Portal:最近の出来事/2017年1月
2017年1月
編集2017年1月31日
編集- (裁判)ある男性が自分の過去の逮捕歴を検索結果から削除するよう Google に求めた裁判で、最高裁は訴えを棄却した。判決は、ウェブ検索は情報流通の重要な基盤となっており、検索結果の削除はプライバシー保護が表現の自由を上回る場合に認めれるという指針を示した。忘れられる権利には言及しなかった。--読売新聞、朝日新聞
2017年1月30日
編集- (科学)英ケンブリッジ大などの古生物学の研究チームは中国陝西省で5億4千万年前の後口動物の化石を発見し、哺乳類を含む新口動物すべての共通祖先にあたるとしてサッコリタスと名付けた。麦粒のような体長1ミリのこの生物は一つの大きな口で摂食と排泄を行ない、浅瀬の堆積物の間を泳いでいたようだ。--AFPBB、ロイター、
2017年1月29日
編集- (スポーツ)東京辰巳国際水泳場で開かれた競泳の東京都選手権で、早稲田大学の渡辺一平が男子200メートル平泳ぎで、山口観弘が持っていた世界新記録を更新した(2分6秒67)。渡辺はリオ五輪の同種目決勝では6位とふるわなかったが、スタートとターンの出遅れを筋力トレーニングで改善させ記録につなげた。--日本経済新聞、NHK
2017年1月27日
編集- (交通)国交省は昨年施行の改正踏切道改良促進法に基づき、全国のいわゆる「開かずの踏切」、あるいは踏切事故が多発していたり、通学路になっている、老人・障害者施設が近いなどの踏切529箇所を「改良すべき踏切」に指定し、立体交差化、歩道橋の設置、近くの駐輪場の整備、拡幅工事などを促した。--NHK、日本経済新聞
2017年1月26日
編集- (医療)東大の研究チームが、異種の動物を使った臓器培養の実験に成功した。遺伝子操作した膵臓欠損ラットにマウスのiPS細胞を注入してマウスの膵臓を成長させ、その膵島を糖尿病のマウスに移植したところ、殆ど拒絶反応無く症状が改善した。倫理問題をクリアできれば、ヒト・ブタ間への応用も期待できる。--日本経済新聞、NHK
2017年1月25日
編集- (スポーツ)初土俵から15年目で念願の初優勝を初場所で果たした稀勢の里の横綱昇進を、日本相撲協会は正式に決定した。日本出身の横綱の誕生は若乃花以来19年ぶり。稀勢の里は田子ノ浦親方と共に都内ホテルでの伝達式に臨み、「横綱の名に恥じぬよう精進致します」と口上を述べた。四字熟語は出なかった。--NHK、産経新聞
- (歴史)淡路島にある弥生時代後期の舟木遺跡で大規模な鉄器生産集落の跡が見つかったと淡路市教委が発表した。直径10mを超える円形の竪穴式建物など4棟、炉の跡、鉄片などから、鉄器の生産およびその鉄工具を使った何らかの工房があったと見られ、当時の規模としては五斗長垣内遺跡をしのぐ可能性もある。--毎日新聞、NHK
2017年1月24日
編集- (医療)水俣病で小脳や後頭葉がダメージを負い運動障害や視野狭窄を起こす機序はよく分かっていなかったが、新潟大の研究チームは、メチル水銀の摂取が血管内皮増殖因子という蛋白質の増殖を招き、脳脊髄液への有害物質流入を阻止する血液脳関門がそれで破壊されるというプロセスをラットの実験で解明した。--時事、日本経済新聞
2017年1月23日
編集- (社会)覚せい剤取締法違反で逮捕される直前の ASKA が乗ったタクシーの車載カメラの映像が複数の民放で放映された件について、プライバシー侵害との指摘を受けていた BPO の放送倫理検証委員会は、「問題点はある」が「公益性も否定できない」ため放送倫理違反とまで言えず審議入りしないと発表した。--朝日新聞、読売新聞
- (社会)ルーカスフィルムは今年末に公開される『スター・ウォーズ』シリーズ第8作のタイトルを『The Last Jedi』(英語名)にすると発表した。三部作の初篇にあたる前作『フォースの覚醒』の直後から話は始まり、先月急逝したキャリー・フィッシャー(レイア姫)のシーンは既に全て撮り終えているとのこと。--ロイター、AFPBB
2017年1月20日
編集- (政治)ドナルド・トランプが米連邦議事堂の式典で宣誓し、正式に大統領へ就任した。演説では改めて「米国第一主義」を強調し、国内産業の保護により中間層の底上げを図るとした。そして TPP の離脱と NAFTA の再交渉、イスラム過激派テロの撲滅などを表明した。一方、近隣では激しい抗議デモも起こった。--ロイター、日本経済新聞
2017年1月19日
編集- (文化)芥川賞に山下澄人の『しんせかい』が選ばれた。同作は、かつて脚本家の倉本聰が富良野に立ち上げた富良野塾を題材にとり、俳優を志す主人公が北海道の豊かな自然の中で仲間たちと共同生活しながら、厳しい「先生」の指導のもと演劇を学んでゆく姿を丁寧に描いた。直木賞は恩田陸の『蜜蜂と遠雷』。--NHK、時事
