SN 2005gl
超新星
SN 2005glとは、地球から見てアンドロメダ座の方向に2億2000万光年離れた位置で発見された超新星爆発である[2]。
SN 2005gl | |
---|---|
仮符号・別名 | NGC 266 LBV 1[1] |
星座 | うお座 |
R等級 | 17.0[1] |
変光星型 | SN[1] |
分類 | 超新星[1] |
発見 | |
発見日 | 2005年10月5日[2] |
発見者 | Tim Puckett Peter Ceravolo[2] |
位置 元期:J2000.0[1] | |
赤経 (RA, α) | 00h 49m 50.02s[1] |
赤緯 (Dec, δ) | +32° 16′ 56.8″[1] |
赤方偏移 | 0.016[1] |
視線速度 (Rv) | 4758 km/s[1] |
距離 | 2億2000万 光年 |
ホスト銀河 | NGC 266[1] |
物理的性質 | |
スペクトル分類 | SN.IIn[1] |
前駆星 | |
名称 | NGC 266 LBV 1[1][3] |
絶対等級 | -10.3[3] |
視等級 | 23.7 |
表面温度 | 13000 K[3] |
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SN 2005glは、渦巻銀河のNGC 266で発見され、NGC 266と同じ値の赤方偏移0.016を持つことが確認されたため、NGC 226内で発生した超新星爆発であることが分かっている。スペクトル線から、SN 2005glはIIn型超新星であることが推定された[4]。
SN 2005glは、2005年10月5日にパケット天文台でTim PuckettとPeter Ceravoloによって発見された。発見は同天文台の60cm望遠鏡で撮影されたCCD写真によるものである[2]。これとは独立に、佐野康男が10月12日に発見しており、5日に18.2等級だったSN 2005glが16.7等級まで増光していることが確認された[5][6]。
SN 2005glは、ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた画像の中から、超新星の元となる恒星が推定された。NGC 266 LBV 1と名づけられた恒星は、絶対等級-10.3等級、表面温度13000Kの極めて明るい星で、高光度青色変光星であると推定されている[3]。
関連項目
編集出典
編集- ^ a b c d e f g h i j k l SN 2005gl -- SuperNova SIMBAD
- ^ a b c d Supernova 2005gl in NGC 266 Rochester Academy of Science
- ^ a b c d On the progenitor of SN 2005gl and the nature of Type IIn supernovae arXiv
- ^ Classification of SNe 2005gl and 2005gm The Astronomer's Telegram
- ^ IAUC 8615: 2005gk, 2005gl; C/2005 P4, 2005 P5, 2005 P6, 2005 Q5 IAU Central Bureau for Astronomical Telegrams
- ^ 北海道の佐野康男さん、超新星2005glを独立発見 AstroArtz