ゆめはんな
ゆめはんなとは、大阪府と奈良県を結ぶ大阪市営地下鉄(現在の大阪市高速電気軌道〈Osaka Metro〉)中央線と近畿日本鉄道(近鉄)けいはんな線に付けられた統一愛称である。
ゆめはんな | |||
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基本情報 | |||
国 | 日本 | ||
所在地 | 大阪府、奈良県 | ||
起点 | コスモスクエア駅 | ||
終点 | 学研奈良登美ヶ丘駅 | ||
駅数 | 21駅 | ||
経由路線 | 大阪市営地下鉄中央線、近鉄けいはんな線 | ||
路線記号 | C | ||
愛称使用開始 | 2006年3月27日 | ||
運営者 |
大阪市交通局(大阪市営地下鉄)[1] 近畿日本鉄道(近鉄) | ||
路線諸元 | |||
路線距離 | 36.7 km | ||
軌間 | 1,435 mm(標準軌) | ||
線路数 | 複線 | ||
電化方式 | 直流750 V 第三軌条方式 | ||
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概要
編集2000年10月に着工した近鉄の新線である生駒駅 - 学研奈良登美ヶ丘駅間が2006年3月27日に開業することを受けて、利用者に生駒駅でけいはんな線から乗り換えることなく本町方面と行き来できることをアピールするため、大阪市交通局(当時)と近鉄が相互直通運転を行っていた大阪市営地下鉄中央線・近鉄東大阪線(当時)・近鉄けいはんな線の愛称を2005年7月1日 - 8月31日まで募集をしていた。
関西文化学術研究都市(愛称:けいはんな学研都市)・東大阪市周辺のものづくりゾーン・大阪市中心部のビジネス街・大阪ベイエリアを結んでおり、ひらがなを使用していることで、語感がやさしく親しみやすいイメージがあり、けいはんな学研都市と大阪ベイエリアが一つに結ばれているということの未来への期待感があることからこの愛称が選定された[2]。
なお、当初は新線の生駒駅 - 学研奈良登美ヶ丘駅間はけいはんな線、既存区間の長田駅 - 生駒駅間は東大阪線であったため、大阪市営地下鉄中央線との3線の愛称を募集していたが、募集期間中に近鉄が東大阪線をけいはんな線に改称することが発表された[3]。
しかし、実際は大阪市営地下鉄・近鉄ともに案内等に「ゆめはんな」は用いられず、2024年現在は近鉄ホームページのけいはんな線のページ[4]に軽く記載がある程度である。また、大阪市交通局からOsaka Metroに民営化された際に愛称が引き継がれたかどうかは定かでは無い。
2000年8月に着工した夢咲トンネルでは、2009年8月に道路部分のみ開通し、鉄道部分は同年12月に事業休止となっていたが、2019年2月に事業再開となり、2025年1月にOsaka Metro中央線コスモスクエア駅 - 夢洲駅間が延伸開業する予定で、図らずも「夢洲」と「けいはんな学研都市」を結ぶ路線となる予定である。
路線構成
編集脚注
編集- ^ 現在の大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)。
- ^ 地下鉄中央線・近鉄東大阪線・近鉄けいはんな線統一愛称が決定しました (PDF) - 近畿日本鉄道 2005年10月26日
- ^ 「けいはんな線」の開業日を来年3月27日に決定しました -あわせて「東大阪線」を「けいはんな線」に名称変更します- (PDF) - 近畿日本鉄道 2005年8月4日
- ^ けいはんな線 - 近畿日本鉄道、2024年9月26日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- けいはんな学研都市とは - 公益財団法人関西文化学術研究都市推進機構
- 奈良生駒高速鉄道