3DMLW
3DMLW("3D Markup Language for Web" の略)は、World Wide Web 上で3次元 (3D) および2次元 (2D) の対話型Webコンテンツを表すXMLベースのファイルフォーマットである。3DMLWエンジンはオープンソースであり、GPLでライセンスされている。
開発元 | 3D Technologies R&D |
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最新版 |
0.9.77
/ 2008年7月21日 |
リポジトリ | |
プログラミング 言語 | C++ |
対応OS | Windows 2000 / XP / Vista |
プラットフォーム | Windows |
種別 | 3次元コンピュータグラフィックス用プラグイン |
ライセンス | GPL |
公式サイト | www.3dmlw.com |
3DMLWを表示するには、3DMLWプラグインをインストールしておく必要があり、レンダリングにはOpenGLを使う。3DMLWプラグインは 3D Technologies R&D が主要なウェブブラウザ向けに開発している(Internet Explorer、Mozilla Firefox、Operaなど)。
フォーマット
編集3DMLWは、XML 1.0 に基づいたテキストファイルフォーマットである。3DMLWでは2Dと3Dのコンテンツは分離されているが、重ねて表示することもできる。3次元モデルのフォーマットとしては、.3ds、.obj、.an8、.blend というファイルフォーマットが使える。
3DMLWファイルの拡張子は .3dmlw である(例えば、car.3dmlw)。3dmlwファイルはHTMLのように相互にリンクできる。
以下に3DMLWファイルの例を示す。
<?xml version='1.0' standalone='no'?>
<document>
<content2d>
<area width='200' height='100' color='#C0C0C0FF' texture='flower.png' />
</content2d>
<content3d id='content' camera='{#cam}'>
<camera id='cam' class='cam_rotation' y='10' z='40' viewy='10'/>
<box name='ground' width='100' height='2' depth='100' color='green' class='ground' />
<box name='dynamic' y='20' width='10' height='10' depth='10' color='blue' />
</content3d>
</document>
3DMLW プラグイン
編集3DMLWを表示するためには、ウェブブラウザ用3DMLWプラグインまたは3DMLW用スタンドアロンブラウザが必要である。3DMLWレンダリングエンジンはデファクトスタンダードのOpenGLを使用する。3DMLWを開発している 3D Technologies R&D は、DirectXなど他の3Dレンダリングシステムのサポートを近い将来行うことを発表しており、将来的には3次元液晶ディスプレイなどにも対応するとしている。今のところ3DMLWプラグインを利用可能なウェブブラウザは、Internet Explorer、Mozilla Firefox、Opera、Google Chromeである。
3DMLW エディタ
編集3DMLWエディタ Quantum Hog は、.3dmlw 文書の作成と編集ができるプログラムである。今のところベータ版だが、スケルタルアニメーション、パーティクルシステム、Blenderファイルサポートなどの機能を試験的にサポートしている。
関連規格
編集関連項目
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