Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜
「Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜」(オーバーナイト・センセーション じだいはあなたにゆだねてる)は、1995年3月8日にavex traxよりリリースされたtrfの10枚目のシングル。(2006年11月29日に廉価版12cmシングルとして再発売。)
「Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜」 | ||||||||
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trf の シングル | ||||||||
初出アルバム『dAnce to positive』 | ||||||||
B面 |
Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜 [Extended Mix] | |||||||
リリース | ||||||||
規格 | 8cmCD | |||||||
ジャンル | J-POP | |||||||
レーベル | avex trax | |||||||
作詞・作曲 | 小室哲哉 | |||||||
プロデュース | Tetsuya Komuro | |||||||
ゴールドディスク | ||||||||
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チャート最高順位 | ||||||||
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trf シングル 年表 | ||||||||
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解説
編集前月に発売された「masquerade」に続き3ヶ月連続リリース第3弾の曲で、ホンダライブDioのコマーシャルソングのタイアップ付きで本人たちが同CMにも出演している。また小室哲哉・trf双方の要望が取り入れられた曲である。プロデューサーである小室によれば、ソウルミュージック・ディスコの全盛期であった「1970年代を意識して作った曲」であり、いわゆるソウルミュージックの中にあるソウルクラシックなどを取り入れた曲である。BPM的にも踊りやすく作られている。これはダンサーチームへの「ここまで頑張ってくれてありがとう」の気持ちが入ってると後に小室がコメントしている。[要出典]
歌詞のコンセプトは、「OLのお話」「身近に感じられる応援歌」[1]。
DJ KOOは「悲しそうに歌えば悲しく響くし、フランク・シナトラの『マイ・ウェイ』みたいに歌い上げれば、その方向に印象付けられる曲だ」と感じ、「リスナーの聴き方で、リスナーなりのポジティブさを想って欲しい」という意向から、YU-KIには「特定の感情を露わにしない」歌い方を指示し、どう感じるかはリスナーの想像に委ねた[1]。
『TRFコーク・イントゥ・ザ・グルーヴ』の人気曲投票で4位となった。日本テレビ系の音楽番組『速報!歌の大辞テン』でコメント出演の際にはDJ KOOが「trfの楽曲の中でも1番歌った曲」と語っている。また、この曲を聴いたウルフルズが『LOVE LOVEあいしてる』に出演の際にメンバー全員が「衝撃を受けた曲」と語っている[要出典]。同番組にSPEEDが出演した際も同様の事を語っており、実際にこの曲を歌っている。[2]
trfのシングルは「survival dAnce 〜no no cry more〜」から本作までオリコンの集計で5作連続ミリオンセラーを記録している。これは、ピンク・レディー、B'zに続いて史上3組目の達成(後に、Mr.Children、GLAY、AKB48も達成)。コンピレーション・アルバムとして発売された『TK MILLION WORKS』にも収録された。
1995年8月19日公開の東映・フジテレビ共同製作によるぼくたちの映画シリーズ第1弾『花より男子』では挿入歌(エンディングテーマ)に起用され、劇中にtrfが出演、歌唱している。また1995年12月31日の『第37回日本レコード大賞』では、この曲で大賞を受賞し、エイベックス初のレコード大賞受賞に輝いている。それを記念して専用のケース付きテレホンカードが作られた。
ナンシー関は「もうすごい。酔った親父の説教のように、1から10まで言って聞かせるというような押しの強さであり、聴く側の解釈の自由を許さない」と評している[3]。
後に地球ゴージャスの岸谷五朗と寺脇康文がYU-KIとの合唱の形でカバーし、「Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜 -meets Goro Kishitani & Yasufumi Terawaki-」のタイトルでTRFのアルバム『Lif-e-Motions』に収録された。
バリエーション
編集「Overnight Sensation〜時代はあなたに委ねてる〜」には以下のバリエーションがある。
- TVバージョン(テレビ用に編集されたものでOriginal Mix+Extended Mixを組み合わせ曲も短くなっている。)
- ライブバージョン1(曲終了後もう一度サビから開始。dAnce to positive tour、BRAND NEW TOMORROW in TOKYO DOME)
- ライブバージョン2(曲の始まりをHiper Mix4のミックス+Original Mix+ライブバージョン3を組み合わせたもの:SILENT NIGHT TOURやa-nation'04で使用)
- ライブバージョン3(exicoast TOURより曲最後のアレンジが変更)
収録曲
編集作詞・作曲:小室哲哉 編曲:小室哲哉&久保こーじ、Mix: Pete Hammond & Steve Hammond
- Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜 [Original Mix]
- Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜 [Extended Mix]
- Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜 [Original Karaoke]
収録アルバム
編集- 『dAnce to positive』
- ※ 記載されていないがリアレンジを施して収録
- 『WORKS -THE BEST OF TRF-』
- 『TRF 15th Anniversary BEST -MEMORIES-』
- 『TRF 20TH Anniversary COMPLETE SINGLE BEST』
- 『BEST SINGLE Collection × EZ DO DANCERCIZE』
カヴァーした歌手
編集- 東京女子流 - 2012年12月19日発売のアルバム『TRFリスペクトアイドルトリビュート!!』、2013年1月31日発売のアルバム『約束』に収録。編曲は松井寛、エレキギターは土方隆行が担当している。東京女子流のライブで継続的に数多くパフォーマンスされている。
- 涼野ユウ(CV.内田雄馬) - 2019年7月24日発売のシングル『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars- マイソングシングルシリーズ 涼野ユウ』に収録。編曲はmichitomoが担当。テレビアニメ『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』第8話エンディングテーマ。
- 向井拓海(CV.原優子) - 2020年8月21日、ゲーム『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』内のDJ KOOコラボレーションとして配信された楽曲「TRF×CG -DJKOO Mix-」のひとつとして収録。[4]。同年9月26日から単体で配信[5]。
- ミームトーキョー - 2023年10月4日に配信でリリース[6]。
関連項目
編集- 僕らに愛を!(第5話で挿入歌として使用された)
- 超力戦隊オーレンジャー(第21話で挿入歌として使用された)
- ガッツだぜ!!(ウルフルズ)(トータス松本が同曲を作る際、この曲をヒントにした)
- それが愛なのね
出典
編集- ^ a b 角川書店刊『月刊カドカワ』1995年5月号「trf『快楽のGROOVE』」237Pより。
- ^ “「LOVE LOVE あいしてる SUMMARY」SPEED”. フジテレビ (1997年3月29日). 2016年1月22日閲覧。
- ^ 朝日新聞社刊『聞いて極楽(文庫版)』ナンシー関著162Pより。
- ^ “「デレステ」、コラボキャンペーン「DJ KOOのデレステ最KOO!」を開催! アイドルたちがTRFの楽曲をカバー”. GAME Watch. (2020年8月21日) 2020年8月31日閲覧。
- ^ スターライトステージ [@imascg_stage] (2020年9月26日). "アイドルたちがカバーした楽曲を新たに追加しました!". X(旧Twitter)より2020年10月17日閲覧。
- ^ “ミームトーキョー、TRF「Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜」カバー曲リリース”. BARKS (2023年9月27日). 2023年10月9日閲覧。
外部リンク
編集- ミュージック・ビデオ