S☆UTHERN CROSS
S☆UTHERN CROSS(サザン☆クロス、単にサザンクロスとも)は、2011年4月に結成された鹿児島県のご当地女性アイドルグループである。2018年には日本各地のご当地アイドル日本一を決定する大会『U.M.U AWARD~ご当地アイドルNo.1決定戦』で全国の頂点に輝いた[1]。 鹿児島市に拠点をおく芸能プロダクションのスターゲートプロモーションが運営し、親善大使のような活躍で地域を元気づけることを目標に、商店街や自治体のイベント出演など、地元密着の仕事が多い地元PR型アイドル[2] である。「ご当地アイドル殿堂入り」。
S☆UTHERN CROSS | |
---|---|
出身地 | 日本 鹿児島県 鹿児島市 |
ジャンル | J-POP |
活動期間 | 2011年4月 - |
事務所 | スターゲートプロダクション |
公式サイト | S☆UTHERN CROSS(サザン☆クロス)オフィシャルWEBサイト |
メンバー | メンバーを参照 |
旧メンバー | 元メンバーを参照 |
経歴
編集2011年
編集九州新幹線鹿児島〜博多間全線開業を記念し、鹿児島県初の観光PRアイドルユニットとして2011年4月にS☆UTHERN CROSSは結成された[3][4]。AKB48にあやかって、鹿児島プロモーション評議会の民間有志が企画した[3]。2010年暮れからメンバー募集を開始し、翌春、「かごしま検定」を使って地域の予備知識を審査するなどオーディションを実施し、応募者約150人の中から中高生や短大生、OL、主婦、看護師など14歳から31歳の15人を選び[3]、1期生として13名で活動を開始した。
初ライブは2011年7月31日に鹿児島市にある「SRホール」で開催され[5]、以降7月と8月だけで県内外で6つのイベントに出演し、鹿児島を応援するオリジナル曲「チェスト」を披露した[6]。
2012年
編集2012年は大きな成長の年となった。最初の成果は定期的にライブが行える拠点を得たことである。2012年4月に鹿児島市の繁華街「天文館」にある「カリーノ天文館」6Fにライブとレッスンを行うための拠点として「シアターegg」が開設され、定期ライブやメンバーの生誕祭といったイベントや、グッズ販売を行えるようになった。また、新たに2期生が加入した。2012年8月の時点では、14歳から22歳の11人が県内外のイベントなどで活動している[4]。
活動の場もさらに広がった。4月にはかごしま春祭大ハンヤ2012で二日間にわたりライブを実施した[7] ほか、同じく鹿児島市を拠点とする第十管区海上保安本部からマリンレジャー安全推進ガールに任命され、鹿児島本港区北埠頭芝生公園で開かれた安全推進イベントで118番通報の周知活動に携わった[8]。
7月にはいおワールドかごしま水族館で開かれたイベントでライフジャケットの着用などを呼びかけた[9]
8月には鹿児島県庁で行われた贈呈式にメンバー7人で出席し、本場大島紬織物協同組合から大島紬で作ったシュシュを贈られ、県庁内でライブを実施した[4][10]。
10月には鹿児島市交通局の市電「青パト電車」の出発式に出席し、地元の幼稚園児らに防犯標語「いかのおすし」の意味を説明するなどした[11] ほか、一般希望者も見学できる海上保安庁の海上総合訓練では、訓練終了後におおすみ船上でライブが行われた[12]。
また、県外への進出も積極的に行われた。5月にNHKラジオが東京・渋谷で開いた「U.M.U ご当地アイドルフェスティバル」に九州から唯一選ばれ[2][13]、5月と7月にNHKラジオに出演した[14][15]。6月からは鹿児島県の観光PRのため「日本1周!かごしまPR行脚!!」開始した。3年を目途に47都道府県を訪問する計画である。
その後、大阪や名古屋、広島など10都市で鹿児島をPR。9月には、JR博多駅で開かれた「鹿児島観光物産展」でライブを行っている[16]。
2013年