2017年1月17日
編集- (科学)実験用のアカゲザルを2群に分け、無制限に食事をさせる群と、摂取カロリーを3割減らす群で寿命に差が出るかという30年がかりの実験を続けてきた米国の2つの研究グループは、中高年からカロリー制限を始めた場合には寿命を延ばす効果があり、それは特にオスで顕著という見解で一致した。--朝日新聞、毎日新聞
2017年1月16日
編集- (社会)世界で最も富裕な8人の総資産(48兆6千億円)は、世界人口のうち貧困な下半分(36億人)の総資産に等しいと、国際NGOのオックスファムがダボス会議開催を前に発表した。また企業トップが労働者を搾取し、租税回避地を使って納税せず富の再分配を拒むことで格差が今も拡大していると述べた。--NHK、朝日新聞
2017年1月15日
編集- (政治)インドネシア・ジャカルタ近郊ボゴールの大統領宮殿で安倍首相とジョコ大統領の首脳会談が行なわれ、鉄道開発、新港建設、灌漑事業などのインフラ整備を今後も日本が経済面・技術面で支援し、中国漁船の違法操業が問題となっている南シナ海・ナトゥナ諸島での離島開発を支援する旨などが話し合われた。--時事、日本経済新聞
2017年1月14日
編集- (社会)築地市場の移転先となる豊洲市場で3年前から計9回行なわれた地下水モニタリングの最終調査結果が出、ベンゼンが環境基準の79倍、シアン、ヒ素も基準を超えて検出されたと専門家会議は報告した。小池都知事は「想定を超えたもので驚いている」と述べ、科学的分析をさらに続けるとした。--産経新聞、NHK
2017年1月13日
編集- (経済)東京商工リサーチの発表によると昨年の倒産件数(負債額1千万円以上)は8446件と8年連続で減少し、1990年以来の低水準となった。2008年のリーマンショック直後に比べると件数は半減、負債総額は1/6に激減した。金融機関が中小企業の返済延期に柔軟に応じていることが要因とみられる。--日本経済新聞、時事
2017年1月12日
編集- (歴史)外務省が終戦直後から1980年代前半までの外交文書24冊を公開し、1983年当時に物議を醸した中曽根首相の「不沈空母」発言は、実際に中曽根の発言だったようだと裏付けられた。冷戦下、当時の日本は米国から対ソ防衛の強化を求められ、ソ連潜水艦・爆撃機の日本海封じ込めが重要課題だった。--産経新聞、時事
2017年1月10日
編集- (スポーツ)サッカーワールドカップの出場枠は現在32ヵ国だが、2026年の大会から48に増やすことをFIFAは決定した。インファンティーノ会長は、これでより多くの国でW杯出場の期待が高まり、サッカーの世界的な振興に寄与することになると説明したが、欧州クラブ協会はこの決定に反対を表明した。--朝日新聞、毎日新聞
2017年1月9日
編集- (科学)月の誕生は46億年前の巨大天体衝突を原因とするのが現在の通説だが、月の成分が地球と似通い過ぎているという矛盾がある。イスラエル・ワイツマン科学研究所などの研究チームは、むしろ微惑星による小規模な衝突が20回ほどあったと考えた方が説明がつくというシミュレーション結果を発表した。--AFPBB、毎日新聞
2017年1月6日
編集- (国際)大韓民国、釜山の日本総領事館前での慰安婦像設置強行を受け、日本政府は極めて遺憾だとして在韓大使の一時帰国など4項目の対抗措置を発表した。韓国はこれに反発し、在韓大使に遺憾の意を表明した。産経ニュース、NHK
2017年1月3日
編集- (スポーツ)箱根駅伝の復路が行なわれ、青学大が総合優勝して3連覇を果たした。今シーズンでは出雲全日本大学選抜駅伝、全日本大学駅伝を含む三冠も達成。前日の往路で1位だった青学大は、7区の田村和希でやや失速するがトップは譲らず、そのまま2位の東洋大に7分21秒の大差をつけて大手町にゴールした。--NHK、毎日新聞
2017年1月2日
編集- (皇室)皇居で一般参賀が行なわれ、三笠宮の喪に服している三笠宮妃百合子などを除く皇族一同が長和殿のベランダに出、今上天皇が新年の挨拶を述べた。来訪者は10万人近くに達し、平成以降では皇太子妃雅子が成婚した直後の平成6年に次ぐ多さで、昨年の譲位の意向表明による国民の関心の高まりが窺える。--NHK、産経新聞
2017年1月1日
編集- (事件)ハリウッドのランドマークとして有名な、山腹の“HOLLYWOOD”の白い看板が“HOLLYWeeD”に置き換えられる悪戯があった。weed は大麻の意味もあり、昨年11月の住民投票による嗜好用大麻の解禁が関係するとも見られている。防犯カメラの映像で犯人の特定を進めているとのこと。--読売新聞、産経新聞