X3D
X3D はISOが定めたXMLベースの3次元コンピュータグラフィックスを表現するためのファイルフォーマットであり、VRML (Virtual Reality Modeling Language) の後継である。X3D は機能的に VRML の拡張(例えば、Humanoid Animation、NURBS、GeoVRML など)をカバーし、XMLの構文を使ってシーンを符号化するだけでなく、VRML97 の Open Inventor 風の構文も可能で、API も拡張している。
拡張子 | .x3dv, .x3d, .x3db gzip で圧縮している場合は最後尾に z を付与 |
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MIMEタイプ | model/x3d+vrml model/x3d+xml model/x3d+binary |
最新版 | 3.0 |
種別 | 3次元コンピュータグラフィックス |
派生元 | VRML, XML |
国際標準 | Yes, ISO |
ウェブサイト | http://www.web3d.org/x3d/ |
標準化
編集X3D では各種用途向けにいくつかのプロファイルを定義しており、例えば X3D Core、X3D Interchange、X3D CAD、X3D Geospatial、X3D Immersive などがある。また、ブラウザ開発者は独自の拡張を定義してWeb3Dコンソーシアムに標準化のために提出することができる。
X3Dのサブセットを XMT-A と呼び、MPEG-4 Part 11 で定義している XMT の派生の1つとなっている。これは、X3D と MPEG-4 における3Dコンテンツ (BIFS) のリンクを提供するよう設計されている。
X3Dの基本仕様 (ISO/IEC 19775) は2004年、ISOが承認した。X3D における XML および VRML の符号化 (ISO/IEC 19776) は2005年に承認した[1]。
応用
編集既にいくつかの応用があり、その多くはオープンソースソフトウェアで、自前でX3Dファイルを構文解析して解釈するものである。例えば、3Dグラフィックスおよびアニメーションのエディタ Blender、サン・マイクロシステムズの仮想世界クライアント Project Wonderland などがある。しかし、広く受け入れられたとは言えず、Second Life などでもまだ採用していない。
関連規格
編集関連項目
編集脚注
編集- ^ X3D FAQ – "What is the status of the X3D specification?". 2007年11月30日閲覧