編集3月8日、に鹿児島市内にてライブ活動で集めた募金などを東日本大震災の被災地に届ける出発式を行い、宮城県気仙沼市に向かった[17]。同月11日、義援金と横断幕を直接気仙沼市長に手渡し、同じく支援活動を行っている鹿児島県出身の柏木由紀をはじめとするAKB48のメンバー6人と交流した[18]。
3月31日には鹿児島中央駅のアミュ広場にて3期生公開オーディションが行われ[19]、新たに3期生が加わった。
7月27・28日に開催される、世界最大のアイドルイベント「TOKYO IDOL FESTIVAL」(TIF)に初出場を果たす。 8月にNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で企画された、地元のローカルアイドルがご当地自慢を紹介する町おこしキャンペーン「全国『あまちゃん』マップ」で鹿児島県担当に選ばれた。
7月、鹿児島県黒豚生産者協議会より「かごしま黒豚応援隊」また8月には、日頃活動拠点としている鹿児島の中心市街地天文館の11の通り会で構成されるWelove天文館協議会より「天文館公認アイドル」として任命される。
9月14日~16日、福岡市の博多駅前で開催された「鹿児島観光物産展」に昨年に続き参加。出店ブースに各メンバーが立ち試飲試食や商品、観光地の説明をし観光PRアイドルとして存在を大いに発揮した。
10月27日、2期生えりか卒業ライブ。
2014年
編集4月、NHKキャンペーン「全国『あまちゃん』マップ」の後継企画「恋する地元キャンペーン」においても引き続き鹿児島県担当に選ばれた。
2017年
編集4月、足の不調を訴えていたtomoが医療機関での診断の結果、一時「ステージパフォーマンス自粛」になる[20]。
7月、『ヨロンマリンカップ2〜セカンドミッション〜』で優勝を飾り、その功績から、与論島ヨロンパナウル王国観光大使に任命される[21]。
2018年
編集8月9日、メンバーが所属するスターゲートプロモーションの公式Twitterより、久保田あやのが、S☆UTHERN CROSSとしての活動登録を解除されたことが報告された。[22]
SHOWROOM【鹿児島枠】九州の主要駅をジャック!広告モデルオーディション[23] tomo一位。
掲載期間は2018年12月3日(月)〜12月9日(日)の7日間を予定
【掲載駅】
JR九州・鹿児島中央駅(2箇所)
JR九州・鹿児島駅
JR九州・伊集院駅
JR九州・川内駅(2箇所)
JR九州・加治木駅
JR九州・隼人駅
JR九州・国分駅
JR九州・出水駅
11月7日~13日 LAWSON×yell.plus企画 にてLAWSON全国POSレジ&店内放送に及川真依が登場[24]。
11月24日 U.M.U AWARD2018
- 優勝
- 審査員賞(審査員5人の票を集めたグループ)
- JOYSOUND賞(カラオケモニターで2週間映像で流れる)
上記3つを受賞
2020年
編集12月22日、『2020年ご当地アイドル肩書きランキングBEST20』で第18位に選ばれる[25]
2021年
編集4月1日、結成10年を迎えて日本ご当地アイドル活性協会より『ご当地アイドル殿堂入り』に認定された[26]。
2024年
編集4月、6月に開催されるクロちゃん主催の大型フェス「クロフェス2024 ~5周年だよ!全員集合!だしん!~」にて鹿児島県代表として選出が発表[27]。
メンバー
編集名前 | 誕生日 | 備考 |
---|---|---|
夏芽花 | ||
星乃あむ | 2006年5月12日 | |
大空エレナ | 2014年7月19日 |
元メンバー
編集楽曲
編集下記のオリジナルソングがある。
- チェスト!〜ゲンキのしるし〜 - おはら節をアレンジした楽曲である。作詞・作曲は有村トモナリ[5]。
- STANCE(作詞・作曲:有村トモナリ)
- サザンウインド(作詞・作曲:有村トモナリ)
- I will
- 流れ星(作詞・作曲:アヤト)
- Field ON!
