UEFAチャンピオンズリーグ 2018-19 決勝
UEFAチャンピオンズリーグ2018-19 決勝(UEFAチャンピオンズリーグ2018-19 けっしょう、英語: UEFA Champions League 2018-19 Final)は、欧州サッカー連盟 (UEFA)により開催されるUEFAチャンピオンズリーグ 2018-19の決勝戦であり、27回目のUEFAチャンピオンズリーグの決勝戦である (UEFAチャンピオンズカップ時代を含めると64回目)。試合は2019年6月1日土曜日にマドリードのエスタディオ・メトロポリターノで開催された。
大会名 | UEFAチャンピオンズリーグ 2018-19 | ||||||
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開催日 | 2019年6月1日 | ||||||
会場 | エスタディオ・メトロポリターノ(マドリード) | ||||||
UEFA選出最優秀選手 | ファン・ダイク[1] | ||||||
主審 | ダミル・スコミナ[2] | ||||||
観客数 | 63,272人[3] | ||||||
天気 |
晴れ 気温:30℃ 湿度:15%[4] | ||||||
← 2018 2020 → |
試合前
編集試合会場
編集2016年9月20日にスイスのニヨンで開催されたUEFA理事会で、エスタディオ・メトロポリターノが決勝戦の会場に決定された[5]。エスタディオ・メトロポリターノでの決勝戦の開催は初めての開催となる。
このスタジアムは、1994年に会場。2017年からアトレティコ・マドリードがホームスタジアムとして使用。2013年にアトレティコ・マドリードがホームスタジアム移転を契機にスタジアムを改修し69,600人収容に拡張した。
アンバサダー
編集リヴァプールで2005年にUEFAチャンピオンズリーグ優勝を経験した元サッカースペイン代表のルイス・ガルシアが決勝戦の公式アンバサダーに任命された[6]。
チケット販売
編集全63,500枚のチケットのうち、38,000枚がファン・一般に対して販売される。決勝に進んだ2チームのファンにそれぞれ17,000枚ずつ割り当てられ、残りの4000枚が一般の観客を対象に販売される。この一般チケットが2018年3月15日から3月22日まで販売された。チケットの販売価格は以下のとおり。なお、残りのチケットは地元の組織委員会、UEFA、各国サッカー協会、スポンサー、放送業者等に割り当てられる[7]。
カテゴリー | 販売価格 |
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カテゴリー1 | 450ユーロ |
カテゴリー2 | 320ユーロ |
カテゴリー3 | 160ユーロ |
カテゴリー4 | 70ユーロ |
ユースパッケージ (カテゴリー2) | 140ユーロ |
車椅子席 (カテゴリー4) | 70ユーロ |
決勝戦までの道のり
編集註: 以下のすべての結果は、決勝戦進出2クラブの得点を前に表示している。
トッテナム・ホットスパー | ラウンド | リヴァプール | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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対戦相手 | 結果 | グループリーグ | 対戦相手 | 結果 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
インテル | 1 - 2 (A) | 第1節 | パリ・サンジェルマン | 3 - 2 (H) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
バルセロナ | 2 - 4 (H) | 第2節 | ナポリ | 0 - 1 (A) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
PSV | 2 - 2 (A) | 第3節 | レッドスター・ベオグラード | 4 - 0 (H) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
PSV | 2 - 1 (H) | 第4節 | レッドスター・ベオグラード | 0 - 2 (A) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
インテル | 1 - 0 (H) | 第5節 | パリ・サンジェルマン | 1 - 2 (A) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
バルセロナ | 1 - 1 (A) | 第6節 | ナポリ | 1 - 0 (H) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
グループB2位
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最終結果 | グループC2位
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対戦相手 | 結果 | 第1戦 | 第2戦 | 決勝トーナメント | 対戦相手 | 結果 | 第1戦 | 第2戦 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ドルトムント | 4 - 0 | 3 - 0 (H) | 0 - 1 (A) | ラウンド16 | バイエルン・ミュンヘン | 3 - 1 | 0 - 0 (H) | 1 - 3 (A) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
マンチェスター・シティ | 4 - 4 (a) | 1 - 0 (H) | 4 - 3 (A) | 準々決勝 | ポルト | 6 - 1 | 2 - 0 (H) | 1 - 4 (A) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
