スキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリル
スキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリル(Skidmore, Owings & Merrill, 略称 SOM)とは、1936年にシカゴで結成された、アメリカ合衆国最大級の建築設計事務所。
概要
編集シカゴ本社に次いで1937年にはニューヨークに事務所を開いたほか、現在では全米各地およびロンドン、香港、上海にも事務所を置く。大きな商業建築を主に手がけており、特に超高層ビルに佳作が多く、鉄とガラスからなる箱状の「インターナショナル・スタイル」と呼ばれるモダニズム建築様式を世界中に広めることに貢献した。
SOMに所属した(所属している)主要な建築家としては、ルイス・スキッドモア(Louis Skidmore; 1897年-1962年)、ネイサン・オーウィングズ(Nathaniel Owings; 1903年-1984年)、ジョン・メリル(John Merrill; 1896年-1975年)の三人の創業者のほか、ゴードン・バンシャフト(Gordon Bunshaft; 1909年-1990年)、マイロン・ゴールドスミス(Myron Goldsmith; 1918年-1996年)、ウオルター・ネッチュ(Walter Netsch; 1920年-2008年)、ブルース・グラハム(Bruce Graham; 1925年生まれ)、デイヴィッド・チャイルズ(David Childs; 1941年-)、ロジャー・ダフィ(Roger Duffy)、クレイグ・W・ハートマン(Craig W. Hartman 1995年-) らがいる。
主要作品
編集- リーバ・ハウス(ニューヨーク・1952年)(バンシャフト担当)
- ジョン・ハンコック・センター (シカゴ・1970年)(グラハム担当)
- ウィリス・タワー(旧シアーズ・タワー、シカゴ・1974年)(グラハム担当)
- ジンマオタワー(金茂タワー)(上海・1999年)
- 紫峰タワー(南京・2009年)
- 1 ワールドトレードセンター (WTC跡地に建設予定)(チャイルズ担当)
- 東京ミッドタウン(六本木の防衛庁檜町駐屯地跡地)
- サンフランシスコ国際空港(ハートマン担当)
- Cathedral of Christ the Light(カリフォルニア・オークランド・2009年)
- ブルジュ・ハリーファ (アラブ首長国連邦・ドバイ・2010年)
- ウェルズ・ファーゴ・プラザ
- アル・ラジヒ・タワー(サウジアラビア・リヤド、建設中)
- 海雲台LCT The Sharp(釜山市・2019年)
- 杭州世紀中心(杭州市・2023年)
- 台北双子星(2027年)
外部リンク
編集- SOM(英語)