- チョットシタコト(作詞:保田雅博、作曲:森川輝)
- 僕らに真夏がくる(作詞:まい、作曲:CHEEBOW)
- しろくま♥ランデブー(作詞・作曲:宮井紀之) - 振り付けはラッキィ池田が担当
- お魚ソンGOOD!(作詞・作曲:愛華) - メンバーの一人である愛華による作詞・作曲
- 超絶フィーバー☆Dancing Party Night!(作詞・作曲:AYATO)
- OVER(作詞:まくん、作曲:クレオフーガ)
- スマイル☆ヒーロー(作詞:上田ゆう子、作曲・編曲:正垣和則)
- Brand new soul(作詞:上田ゆう子、作曲・編曲:正垣和則)
- Shiny True Love(作詞:上田ゆう子、作曲・編曲:正垣和則)
- REVOLUTION~ワタシタチノカクメイ~(作詞:マサ、作曲:アヤト)
- ジン・ジン☆メリ・メリクリスマス(作詞:石原有輝香、作曲:寺邑奏)-コンピレーションアルバム「GIFT.2」に収録
- READY TO GO(作詞・作曲・編曲:YANAGIMAN)- 振り付けはTEMPURA KIDZ KARIN (アソビシステム)が担当
このほか、カバー曲としてAKB48を中心にSKE48やNMB48、ももいろクローバーZ、SUPER☆GiRLSなど約30曲がある。
2013年3月、メンバー内の「しおり」と「えりか」が「ハイスクールシンガー」としてユニット名「SEIRA」で「ドラマティック☆マイダーリン」で配信デビューを果たした。
メディア
編集テレビ番組
編集- めざましテレビ(2011年11月28日) - ご当地アイドル日本一を決定する「U.M.U AWARD 2011」の様子を伝えるコーナーの中での紹介[31]
- 鹿児島放送開局記念特別番組「30周年ウイーク」(2012年10月6日) - 最終日の生放送で新曲を披露[32][33]
- ヨロンマリンカップ2〜セカンドミッション〜 (2017年8月20日)- 東京MXTで14:30〜放送(エムキャス視聴対応)、同日13:30〜、新宿ドリームストアにてパブリックビューイベント開催[34]。
ラジオ番組
編集- U.M.U ご当地アイドルフェスティバル ジモラブNo.1決定戦(2012年5月3日、NHKラジオ第1)[15]
- AKB48×泥芸人!wktkラヂオ学園(2012年7月8日、NHKラジオ第1)[14]
- アイドルお忍びバー -時空-(毎週金曜23:00~隔週出演、MBCラジオMusic Express 金曜(通称:ジクエク)内)-2020年3月28日終了
- まいきゅんのコンプリートPay どん!(毎週火曜 16:50頃~、エフエム鹿児島 μ's UP内)
- まいきゅんのラブイブ(毎週水曜日 18:00〜、FMさつませんだい)-2021年5月26日終了、同年7月より以下番組へリニューアル
- まいきゅんのキミとはなしがしたいのだ!(毎週水曜日 19:00~19:30、FMさつませんだい)
ゲーム
編集- Mobage・Yahoo!モバゲー「究極×シャッフル☆ロコドル大作戦」[35]
脚注
編集- ^ “鹿児島出身アイドル・S☆UTHERN CROSS、今年のご当地アイドル日本一に決定!【ご当地アイドルNO.1決定戦U.M.U アワード2018】”. 株式会社THE CROSS. ACTRES PRESS (2018年11月27日). 2018年11月27日閲覧。
- ^ a b “九州アイドル戦国時代 レベル底上げ、全国区に躍進 /西部・共通”. 朝日新聞. (2012年5月8日)
- ^ a b c 薮宏之 (2011年4月4日). “九州を元気に サザンクロス アイドルユニット発足 まずはチーム鹿児島/裕・遊・悠 芸能トピックス”. 西日本新聞
- ^ a b c “ご当地アイドルに大島紬シュシュ=鹿児島”. 読売新聞. (2012年8月24日)
- ^ a b “鹿児島のアイドルグループ「S☆UTHERN CROSS」が初ライブ-観光をPR”. 鹿児島経済新聞. (2011年7月4日) 2013年3月20日閲覧。
- ^ “鹿児島のご当地アイドル活躍中 「サザンクロス」9人”. 南日本新聞 (2011年9月26日). 2012年1月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年1月30日閲覧。
