KenKen

日本のベーシスト (1985-)

KenKenケンケン、本名:金子 賢輔[2](かねこ けんすけ)、1985年12月30日[1] - )は、日本ミュージシャン。ロックバンドRIZEのベーシスト。

KenKen
出生名 金子賢輔
別名 犬兼都知事
西園寺
生誕 (1985-12-30) 1985年12月30日(38歳)[1]
出身地 日本の旗 日本東京都世田谷区下北沢[1]
ジャンル ロック
オルタナティブ・ロック
ハードコア・パンク
ミクスチャー・ロック
ファンク
ポスト・ロック
ジャズ・ロック
職業 ベーシスト
作詞家
作曲家
音楽プロデューサー
学生
担当楽器 ベース
ギター
ドラムス
ボーカル
レーベル コロムビア
事務所 PARADOX Inc.
共同作業者 RIZE
獄門島一家
公式サイト KenKen Official Web Site
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ

東京都世田谷区下北沢出身[1]血液型はAB型。

父はドラマージョニー吉長。母はシンガー金子マリ。兄はRIZEのドラマー金子ノブアキ。 

2024年2月1日に結婚、嫁はポールダンサーPOPO、地方などにも物販販売で同行


来歴

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1985年、東京都世田谷区下北沢に生まれる。

8歳の時から音楽家を目指し、14歳の時から本格的に活動を始め、高田エージスティーヴエトウうつみようこ田村直美など様々なバンドやミュージシャンとの共演を経験する。

17歳でBMGからメジャーデビューし、SCREAMING SOUL HILLへの加入や、SUGIZOのソロバンドなど様々なステージに立つ一方、自身のバンドであるJERK EGG PLANTの解散と同時に16歳から始めていたソロアルバムの制作も本格的に始動。18歳の時にRIZEのライブのピンチヒッターでの参加をきっかけに、RIZEへの加入が正式に決定した。

常に15個以上のバンドを掛け持ちながら、20歳から21歳の時にベース、ドラム、ギター、ボーカルの全パートを自身で演奏したソロアルバムを2枚発売。ソロバンドKenKen of INVADERSも始動した。同年にベースマガジンを歴代最年少で表紙を飾る。

その後も、AIRDragon AshTHE MAD CAPSULE MARKETSのボーカルKYONOとのWAGDUG FUTURISTIC UNITY などのミクスチャーシーンから、BLANKEY JET CITYのドラマー中村達也とのSPEEDER-X遠藤ミチロウTHE STALINムッシュかまやつ山岸竜之介とのLIFE IS GROOVE仲井戸麗市とのthe dayなどの先輩ミュージシャンとのバンドも多数結成し活動している。

関西のミュージシャンとの交流も深く、韻シストBANDとのイベント「BET DA FARM」や、自身が主催する京都のイベント「ランチキンスキン」も10年を迎える。

海外アーティストとの親交も多く、フランク・ザッパなどのドラムで知られるテリー・ボジオのソロ公演への参加や、デヴィッド・ボウイのサポートドラマーZachary "Zack" Alfordとのセッションライブも行った。山岸潤史(June Yamagishi)とのバンドFUNK on DA TABLEでは、ジョン・グロウと、ビヨンセなどで活躍するNikki Glaspieの4人で海外公演も行った。

他にも CHARA堂本剛KAT-TUN、DAG FORCE、渋さ知らズオーケストラ獄門島一家電気グルーヴ布袋寅泰BAD HOPTHE TIMERS80kidz清塚信也土屋アンナ斉藤和義緒方恵美BIG HORNS BEE小坂忠、ComplianS、GRACE MAYA、AFRO BEGUEや自身がドラムのバンドBANYAROZなど、毎年年間300本近い現場数で、KenKen本人も把握仕切れていていない数のバンドとセッションを繰り広げている。

また、資生堂docomoのTVCMソングも手掛けており、自身が手掛けたCMソングのフレーズを多くのベーシストがカバーしている。

その他にも、映画やアニメ、ゲームへの楽曲提供も多く、ハードコアゲーマーの才能と知識を生かし『週刊ファミ通』にて7年間コラムを執筆した他、FMラジオのパーソナリティを務め、自身が映画に出演もしている。Eテレの子供番組『シャキーン!』ではベースの音で棒倒しをするなど、幅の広い活動を行っている。

2019年7月19日、当時の自宅だった京都市下京区のマンションに大麻約0.2グラムを所持していたとして、大麻取締法違反容疑で警視庁組織犯罪対策5課に逮捕された[3][4][5]。同事件でバンドメイトのJESSEも逮捕されている。同年8月14日に保釈金250万円を納付し、勾留先の東京湾岸警察署より保釈される[6]。同年10月30日、懲役6ヶ月、執行猶予3年の判決を受けた[5][7]

