კ
現行のグルジア文字の10番目、正書法改革前の11番目の文字
კ(グルジア語: კანი、/kʼanɪ/)は、現行のグルジア文字の10番目の文字(正書法改正前は11番目)である[1]。
使用
編集ジョージア語では軟口蓋放出音[kʼ]を表す[2]。記数法では数値20を表す[3]。
ジョージア国内のラズ語でも使用されている。トルコ国内で使用されているラズ語ラテン・アルファベットの「Ǩ」または「Kʼ」[4]に対応する。アブハズ語(1937年から1954年まで)[5]およびオセット語(1938年から1954年まで) [6]のグルジア文字表記法でも使用されていたが、現在はキリル文字が主に使われ、アブハズ語で「К」と、オセット語で「Къ」と記される。
ジョージア語のラテン文字化では「K」または「Kʼ」と記す[7]。グルジア語の点字では記号⠅(U + 2805)[8]となる。
字形
編集アソムタヴルリ | ヌスフリ | ムヘドルリ | ムタヴルリ |
---|---|---|---|
筆順
編集符号位置
編集文字 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 備考 |
---|---|---|---|---|
Ⴉ | U+10A9 |
- |
Ⴉ Ⴉ |
アソムタヴルリ |
ⴉ | U+2D09 |
- |
ⴉ ⴉ |
ヌスフリ |
Კ | U+1C99 |
- |
Კ Კ |
ムタヴルリ |
კ | U+10D9 |
- |
კ კ |
ムヘドルリ |
出典
編集- ^ Machavariani, p. 136
- ^ Aronson, Howard Isaac (1990). Georgian: A Reading Grammar. Columbus, OH: Slavica Publishers. p. 18, 20. ISBN 978-0-89357-207-5
- ^ Mchedlidze, II, p. 100
- ^ Description du dialecte laze d'Arhavi (caucasique du sud, Turquie): Grammaire et textes (PDF).
- ^ Из истории письменности в Абхазии.
- ^ История осетинского письма.
- ^ Transliteration of Non-Roman Scripts. Transliteration of Georgian
- ^ UNESCO, World Braille Usage, Third Edition, Washington, D.C. p. 45
- ^ Mchedlidze, I, p. 105
- ^ Mchedlidze, I, p. 107
- ^ Mchedlidze, I, p. 110