (2019年 - 2021年) | ||
第117議会 (2021年 - 2023年) | ||
空席 2022年3月18日-2022年9月13日 |
||
第117議会 (2021年 - 2023年) |
メアリー・ペルトラ |
民主党 |
第118議会 (2023年 - 2025年) |
脚注
編集- ^ “WASKEY, Frank Hinman”. Biographical Directory of the United States Congress. 2021年1月28日閲覧。
- ^ a b Center for New Media & Promotion (CNMP), US Census Bureau. “My Congressional District” (英語). www.census.gov. 2021年1月28日閲覧。
- ^ “Alaska Voter Registration By Age” (pdf). The Grate State of Alaska (2021年1月4日). 2021年1月28日閲覧。
- ^ 2021年1月4日現在
- ^ “Congressional Districts”. proximityone.com. October 9, 2020閲覧。
- ^ “2010 Census: Alaska Profile” (pdf). U.S. CENSUS BUREAU. 2021年1月28日閲覧。
- ^ 1972年10月16日に失踪し、11月7日に再選したが、12月29日に死亡宣告された。
- ^ ベギッチの死亡宣告によって、議席が空席となった。1973年3月6日、アラスカ州法に基づき、特別選挙が行われた。