アヤックス | 3 - 3 (a) | 0 - 1 (H) | 2 - 3 (A) | 準決勝 | バルセロナ | 4 - 3 | 0 - 3 (A) | 4 - 0 (H) |
試合
編集概要
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UEFA選出マン・オブ・ザ・マッチ
フィルジル・ファン・ダイク[1]
副審[2]
ロバート・ブーカン
ジュレ・プラプロトニク
第4審判[2]
アントニオ・マテウ・ラオス
VAR[2]
ダニー・マッケリー
VARアシスタント[2]:
ポル・ファン・ボーケル
フェリックス・ツバイヤー
オフサイドVAR[2]
マーク・ボッシュ
試合ルール[8]
- 試合時間は90分。
- 90分終了後同点の場合、30分の延長戦が行われる。
- 120分終了後同点の場合、PK戦で勝敗が決定される。
- 控えは12名。
- 最大3人まで交代可能。
試合展開
編集キックオフ直後、リヴァプールはジョーダン・ヘンダーソンのロングパスに抜け出したサディオ・マネがペナルティーエリア内左に侵入。そのまま中央に向けてクロスを放つと、このボールがムサ・シソコの右腕に直撃、リヴァプールがPKを獲得する。これをモハメド・サラーが決め、開始早々にリヴァプールが先制する。なお、サラーの得点は開始1分48秒で記録されており、2004-05シーズンの決勝でパオロ・マルディーニが記録した50秒に次いでCL決勝史上2番目に早い得点になった[9]。その後は早々にリードを許したトッテナムがボールを握る展開になるも、フィルジル・ファン・ダイクを中心に集中したリヴァプール守備陣の前に枠内シュートすら打つことが出来ず前半が終了。リヴァプールが1-0とリードして折り返す。
後半、58分にディヴォック・オリジを、62分にジェイムズ・ミルナーを投入。トッテナムは66分、ルーカス・モウラを投入。69分にミルナーがシュートを放つが僅かにゴールを外れた。73分にデレ・アリがチーム初の枠内シュートを記録するも、GKアリソンに阻まれる。78分にはキーラン・トリッピアーのクロスにアリが頭で合わせたが枠の上。80分にはソン・フンミンがミドルシュートを放つがアリソンに弾かれ、こぼれ玉を繋いでルーカスがシュートを打つがこれもアリソンがセーブ。81分にはフェルナンド・ジョレンテを投入しパワープレーに出た。しかし87分、リヴァプールは右CKからこぼれ球をもらったオリギがエリア内左から左足を振り抜くと、これがゴール右隅に決まり追加点を挙げた。その後トッテナムはパワープレーで猛攻を仕掛けるが、92分のソンのシュートもアリソンに阻まれ、このまま試合終了。リヴァプールが2-0でトッテナムを下し、14年ぶり6度目のCL制覇を果たした。
チーム別データ
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日本におけるテレビ中継
編集2018-2019シーズンより放映権がこれまでのスカパー!からDAZNに変わり、決勝戦もDAZNの独占放送となった(これまで地上波で放送していたフジテレビの放送も行わないこととなった。)[11]。
結果
編集決勝を0-2で制したリヴァプールが6回目の優勝を果たし、UEFAヨーロッパリーグ 2018-19王者と対戦する2019 UEFAスーパーカップの出場権の他、UEFAサッカー連盟を代表して、2019年12月にカタールで開催されるFIFAクラブワールドカップ2019の出場権を獲得した。
リヴァプール監督のユルゲン・クロップは自身3度目となるCL決勝で初めて勝利を挙げ、2012年から続いたカップ戦決勝での自身の連敗を6で止めた。
関連項目
編集脚注
編集- ^ a b “Liverpool beat Tottenham to win sixth European Cup”. Union of European Football Associations. (2019年6月1日) 2019年6月2日閲覧。
- ^ a b c d e f g “Referee team appointed for UEFA Champions League final in Madrid”. Union of European Football Associations. (14 May 2019) 14 May 2019閲覧。
- ^ a b “Full Time Report Final – Tottenham Hotspur v Liverpool” (PDF). UEFA.com. Union of European Football Associations (2019年6月1日). 2019年6月1日閲覧。
- ^ Tactical Line-ups – Final – Saturday 1 June 2019 - UEFA.com
- ^ “2019年のUCL決勝開催地はマドリードに決定”. UEFA.org (2017年9月20日). 2017年12月10日閲覧。
- ^ All you need to know about the Champions League final - UEFA.com、2019年5月9日(2019年5月12日閲覧)
- ^ “2019 UEFA Champions League final ticket sales”. UEFA.com (2019年3月13日). 2019年5月12日閲覧。
- ^ Regulations of the UEFA Champions League 2018/19 Season - UEFA.com、2018年4月4日
- ^ “リバプールが14年ぶりCL制覇!昨年の雪辱を果たしビッグイヤー獲得”. ゲキサカ. 2019年8月13日閲覧。
- ^ a b c “Team statistics” (PDF). UEFA.com. Union of European Football Associations (2019年6月1日). 2019年6月1日閲覧。
- ^ UEFAチャンピオンズリーグ決勝戦はDAZN(ダゾーン)で独占配信!視聴方法を徹底解説 - Goal.com、2019年5月14日(2019年5月20日閲覧)
外部リンク
編集- UEFA Champions League (公式サイト)