Portal:最近の出来事/2014年10月
2014年10月
編集2014年10月31日
編集- (経済)アメリカの連邦公開市場委員会は29日に量的緩和の終了を決めたが、日銀はこの日の金融政策決定会合で逆に量的緩和の大幅な拡充を決めた。昨年の「異次元緩和」に続く「バズーカ2」で市場は円安株高に大きく振れたが、2年で2%のインフレ目標をこれで達成できるかはまだ不透明と見られている。--ブルームバーグ、ロイター
2014年10月28日
編集- (科学)画材を与えられたチンパンジーは時に抽象画のような絵を描くが、具象画を描く能力の有無ははっきりしていない。京大の霊長類研究所や中部学院大の研究チームは実験で、チンパンジーは絵筆で線をなぞる器用さはあるものの、似顔絵の欠けた部位を人間のように想像力で補う能力は無いことを示した。--読売新聞、日本経済新聞
2014年10月26日
編集- (選挙)ブラジル大統領選の決選投票の投開票が行なわれ、現職のジルマ・ルセフ(労働党)が再選を決めた。経済成長に鈍りの見えるブラジルだが失業率は低水準を維持し、低所得者層の支持を集めたルセフが社会民主党の候補を僅差で破った。任期4年で、2016年リオ五輪開催の重責を担うことになる。--日本経済新聞、ブルームバーグ
2014年10月25日
編集- (社会)今年3月にギニアがエボラ出血熱の感染拡大を報告して7ヶ月経ち、WHOは感染者がリベリア、シエラレオネ、ギニアの西アフリカ3ヵ国を主に1万人の大台を超えたと発表した。うち死者は4922人。モーリタニアは隣国マリとの国境を封鎖するなど、各国は空港や港湾での水際対策に追われている。--CNN、NHK
2014年10月24日
編集- (社会)若者にダンスフロア・音楽・飲食物を提供するクラブは風営法の対象としてこれまで深夜0時までの営業とされてきたが、政府はこの改正案を閣議決定した。今後は照明が10ルクス(映画館の休憩時間程度)以上ならば対象から外して24時間営業可能とし、外国人観光客の誘致や新規参入を促す。--日本経済新聞、産経新聞
2014年10月23日
編集- (裁判)広島市の病院に勤務する女性が、妊娠を理由に降格されたことは男女雇用機会均等法が禁じるマタハラにあたると訴えた裁判で、最高裁は「妊娠・出産を理由にした不利益な扱いは原則として違法で無効」とした上で本人の同意や業務遂行上の事情という判断基準を初めて示し、審理を高裁に差し戻した。--NHK、毎日新聞
2014年10月22日
編集- (事件)20日にモントリオールでISIL(IS)の支持者らしき男が車で兵士2人を死傷させ、テロへの警戒を強めていたカナダで、今度は首都オタワの国会議事堂に男が侵入してライフルを乱射し、警備員に射殺される事件があった。議員らに怪我は無かったが、犯人は直前に戦没者慰霊碑前で兵士を1人射殺していた。--AFPBB、毎日新聞
2014年10月20日
編集- (政治)関連政治団体の不明朗会計を指摘されていた小渕優子経済産業相と、選挙区での団扇配布が公職選挙法違反でないかと追及されていた松島みどり法相が揃って辞任した。二人の辞表を受理した安倍首相は任命責任を陳謝した上で、後任に宮澤洋一元内閣府副大臣と上川陽子元少子化担当相を指名した。--毎日新聞、朝日新聞
2014年10月19日
編集- (科学)米ブラウン大とスペイン・マラガ大の研究チームは、豪州で3万年前に絶滅したジャイアントカンガルーの化石を分析し、その頑丈な下半身からすると彼らは、現代のカンガルーのように前脚と尾でバランスをとって跳躍したのでなく、後脚で直立してスタスタと二足歩行していたようだと発表した。--CNN、時事
2014年10月14日
編集- (歴史)徳川吉宗が作らせた名刀の格付一覧『享保名物帳』に記され、幕末の和宮降嫁の折に将軍家から孝明天皇に献上され、その後に行方不明となっていた正宗の名刀「島津正宗」が発見され、京都国立博物館で公開された。近衛家から大阪の実業家に譲られていたもので、専門家は「国宝級の価値」と評価している。--京都新聞、産経新聞
