S/2018 J 1
木星の第71衛星
S/2018 J 1(Ersa[1])は、木星の第71衛星である[4][5]。S/2018 J 1 の軌道傾斜角は 30.61°で、木星の自転と同じ向きに公転する順行衛星である。ヒマリア群に属する衛星だと考えられている[2]。
S/2018 J 1 Ersa[1] | |
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2003年2月24日にカナダ・フランス・ハワイ望遠鏡によって撮影されていたErsaの画像
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仮符号・別名 | Jupiter LXXI |
見かけの等級 (mv) | 22.9[2] |
分類 | 木星の衛星(不規則衛星) |
発見 | |
発見年 | 2018年[3] |
発見者 | スコット・S・シェパード[1] |
発見場所 | セロ・トロロ汎米天文台[1] |
軌道要素と性質 | |
軌道の種類 | ヒマリア群 |
木星からの平均距離 | 11,483,000 km[2] |
離心率 (e) | 0.094[2] |
公転周期 (P) | 252.0 日 (0.690 年)[2] |
軌道傾斜角 (i) | 30.61°[2] |
近点引数 (ω) | 346.7°[2] |
昇交点黄経 (Ω) | 93.3°[2] |
平均近点角 (M) | 356.6°[2] |
木星の衛星 | |
物理的性質 | |
直径 | ~3 km[2] |
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発見と名称
編集2018年にスコット・S・シェパードが率いる観測チームによって発見され、S/2018 J 1 という仮符号が与えられた[6]。発見にはマゼラン望遠鏡、セロ・トロロ汎米天文台、ローウェル天文台のディスカバリーチャンネル望遠鏡などが用いられており、同年7月17日の小惑星センターのサーキュラーで発見が報告された[6]。その後9月25日に Jupiter LXXI という確定番号が与えられた[4]。
2019年2月にS/2018 J 1を含む5つの衛星の名称を一般公募すると発表され[7]、選考の結果、同年8月にErsaという名称がS/2018 J 1の固有名として国際天文学連合に承認された[1]。Ersaという名称は全知全能の神ゼウスと月の女神セレーネーの間に生まれた露の女神ヘルセーに因んでいる[1]。
出典
編集- ^ a b c d e f “Planet and Satellite Names and Discoverers”. アメリカ地質調査所. 国際天文学連合. 2019年8月21日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j Scott S. Sheppard. “Moons of Jupiter”. Carnegie Science. 2018年11月21日閲覧。
- ^ NASA (2018年7月17日). “In Depth | S/2018 J1 – Solar System Exploration: NASA Science”. アメリカ航空宇宙局. 2018年11月21日閲覧。
- ^ a b “www.minorplanetcenter.net” (PDF). 小惑星センター (2018年9月25日). 2018年11月21日閲覧。
- ^ “惑星の衛星一覧”. 国立天文台 (2018年10月5日). 2018年11月21日閲覧。
- ^ a b Gareth V. Williams (2018年7月17日). “MPEC 2018-O18 : S/2018 J 1”. 小惑星センター. 2018年11月21日閲覧。
- ^ “Help Name Five Newly Discovered Moons of Jupiter!”. Carnegie Science (2019年). 2019年8月21日閲覧。