Sony Aquarium
Sony Aquarium(ソニーアクアリウム)は、東京都中央区銀座のソニービル等で、1966年の開業からほぼ毎年[注 1]、夏に開催される移動水族館である[1]。ソニー水族館とも呼ばれる[2]。沖縄美ら海水族館(おきなわちゅらうみすいぞくかん)が監修する[3][4][注 2]。 新型コロナウイルス感染症が流行した2020年、また銀座ソニーパークが一時閉園した2021年以降、開催はされていない。
概要
編集ソニービルは東京都中央区銀座の数寄屋橋交差点にあり、ビル前のソニースクエア(屋外イベントスペース)に大型水槽を設置する。大型水槽には沖縄美ら海水族館から運び込まれた魚類を展示する[1]。
ソニービルは2017年3月31日に閉館し建て替え中のため、2017年のSony Aquariumは、ソニーショールーム/ソニーストア 銀座及び有楽町駅前広場で開催された[7]。
展示
編集2013年の例では、屋外イベントスペ−スにニセゴイシウツボや、レモンザメ、沖縄県の県魚タカサゴなど、15種類約870匹を入れ替わりで展示した。水槽は、2008年に製作した縦1.5×幅5×奥行き1.8m、容量14トンの大型水槽[8]が前回に続き用いられた。海水は伊豆から運んだ天然海水である[8]。
ビル1階のエントランスホールにも水槽が設置され、イロブダイ、タテジマキンチャクダイ、サザナミヤッコ等の沖縄のサンゴ礁に住む16種類約400匹が展示された[9][10]。
同ビル8階のコミュニケーションゾーン OPUSでは、ナンヨウマンタなどの魚類のほか、チョウ、西表島の生き物、竹富島の国立公園の情景などを撮影した4K映像の作品『手織りの鳴る島』が200インチスクリーンで上映された[11]。
展示用の魚類は、沖縄から2泊3日のフェリーで移送され、千葉県の鴨川シーワールドで休息し、のちに銀座に移動した。展示された魚は、夏の展示が終了すると鴨川シーワールドに引き取られて飼育され、翌年以降もSony Aquariumで展示される場合もある[12]。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c “45th Sony Aquarium 2012年7月開催予定”. ソニー企業株式会社. 2013年7月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年3月11日閲覧。
- ^ “目玉は3Dハイビジョン! 銀座の 「ソニー水族館」で気分は沖縄”. 日経トレンディネット (日経BP社). (2008年7月22日) 2018年3月11日閲覧。
- ^ “「46th Sony Aquarium」開催 美ら海からやってきた色鮮やかなお魚を、今年も銀座でお披露目 2013年7月19日(金)初日オープニングイベントレポート”. MSN産経ニュース. オリジナルの2013年7月19日時点におけるアーカイブ。 2018年3月11日閲覧。
- ^ “銀座 ソニービル 「Sony Aquarium 2006」”. ソニー企業株式会社. 2006年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年8月10日閲覧。
- ^ “40th Sony Aquarium 2007 ハイビジョン沖縄美ら海水族館”. 2007年10月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年3月11日閲覧。
- ^ “「41st Sony Aquarium 2008 -ハイビジョン沖縄美ら海水族館 -」夏休みイベントハイビジョン沖縄美ら海水族館 開催”. ソニー企業株式会社. 2018年3月11日閲覧。
- ^ “Sony Aquarium 2017 - ソニーアクアリウム 2017”. ソニー企業株式会社. 2018年3月11日閲覧。
- ^ a b “目玉は3Dハイビジョン! 銀座の 「ソニー水族館」で気分は沖縄”. 日経トレンディネット (日経BP社). (2008年7月22日) 2018年3月11日閲覧。
- ^ “銀座ソニービルに沖縄「美ら海」の生き物お目見え-「4K映像」も”. 銀座経済新聞. (2013年7月19日) 2018年3月11日閲覧。
- ^ “ソニービルで、4K/ハイレゾを体験できる「沖縄美ら海水族館」が開幕 - AV Watch”. AV Watch. (2013年7月19日) 2018年3月11日閲覧。
- ^ “スタッフレポート|46th Sony Aquarium - ソニーアクアリウム”. ソニー企業株式会社. 2013年7月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年8月10日閲覧。
外部リンク
編集- Sony Aquarium 2019 - ソニーアクアリウム 2019 GINZA SONY PARK PROJECT
- Sony Aquarium (@sonyaquarium) - X(旧Twitter)