smile (THE YELLOW MONKEYのアルバム)
THE YELLOW MONKEYのアルバム
『smile』(スマイル)は、日本のロックバンド、THE YELLOW MONKEYの4枚目のオリジナルアルバム。
『smile』 | ||||
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THE YELLOW MONKEY の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
1994年4月、8月〜10月 日本コロムビア Music Inn | |||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | TRIAD / 日本コロムビア | |||
プロデュース |
吉井和哉 宗清裕之 | |||
チャート最高順位 | ||||
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ゴールドディスク | ||||
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THE YELLOW MONKEY アルバム 年表 | ||||
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『smile』収録のシングル | ||||
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1995年2月1日に日本コロムビア・トライアドレーベルよりリリースされた。 また、1995年7月21日にミニディスク盤が、2000年8月19日に廉価盤が再発された。さらに、2013年12月4日に、リマスター盤Blu-spec CD2にて再発売された。
解説
編集- 前作『jaguar hard pain』がコンセプト・アルバムであったのに対し、本作は吉井曰く「ハード・フレンチ・ポップを目指した」作品となっている。これは純粋にメンバーの「もっと売れたい」「チャートの上位で勝負がしたい」という願いが結実したもので、初のオリコンチャートTOP10入りを果たすなど、狙い通り売上は前作に比べ大幅にアップした[1]。
- タイトルの『smile』は、吉井曰く「シンプルでわかりやすいタイトルにしたかった」と語っている[1]。
- ジャケットのデザインはスウェードのパロディ[2][3]。
- バンドとして唯一ミニディスク盤(品番:COYA-54)が、1995年7月21日にシングル「追憶のマーメイド」と初の日本武道館ライブを収録したVHS『Cherry Blossom Revolution-Live at BUDOKAN-』と合わせて3タイトル同時発売された。
評価
編集- 『ROCKIN'ON JAPAN』誌上のディスクレビューでは「産業廃棄物」と酷評された。吉井は同誌上の連載コーナーであるエッセイにて「(『smile』は)命を削って作ったものである」と本作に込めた思いを綴り、これに反論した[4]。
収録曲
編集全作詞: 吉井和哉。 | ||||
# | タイトル | 作曲 | 編曲 | 時間 |
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1. | 「Smile」 | 吉井和哉 | 吉井和哉 | |
2. | 「マリーにくちづけ」 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | |
3. | 「Love Communication」 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | |
4. | 「サイケデリック・ブルー」 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | |
5. | 「See-Saw Girl」 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | |
6. | 「争いの街」 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | |
7. | 「エデンの夜に」 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | |
8. | 「イエ・イエ・コスメティック・ラヴ」 | 吉井和哉・菊地英昭 | THE YELLOW MONKEY | |
9. | 「ヴィーナスの花」 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | |
10. | 「“I”」 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | |
11. | 「Hard Rain」 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | |
12. | 「嘆くなり我が夜のFantasy」 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | |
13. | 「熱帯夜」 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | |
合計時間: |
楽曲解説
編集- Smile
- 冒頭にロシア語のナレーションが入っている。メンバーは一切演奏に参加していない。
- マリーにくちづけ
- 前曲と繋がっている。
- Love Communication
- 先行シングル曲。アルバムのレコーディング後に「勝負曲としてのシングルナンバーがほしい」というスタッフの強い要望により、急遽制作されたナンバーである[5]。
- サイケデリック・ブルー
- See-Saw Girl
- 5thシングル『Love Communication』カップリング。
- 争いの街
- 戦争で離ればなれになった恋人をテーマとしており、前作『jaguar hard pain』のコンセプトを引き継いだ楽曲[5]。
- エデンの夜に
- 『Love Communication』を制作するまで吉井のいち押しシングル候補であった[5]。
- イエ・イエ・コスメティック・ラヴ
- レコーディング半ばまでサビのフレーズは完成時よりも単純なものであったが、歌入れ直前に現在のものに変更された[5]。
- ヴィーナスの花
- 「エデンの夜に」同様、吉井のシングル候補であったが、スタッフから「弱い」とダメ出しされたという[6]。
- “I”
- Hard Rain
- 吉井が亡くなった友人に捧げたバラード曲。
- 嘆くなり我が夜のFantasy
- 熱帯夜
- 4thシングル。