- ^ “◎九州みるるん・おでかけ情報=イベント”. 熊本日日新聞. (2012年4月18日)
- ^ “大型連休 好天スタート=鹿児島”. 読売新聞. (2012年4月29日)
- ^ “[ぐるり鹿児島]7月11日=鹿児島”. 読売新聞. (2012年7月11日)
- ^ “(青鉛筆)ご当地アイドルに大島紬のシュシュ 伝統工芸品をPR 鹿児島 【西部】”. 朝日新聞. (2012年8月24日)
- ^ 垂水友里香 (2012年10月11日). “青パト電車- 出発進行 防犯呼びかけ市電に標語 塗装費は市遊技事業組合負担--鹿児島市交通局 /鹿児島”. 毎日新聞
- ^ “鹿児島県/巡視船から訓練見学 10月14日希望者1900人募集 10管本部/南九州ワイド”. 西日本新聞. (2012年8月17日)
- ^ “新世界でご当地アイドル競演-大阪「翔ギャン」・鹿児島「サザンクロス」”. あべの経済新聞. (2012年9月3日) 2013年3月20日閲覧。
- ^ a b “KB48×泥芸人!wktkラヂオ学園”. NHKラジオ. 2013年3月29日閲覧。
- ^ a b “NHK-FMブログ”. NHKオンライン (2012年5月1日). 2013年3月29日閲覧。
- ^ “鹿児島物産展 JR博多駅で きょうまで=福岡”. 読売新聞. (2012年9月9日)
- ^ “鹿児島のご当地アイドル「サザン★クロス」 被災地へ”. 南日本新聞. (2013年3月10日) 2013年3月21日閲覧。
- ^ “携帯アップロード|Facebook”. southerncross (2013年3月11日). 2013年4月9日閲覧。
- ^ 「かごしまご当地キャラ大集合!」『TJカゴシマ』395号、斯文堂、2013年
- ^ 【活動自粛のお知らせ】
- ^ S☆UTHERN CROSSのFacebook7月14日の記事 及び 運営事務局の公式アカウント同日ツイート 並びに8月20日の放送内にて発表。
- ^ 「STARGATE PROMOTION on Twitter」『Twitter』。2018年8月11日閲覧。
- ^ 「【鹿児島枠】九州の主要駅をジャック!広告モデルオーディション - SHOWROOM(ショールーム)」『』。2018年11月24日閲覧。
- ^ “.yell plusプリント ローソン限定企画!販売枚数1位が全国のローソンの店舗にあるPOSレジ&店内放送に登場できる!”. ドットエールプラス. 株式会社イルカ. 2021年7月28日閲覧。
- ^ 【BIGLOVEニュース】『2020年下半期(第15回)未発掘アイドルセレクト10』『2020年ご当地アイドル肩書きランキングBEST20』発表!
- ^ 【ご当地アイドル殿堂入り】S☆UTHERN CROSSは2021年4月1日に結成10年を越えたことで功労を称え『ご当地アイドル殿堂入り』を評します。第1号のSKE48から数えて55組目
- ^ 【クロフェス2024 第10弾出演者発表✨】
- ^ 【個人活動時の芸名に関しまして】
- ^ 【御 礼】
- ^ 研究生から正式採用。
- ^ “<SHOWBIZ>日本一決定!ご当地アイドルNo.1は?”. TVエキスプレスサーチ. (2011年12月28日)
- ^ “クロスメディア@KKB /鹿児島県”. 朝日新聞. (2012年10月4日)
- ^ “「夢」力強く大書、生放送盛り上げ KKB30周年 /鹿児島県”. 朝日新聞. (2012年10月7日)
- ^ ヨロンマリンカップ公式アカウントの7月1日のツイート。
- ^ “「究極×シャッフル☆ロコドル大作戦」,新ロコドル4組23名が10月17日に参加”. 4GEMER.NET(配信元:ビクターエンタテインメント) (2012年10月16日). 2013年4月3日閲覧。
外部リンク
編集- 公式ウェブサイト
- S☆UTHERN CROSS (@scasia2011) - X(旧Twitter)
- S☆UTHERN CROSS (southerncross.asia) - Facebook
- S☆UTHERN CROSS - YouTubeチャンネル