PPM-2は、東ドイツで開発された対人地雷[1]

PPM-2
種類 対人地雷、爆風地雷
原開発国 東ドイツの旗 東ドイツ
開発史
製造業者 東ドイツ国営工廠[1]
諸元
重量 375 g[1]
全高 60 mm[1]
直径 134 mm[1]

弾頭 TNT[1]
炸薬量 110 g[1]
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概要

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いわゆる圧力作動式爆風地雷の一種であり、地雷を踏むことで起爆し、主に爆発そのものにより傷害を負わせることを目的としている[1]

これまでにアンゴラカンボジアチャド東ドイツエチオピアレバノンモザンビークナミビアソマリアで使用が確認されている[1][2][3]。東ドイツでは、国境警備隊により国境線沿いに敷設された[3]

構造

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直径134ミリ、高さ60ミリで、本体は黒色のプラスチック製である[1][2]。通常は型式名等のマーキングはされていない[1]

敷設時は、安全ピンを取り外すと1.5から3時間ほどの遅延時間の後に作動状態となる[1]。作動状態では上部にある感圧板に13キロの圧力がかかることでピエゾ式信管が作動し、電気式起爆装置により起爆する[1]。主爆薬は110グラムのTNT爆薬である[1][2]

内部に金属部品が使用されており、金属探知機による探知は比較的容易である[1][2]

脚注

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出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o Colin King, ed (1998). Jane's Mines and Mine Clearance 1998-99. Janes Information Group. pp. 124-125. ISBN 0-7106-1803-4 
  2. ^ a b c d Andy Smith. “PPM-2”. nolandmines.com. 2025年2月18日閲覧。
  3. ^ a b Modell der Infanteriemine PPM-2”. landesmuseum-mv.de. 2025年2月19日閲覧。

関連項目

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