V・V・チホミーロフ記念機器製作科学研究所
V・V・チホミーロフ記念機器製作科学研究所 (ロシア語: ОАО «Научно-исследовательский институт приборостроения имени В.В.Тихомирова»» 、ロシア語: НИИП、NIIP) は株式会社で、戦闘機及び中距離対空SAM車両用兵器制御システムの開発に関してロシアの主要企業の1つである。
歴史
編集1955年3月1日、ソビエト連邦閣僚会議航空機産業省により、モスクワNII-17の支部として設立された研究所である(決議番号2436-1005、1954年9月18日)。1956年2月、NII-17支部は独立企業として再編成され、通称NIIP(計測器科学研究所)と呼ばれるようになった。
現在、NIIPは産業・経済基盤が整備され、近代的な技術設備を備えた企業となっている[要出典]。研究所の総面積は42,000平方メートルである[要出典]。
製品・開発
編集レーダー制御システム
編集中距離対空ミサイルシステム
編集- 3M9ミサイル搭載 2K12 クープ ミサイルシステム、1958-1967年(クヴァドラ輸出版)-NATOコードネーム SA-6「ゲインフル」
- クープ-M1 から クープ-M4改良型
- 9M38ミサイル搭載 9К37 ブーク ミサイルシステム - NATOコードネーム SA-11「ガドフライ」
- 9M38M1 ミサイルを搭載した 9К37М1 ブーク-M1 (最多)
- ウラル(未完成、試作品のみ製造) - NATOコードネーム SA-17「グリズリー」
- 9M317ミサイル搭載 9K317 ブーク-M2
- 9К37M1-2ミサイル搭載 ブーク-M1-2(ブーク-M2ミサイル用ブーク-M1改良型)
- 9К317E ブーク-M2E(2007年MAKSエアショーで展示されたブーク-M2 ADMシリーズの最近の輸出版)
- 9К317M ブーク-M3(2013年のMAKSエアショーで発表されたブーク-M3 ADMシリーズの現行版)
航空機兵器制御システム
編集- MiG-31 AWCSは、電子走査式フェーズドアレイアンテナを初めて導入した(ソ連地上軍では1981年から)。
- SUV-27 (ロシア語: СУВ-27) - Su-27、MiG-29、Su-30、Su-33、Su-35およびその改修機用のAWCS(1978年に開発開始)
- RLSU-27 (ロシア語: РЛСУ-27) - Su-27M 用 AWCS は、スロットアンテナをベースとしたマルチロール DSP ラジオロケータである(1982 年に開発開始)。
- ラジオロケータ・ターゲッティング・コンプレックス「オーサ」(ロシア語: РЛПК «Оса») - MiG-21、MiG-29、MiG-ATなどの軽戦闘機用のAWCS
フェーズドアレイ・アンテナ
編集- 電子ビームスキャンによる「ペロ」パッシブ・フェーズドアレイ
- 「バルス」、「イールビス」、「ベルカ」 新世代パッシブ・フェーズドアレイ・アンテナ
- Xバンド アクティブ・フェーズドアレイ・アンテナ「Epolet-A」(現在試作中)
-
AESA Lバンド スラットレーダー(2009 MAKS 航空ショー)
-
AESA Xバンド サイドレーダー(2013 MAKS 航空ショー)
レーダーシーカー
編集民生用製品
編集主な社員
編集研究所長
編集- 1955年3月1日 - 1962年 - Viktor Vasilievitch Tikhomirov
- 1962-1969年 - Yuriy Nikolaevitch Figurovsky、工学博士、教授、レーニン賞受賞者、社会主義労働英雄
- 1969-1973年 - Sergey Afanasievitch Pecherin、レーニン賞、労働赤旗勲章2個受賞者
- 1973-1978年 - Viktor Konstantinovitch Grishin、工学博士、教授、レーニン賞および国家賞受賞者、社会主義労働英雄
- 1978-1998年 - Valentin Vasilievitch Matyashev、工学博士、教授、レーニン賞および国家賞受賞者
- 1998年以降 - Yuriy Ivanovitch Beliy、名誉無線技師、名誉航空機技師、ロソボロネクスポート科学技術委員会委員
主な研究者と技術者
編集関連項目
編集外部リンク
編集- V・V・チホミーロフ記念機器製作科学研究所, "2003年度モスクワ・ビジネス・ゴールデン・ブック"