Meebo(ミーボ)はAjaxベースのブラウザ内インスタントメッセージ (IM) プログラムであり、Yahoo! MessengerMicrosoft MessengerサービスAIMICQMySpaceIMFacebook ChatJabber といった複数のIMサービスをサポートしている。Pidgin の開発者らが開発したフリーかつオープンソースのライブラリ libpurple に基づいている[1]

Meebo
URL http://www.meebo.com/
言語 多言語
タイプ インスタントメッセージ
設立者 Sandy Jen
Seth Sternberg
Elaine Wherry
営利性 営利
登録 オプション
開始 2005年9月
現在の状態 終了

iPhone向けのMeebo(およびそれに基づいたiPhone上で動作するアプリケーション)、Android搭載携帯電話上で動作するアプリケーションも開発されている[2]

Meeboには他の人に知られないようにサインインする機能や、複数のIMサービスに同時に接続する機能などがある[3]

Meeboはファイアウォールで守られたネットワークを利用する人々がインスタントメッセージングサービスを利用する手段を提供する。一般にファイアウォールはIMプロトコルを通さないが、通常のWebブラウザ (HTTPS) でMeeboのサイトを開き、間接的に各種IMサービスに接続できる[4]

歴史

編集

Meeboは2005年9月、Sandy Jen、Seth Sternberg、Elaine Wherry の3人がカリフォルニア州マウンテンビューに創設した[5]

ベンチャーキャピタルの Sequoia Capital が2005年12月15日に出資している[6]

2006年8月2日、Meeboは "meebo me" ウィジェットを公開した。これはユーザーがMeeboを個人のウェブサイトに組み込めるようにしたものである。さらに2006年10月11日、音楽系SNSである Amie Street と提携し、Amie Street の各ユーザーページに "meebo me" ウィジェットを搭載した[7]

2007年5月14日、Meeboは "Meebo Rooms" をリリースした。これはMeeboユーザー間でのチャットルーム機能である。チャットルームへの招待などはユーザーが自由に決めることができる。古いブラウザでMeeboを使い続ける人のために Meebo Rooms に先駆けて Classic Meebo も更新された[8]

2007年9月10日、Meeboはユーザー間のファイル転送サポートを発表した。

2007年後半、Linuxディストリビューションの1つgOSウェブアプリケーションとしてMeeboが含まれるようになった。

2008年4月、Meeboはベンチャーキャピタルの出資金2500万ドルを確保した。

2012年6月4日、Googleが買収した[9]

2012年6月12日(日本時間)、数ヶ月以内に全てのサービスを終了することを発表した[10]

2012年7月11日、事実上のサービス終了[11]

評価

編集
  • 2006年6月、PC World 誌の 100 Best Products of the Year の65位にMeeboが挙げられていた[12]
  • 2006年8月、タイム誌の Top 50 Coolest Websites for 2006 にもMeeboが選ばれている[13]

脚注・出典

編集

外部リンク

編集