Tint
『Tint』(ティント)は、大貫妙子 & 小松亮太のアルバム。2015年6月10日にSony Musicより発売された[2]。
『Tint』 | ||||
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大貫妙子 & 小松亮太 の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル |
インストゥルメンタル タンゴ ジャズ ポップス | |||
時間 | ||||
レーベル | Sony Music | |||
プロデュース | 大貫妙子 & 小松亮太 | |||
ゴールドディスク | ||||
第57回 日本レコード大賞 優秀アルバム賞 | ||||
大貫妙子 & 小松亮太 アルバム 年表 | ||||
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『Tint』収録のシングル | ||||
概要
編集タイトルの ”ティント” とは色彩の配合や濃淡を表す。大貫妙子 & 小松亮太名義のアルバムとなっており、大貫のアルバムとしては通算27枚目となる[3]。本作は第57回日本レコード大賞 優秀アルバム賞を受賞した[4]。
大貫とバンドネオン奏者である小松との出会いは、2000年6月に発売されたアルバム『ensemble』の制作時、大貫本人が当時デビュー直後であった小松を指名しレコーディングに参加したことがきっかけである[5]。小松の才能に魅かれた大貫はそれ以降もアルバム制作の構想を考えていたが、双方のスケジュールの都合などもあり中々実現はしなかった。本作は15年の時を経て、大貫と小松による久々のコラボレーション作品となった[5]。
大貫は小松を「バンドネオンを弾くために生まれてきたような人。彼自身が自分の世界をどこまでも突きつめていく姿は、あらためて美しいと思います」と高く評価している[5]。また小松は「大貫さんとは何度となく共演させて頂いたにも関わらず、そして共演アルバムのアイディアはずっと以前からあったにも関わらず、なぜかレコーディングは早々とは実現しなかった。しかしその”待ち”の時間に、僕は大貫さんとどれだけ語り合い、栄養を頂いたことだろう。至高の”溜め”の時間を経た共演の記録を誇りに思う」と本作への思いを語っている[5]。
当初は2015年5月20日に発売の予定だったが[6]、諸般の事情により延期になっている。
同年10月からは、本作の収録曲を中心に選曲された全国6か所を巡るツアーが開催された[7]。
収録曲
編集CD
編集- 1980年代 (instrumental)
- 作曲・編曲: Omar Valente
- Tango
- 作詞: 大貫妙子 / 作曲: 坂本龍一 / スペイン語詞: Fernando Aponte / 編曲: 小松亮太
- Hiver
- アルバム『One Fine Day』収録曲のリメイクヴァージョン。
- エトランゼ 〜etranger
- 作詞・作曲:大貫妙子 / 編曲: 国府弘子 / ストリングスアレンジ: 熊田洋
- アルバム『ensemble』収録曲のリメイクヴァージョン。
- 我々はあまりにも若かった (instrumental)
- 作曲・編曲: Leopoldo Federico
- 愛しきあなたへ
- 作詞: 大貫妙子 / 作曲: 小松亮太・大貫妙子 / 編曲: 小松亮太
- ハカランダの花の下で
- 日本語詞: 大貫妙子 / 作曲: Héctor Stamponi / 編曲: Omar Valente
- アルゼンチン出身の作曲家でピアニストのエクトル・スタンポーニの曲「最後のコーヒー (El Ultimo Cafe)」に日本語詞をつけたもの。
- リベルタンゴ (instrumental)
- 作曲: Astor Piazzolla / 編曲: 小松亮太
- アルゼンチン出身の作曲家でバンドネオン奏者アストル・ピアソラの代表曲のカヴァー。
- ホテル
- 作詞:大貫妙子 / 作曲・編曲: 小松亮太
- 突然の贈りもの
- 作詞・作曲: 大貫妙子 / 編曲: 小松亮太
- アルバム『MIGNONNE』収録曲のリメイクヴァージョン。
LP
編集Side A
編集- 1980年代
- Tango
- Hiver
- エトランゼ 〜etranger
- 我々はあまりにも若かった
Side B
編集- 愛しきあなたへ
- ハカランダの花の下で
- リベルタンゴ
- ホテル
- 突然の贈りもの
参加ミュージシャン
編集
1980年代
Tango
Hiver
エトランゼ 〜etranger
我々はあまりにも若かった
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愛しきあなたへ
ハカランダの花の下で
リベルタンゴ
