ウィリアムズ・FW24 (Williams FW24) は、ウィリアムズ2002年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カー。開幕戦から最終戦まで実戦投入された。デザイナーはパトリック・ヘッドギャビン・フィッシャージェフ・ウィリス

ウィリアムズ・FW24
カテゴリー F1
コンストラクター ウィリアムズ
デザイナー イギリスの旗 パトリック・ヘッド(テクニカルディレクター)
イギリスの旗 ギャビン・フィッシャー(チーフデザイナー)
イギリスの旗 ジェフ・ウィリス (チーフエアロダイナミシスト)
先代 ウィリアムズ・FW23
後継 ウィリアムズ・FW25
主要諸元
シャシー カーボンファイバー モノコック
サスペンション(前) ウィリアムズ ダブルウィッシュボーン, トーションバー, プッシュロッド
サスペンション(後) ウィリアムズ ダブルウィッシュボーン, コイルスプリング, プッシュロッド
エンジン BMW P81 2998 cc V10 (90度) 自然吸気
トランスミッション ウィリアムズ製 7速 縦置き セミAT シーケンシャル
燃料 ペトロブラス
タイヤ ミシュラン
主要成績
チーム BMW ウィリアムズ F1チーム
ドライバー 5. ラルフ・シューマッハ
6. ファン・パブロ・モントーヤ
コンストラクターズタイトル 0
ドライバーズタイトル 0
初戦 2002年オーストラリアグランプリ
出走優勝ポールFラップ
17173
テンプレートを表示

2002年 編集

ドライバーは前年からの継続起用となるラルフ・シューマッハファン・パブロ・モントーヤ

BMWエンジン(パワーは900馬力に達した)とミシュランタイヤとのパッケージングは良好で、第2戦マレーシアGPではワンツーフィニッシュを達成。モントーヤが5戦連続を含む7度のポールポジションを獲得するなど、予選ではフェラーリ・F2002に拮抗する速さをみせた。イタリアGP予選ではBMWエンジンがF1史上最高(当時)の19,000回転に到達したことが発表された。しかし、決勝レースではフェラーリブリヂストンタイヤの安定感に見劣りし、2勝目は挙げられなかった。

このシーズンはフェラーリが17戦中15勝という圧倒的な成績で早々にダブルタイトルを決めてしまった年だったが、安定して表彰台や入賞圏内でフィニッシュが続いたこともありチームは92ポイントを獲得。チャンピオンのフェラーリから大きく差をつけられたが(フェラーリは221ポイント)、コンストラクターズランキング2位を得た。

スペック 編集

シャーシ 編集

エンジン 編集

結果 編集

No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 ポイント ランキング
AUS
 
MAL
 
BRA
 
SMR
 
ESP
 
AUT
 
MON
 
CAN
 
EUR
 
GBR
 
FRA
 
GER
 
HUN
 
BEL
 
ITA
 
USA
 
JPN
 
2002 5   シューマッハ Ret 1 2 3 11 4 3 7 4 8 5 3 3 5 Ret 16 11 92 2位
6   モントーヤ 2 2 5 4 2 3 Ret Ret Ret 3 4 2 11 3 Ret 4 4
  • 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ
  • 決勝最高位1位1回 予選最高位1位7回
  • コンストラクターズランキング2位
  • ラルフ・シューマッハ ドライバーズランキング4位(42ポイント)
  • ファン・パブロ・モントーヤ ドライバーズランキング3位(50ポイント)