2014年10月13日
編集- (科学)スウェーデン王立科学アカデミー今年のノーベル経済学賞を、仏トゥールーズ第1大学のジャン・ティロールに与えると発表した。市場における独占と寡占、合併とカルテルに対して国家はいかに対処すべきかという彼の分析と理論は、金融・通信分野などで各国の規制行政に重要な示唆を与えてきた。--日本経済新聞、ウォール・ストリート・ジャーナル
2014年10月10日
編集- (文化)今年のノーベル平和賞は、女性の教育の権利を訴えるパキスタンのマララ・ユスフザイと、児童労働の反対を訴えるインドのカイラシュ・サティヤルティに授与することが発表された。マララの17歳での受賞は、ノーベル賞の最年少受賞記録となる。--毎日新聞、読売新聞
2014年10月9日
編集- (文化)スウェーデン・アカデミーは今年のノーベル文学賞を、フランスのパトリック・モディアノに与えると発表した。彼はアイデンティティの模索をテーマにした小説で知られ、第二次世界大戦時のナチス占領下のフランスを舞台にした作品が“記憶の芸術”と評価された。村上春樹は今年も受賞を逃した。--AFPBB、NHK
- (裁判)大阪・泉南アスベスト国家賠償請求訴訟の上告審で、最高裁第一小法廷は、排気装置設置の義務化(1971年)が13年遅れたとして、アスベストの健康被害による国の賠償責任を、最高裁としては初めて認定した。 - 朝日新聞・毎日新聞
2014年10月8日
編集- (科学)今年のノーベル化学賞は、米ハワード・ヒューズ医学研究所のエリック・ベツィグ、独マックス・プランク生物物理化学研究所のシュテファン・ヘル、米スタンフォード大のウイリアム・モーナーに決まった。彼らが開発した超高解像度蛍光顕微鏡により生きている細胞の微細構造が初めてナノレベルで観察可能となり、生化学分野の研究に革新をもたらした。--朝日新聞、NHK
2014年10月7日
編集- (科学)今年のノーベル物理学賞は、名城大学の赤﨑勇、名古屋大学の天野浩、米カリフォルニア大学サンタバーバラ校の中村修二に決まった。赤﨑と天野が窒化ガリウムを使い初めて成功させ、中村が製品化に道筋をつけた青色LEDは、LEDディスプレイ、ブルーレイディスク、省電力で高耐久力なLED照明などの実現につながり、先端技術から日用品に至るまで多大なインパクトを与えた。--時事通信、毎日新聞
2014年10月6日
編集- (科学)スウェーデンのカロリンスカ研究所は今年のノーベル生理学・医学賞を、ロンドン大のジョン・オキーフ、ノルウェー科学技術大のモーセル夫妻に与えると発表した。ラットを使いオキーフは海馬の場所細胞を、モーセルらはグリッド細胞を発見し、動物の空間把握のメカニズムを明らかにした。--日本経済新聞、読売新聞
2014年10月3日
編集- (歴史)永禄の変で足利義昭が京を逃れた時期、側近の三淵藤英と一色藤長が伊賀・山城の土豪に宛て、信長を伴なった上洛に助力するよう要請した永禄9年の書状14通が、熊本県立美術館により発見された。この時は直後の六角氏の離反で頓挫したが、実際の上洛より2年も前から計画は存在したことを示している。--読売新聞、日本経済新聞
2014年10月2日
編集- (科学)地上最速の動物であるチータが激減した主な原因は、生息域での人間の活動により獲物を探索する移動距離が延びたためだと英クイーンズ大学などの研究チームが発表した。彼らは同位元素を含む水を野生のチータに注射してそのカロリー消費を追跡調査し、狩りの瞬間より獲物の探索の負荷が余程高いとした。--時事、ナショナルジオグラフィック
2014年10月1日
編集- (環境)かつて世界で4番目に大きい湖とされたアラル海が、現在では殆ど干上がってしまったことが NASA の衛星写真で明らかになった。旧ソ連が1960年代にアムダリヤ川とシルダリヤ川を灌漑用に堰き止めたのが原因で、農薬が堆積した湖底が露出し、それらが土煙となり周囲に運ばれ健康被害も生じている。--日本経済新聞、CNN