V-ROCK FESTIVAL(ブイ・ロック・フェスティバル)は、ヴィジュアル系バンドを中心とした日本ロック・フェスティバルである。

V-ROCK FESTIVAL
イベントの種類 音楽系イベント
初回開催 2009年10月24日 - 25日(幕張メッセ9、10、11ホール)
主催 V-ROCK FESTIVAL実行委員会
公式サイト
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V-ROCK FESTIVAL '09

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2009年10月24日、25日に幕張メッセ9、10、11ホールで開催されたロックフェスティバルである。国内のヴィジュアル系バンド40組以上とおよび数組の海外バンドを招聘して開催された。ヴィジュアル系バンドが中心となったロックフェスティバルとしては、日本初の開催であった。

本興行は、海外へ向けて日本のヴィジュアル系バンドを紹介することを目的として2007年から制作されてきた『Visual-kei DVD Magazine』のプロデューサーである大島暁美[1]が、同DVDシリーズの制作をきっかけとして「V-ROCK FESTIVAL実行委員会」を組織し開催した[2]。同委員会の構成の詳細については公表されていないが、主導者である音楽ライターの大島暁美は、自身が同委員会を構成する一員であることを明らかにしている[3]。また、主催側の一員としてバックステージプロジェクト代表の杉本圭司が関与した[4]

かつてのヴィジュアル系シーンにおいて、シーンを活性化させる中心的役割を担っていたのはヴィジュアル系の音楽専門誌であったが[5]、同イベントの協賛、協力、主催、後援のいずれにも、ヴィジュアル系シーンでは特筆すべき音楽専門誌を発行している出版社の社名は掲載されなかった[6]

9ホールにメインステージとなる「Lステージ」と「Rステージ」が設置され、出演者はこの2ステージを交互に使用するかたちで演奏した。10ホールはフードコートが設置された。11ホールにはやや小規模なステージである「Sステージ」と「Vステージ」が設置され、こちらは主に若手バンドが出演した。

本興行の1週間前に同会場でLOUD PARKが開催されており、その舞台装置の大半をそのまま流用して使用したが、客層の違いを考慮し、女性客用の化粧室なども設置された[7]

「V-ROCK FESTIVAL実行委員会」の一員である大島暁美は、本興行の一部を映像化し『Visual-kei DVD Magazine Vol.4「V-ROCK SPECIAL」』と題したDVDを発売した[2]

興行詳細

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  • 開催日
    2009年10月24日(土)
    2009年10月25日(日)
  • 会場
    幕張メッセ 9・10・11ホール
    開場 午前9:30 / 開演 午前11:00
  • チケット
    1日券/スタンディング:¥13,000-(税込)
    2日通し券/スタンディング:¥21,000-(税込)
    1日券/特別指定席:¥17,000-(税込)
  • 協力
    シブヤテレビジョン
  • 動員
    2日間の公表延べ総数30,000人[8][9]

10月24日の出演者

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10月25日の出演者

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V-ROCK FESTIVAL 2011

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2011年10月23日に開催された[10]

興行詳細

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  • 開催日
    2011年10月23日
  • 会場
    さいたまスーパーアリーナ
  • チケット
    前売り:12000円[11]
    スタンドVIP指定席(前売り)16000円[12]
  • 主催
    V-ROCK FESTIVAL実行委員会
    テレビ朝日
  • 後援
    ニッポン放送
    NACK5
    テレビ埼玉
  • 動員
    12,000人[13]

出演者

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V-ROCK FESTIVAL '12

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2012年4月に「V-ROCK FESTIVAL '12」の開催が発表されたが[14]、同年6月に開催時期の変更が発表されたまま[15]、その後の日程についてはなんらの発表(中止の発表すら)もされなかった。

脚注

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  1. ^ Visual-kei DVD MAGAZINE Vol.4 trailer.” (Flash Video). 大島暁美 (2010年3月5日). 2010年9月18日閲覧。
  2. ^ a b V-Rock Festival実行委員会 (2010年2月12日). “Visual-kei DVD Magazine Vol.4「V-ROCK SPECIAL」2010.03.31発売!”. 2010年9月18日閲覧。 “このDVD Magazineがきっかけとなり、2009年10月24日・25日に幕張メッセ9-11ホールで、世界最大級のヴィジュアル系・イベントV-ROCK FESTIVALが開催された。”
  3. ^ ロックンロール日記2009年6月号”. 学校法人イーエスピー学園 (2009年6月3日). 2010年9月18日閲覧。 “去年の夏頃からずーっとみんなで企画を考え、打ち合わせを重ね、準備を進めてきた超ビッグ・イベントが、ようやく発表になった。”
  4. ^ ヴィジュアル系アーティストが海外で大人気の理由”. オリコン・リサーチ (2009年10月14日). 2010年10月13日閲覧。
  5. ^ 藤谷千明 (2013年6月28日). “金爆は「最後のV系後継者」!? "V系の父"市川哲史ロングインタビュー”. ウレぴあ総研. ぴあ. p. 4. 2015年5月23日閲覧。
  6. ^ V-Rock Festival実行委員会 (2009年). “THANKS”. V-Rock Festival実行委員会. 2010年9月10日閲覧。
  7. ^ 同公演を観覧した渋谷陽一のブログより[1]
  8. ^ リッスンジャパン (2009年10月26日). “史上初のヴィジュアル系大型フェス『V-ROCK FESTIVAL‘09』3万人を動員”. リッスンジャパン. 2010年9月18日閲覧。 “2日間で延べ約3万人の観客が詰め掛け”
  9. ^ BARKS (2009年10月26日). “マンソン、ラクリマ、土屋アンナら出演の<V-ROCK FESTIVA '09>2日で3万人動員”. ITmedia. 2010年9月18日閲覧。 “のべ3万人の観客を動員した。”
  10. ^ ナタリー - V-ROCK FESでムック、SOPHIAら32組が華麗なる競演”. ナタリー. 2011年10月31日閲覧。
  11. ^ DEAD END&きゃりーぱみゅぱみゅ「V-ROCK FES」初登場”. ナタリー. 2011年10月22日閲覧。
  12. ^ ナタリー - V-ROCK FESTIVAL第1弾でGACKTバンド、ムックら10組発表”. ナタリー. 2011年7月28日閲覧。
  13. ^ 西村綾乃 (2011年10月28日). “V-ROCK FESTIVAL’11レポ(@さいたまスーパーアリーナ)”. レコチョク. 2011年12月9日閲覧。 “約10時間のイベントには、韓国・中国・フランスなど国内外から約1万2000人が集結した。”
  14. ^ V-ROCK FESTIVAL '12 今秋開催決定!!”. V-Rock Festival実行委員会 (2012年4月6日). 2015年4月29日閲覧。
  15. ^ V-ROCK FESITVALからのお知らせ”. V-Rock Festival実行委員会 (2012年6月20日). 2015年4月29日閲覧。

外部リンク

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