ホテル
突然の贈りもの
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大貫妙子と小松亮太コンサートツアー「Tint」
編集# | 日時 | 会場 |
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1 | 2015年10月3日 | 長崎県 とぎつカナリーホール[21] |
2 | 2015年10月10日 | 北海道 道新ホール[22] |
3 | 2015年10月16日 | 東京都 Bunkamuraオーチャードホール[23] |
4 | 2015年10月24日 | 長野県 八ヶ岳高原音楽堂[24] |
5 | 2015年10月31日 | 愛知県 NAGOYA BLUE NOTE[25] |
6 | 2015年11月27日 | 大阪府 Billboard Live Osaka[26] |
脚注
編集出典
編集- ^ アルバムのライナーノーツより。
- ^ “ALBUM Tint”. 記憶の記録LIBRARY. 2022年12月2日閲覧。
- ^ “Discography » Original Album 27th Album:Tint / 大貫妙子 & 小松亮太”. Taeko Onuki 大貫妙子(オフィシャルサイト). 2023年1月7日閲覧。
- ^ “第57回日本レコード大賞”. Japan Composer's Association. 2022年12月2日閲覧。
- ^ a b c d “大貫妙子とバンドネオン奏者小松亮太が新アルバム「tint」を制作”. Sony Music Entertainment. 2022年12月2日閲覧。
- ^ “大貫妙子とバンドネオン奏者・小松亮太、15年の親交を経てアルバム『tint』を制作”. OKmusic. 2022年12月2日閲覧。
- ^ “15年の親交が結実、大貫妙子と小松亮太のコラボアルバム”. 音楽ナタリー. 2022年12月2日閲覧。
- ^ “『タンゴナイト・アット・奏』”. 音楽茶屋 奏. 2022年12月2日閲覧。
- ^ “愛しきあなたへ”. Sony Music. 2022年12月2日閲覧。
- ^ “川口 静華(かわぐち しずか)”. Piano Teachers' National Association. 2022年12月2日閲覧。
- ^ “プロフィール - VIOLA 吉田有紀子”. Quartet Excelsior. 2022年12月2日閲覧。
- ^ “松本卓以(チェロ)”. SPRING FESTIVAL IN TOKYO. 2022年12月2日閲覧。
- ^ “田中伸司 Bass”. TUNE THE CELLO. 2022年12月2日閲覧。
- ^ “鈴木 厚志 プロフィール”. Atsushi Suzuki. 2022年12月2日閲覧。
- ^ “参加ミュージシャン:”. Private/Public. 2022年12月3日閲覧。
- ^ “Profile”. Toru Nishijima. 2022年12月3日閲覧。
- ^ “峯野 祐次(みねの ゆうじ)(Piano)”. studio NOTA. 2022年12月3日閲覧。
- ^ “御法川雄矢プロフィール”. Minorin.music.place. 2022年12月3日閲覧。
- ^ “ABOUT ME”. Masato Ishinari. 2022年12月3日閲覧。
- ^ “藤井 珠緒/パーカッション他(percussions)”. Spacious. 2022年12月3日閲覧。
- ^ “ニューアルバム発売記念コンサート 大貫妙子と小松亮太「Tint」”. とぎつカナリーホール. 2022年12月3日閲覧。
- ^ “大貫妙子と小松亮太コンサートツアー「Tint」”. ART AleRT SAPPORO. 2022年12月3日閲覧。
- ^ “NEWアルバム発売記念コンサート大貫妙子と小松亮太”. 東京音協公式ホームページ. 2022年12月3日閲覧。
- ^ “大貫妙子と小松亮太 スペシャルライブ”. 八ヶ岳高原ロッジ. 2022年12月3日閲覧。
- ^ “大貫妙子と小松亮太コンサートツアー「tint」”. LiveFans. 2022年12月3日閲覧。
- ^ “大貫妙子と小松亮太コンサートツアー「tint」”. LiveFans. 2022年12月3日閲覧。
参考資料
編集- 大貫妙子とバンドネオン奏者小松亮太、秋に初のコラボ全国ツアーが決定 – Sony Music Entertainment
- 最新アルバム『Tint』の風景(後編) – encore USEN CORPORATION
外部リンク
編集- 27th Album: Tint / 大貫妙子 & 小松亮太 – 大貫妙子 Taeko Onuki