2020年1月1日、自身のツイッターにて活動再開を発表した[8]

2024年2月1日、ポールダンサーのPOPOと結婚。

評価

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2007年4月号『ベース・マガジン』の表紙を、過去最年少(21歳)で飾り、巻頭特集では「その実力が、若手筆頭と言っても過言でない」「若き低音のカリスマ」と紹介された[9]。同誌の2006年1月号2008年2月号2011年3月号でも他のベーシスト数名と共に表紙と巻頭特集に取り上げられているほか、2006年8月号、2007年7月号、12月号でも記事が掲載された[9][10]

影響

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『ロック・ジェット』誌 Vol.28(2007年6月発売)の中でレッド・ホット・チリ・ペッパーズによる自身への強い影響を語ったインタビュー記事が掲載された[11]

参加バンド

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  • JERK EGGPLANT(2001年 - 2004年)
  • SUPER Goooooood!(2002年 - ) - 高田エージ率いる総勢28人の大所帯バンド
  • STARS(2001年 - 2003年) - 鮫島巧(G)、U-TA★ROCK(Vo)、川野直輝(Dr)と組んだバンド
  • Screaming Soul Hill(2005年)
  • SHAG - SUGIZOのバンド
  • RIZE(2006年4月 - )
  • KENKEN of INVADERS - KenKenのソロ活動のバンド
  • TORCERSE(トルセルセ) - 実兄である金子ノブアキとのユニット
  • SPEEDER-X(2009年 - ) - 中村達也とのセッションユニット
  • FUZZY CONTROL - 結成時のメンバーであったが諸事情で脱退している。
  • 二枚舌(2009年 - ) - ATSUSHI(G,Vo)=番長、D.I.E.(Key)=主任、スティーブ・エトウ(Perc)
  • Dragon Ash - サポートメンバー[12]。馬場育三が療養中および逝去後、ライブやレコーディングに参加していたが、逮捕後はT$UYO$HIがサポートメンバーとなり、自身はバンドからは離れた。
  • LIFE IS GROOVE - 2013年結成のスピードファンクバンド。KenKen(B,Vo)、ムッシュかまやつ(G,Vo)、山岸竜之介(G,Vo)[13]
  • 獄門島一家(2013年 - ) - アヴちゃん(Vo)、長岡亮介(G)、中村達也(Dr)、KenKen(B)[14]

作品

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アルバム

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  1. PARTY of INVADERS (2006年6月21日) - 18歳のときから作品の制作をはじめ、ドラム、ベース、ギター、プログラム、ヴォーカル全てを自身で演奏、アレンジ、プロデュースした。
  2. ARRIVAL of INVADERS (2007年10月24日) - 3枚組の通常盤と1枚の普及盤の2種類がある。湯川潮音等がゲスト参加。 

出演

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映画

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テレビ

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  • シャキーン(2017年 - 、Eテレ) - 「音棒倒し」のコーナーに不定期出演)[16][17][18]
  • 関ジャム 完全燃SHOW(テレビ朝日)
    • 2016年11月6日、『有名アーティストを支えているスゴ腕ミュージシャン特集』「ズッコケ男道」(関ジャニ∞)を演奏
    • 2017年3月26日、『凄腕アーティストが教えるベースの世界』「カミナリ」(RIZE)を演奏
    • 2018年3月18日、『音楽ギモンSP』視聴者からの音楽ギモン回答、ベース奏法実演解説、即興作曲の即興アレンジ

ラジオ

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参加

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監修・プロデュース

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  • アプリ「KenKenが教えるベースギター#1」(2013年5月7日) - 全体・右手・左手のカメラ切替機能、スロー再生機能を搭載した映像でおぼえるベースギター教則アプリ[29]
  • さくら学院2014年度卒業ソング「仰げば尊し〜from さくら学院 2014〜」サウンドプロデュース(2015年)[30]
  • ミニベース(2016年)[31]
  • PS4(R) Lineup Music Video「Boost Your Play」ft. KenKen+アイナ・ジ・エンドBiSH)+鎮座DOPENESS(2017年)[32]

関連アーティスト

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参考文献

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  • 『KenKen interviews 2004--2014-LIFE IS GROOVE-』(KenKen(著)、ベース・マガジン編集部(編集)、リットーミュージック(2014年10月20日))

脚注

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  1. ^ a b c d Biography”. KenKen Official Web Site. PARADOX. 2016年1月17日閲覧。
  2. ^ KenKen プロフィール”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード (2016年4月7日). 2017年9月21日閲覧。
  3. ^ RIZEのJESSE、KenKenが大麻取締法違反容疑で逮捕 Dragon Ash一部作品が出荷・配信停止 ORICON MUSIC (2019年7月20日配信)
  4. ^ Charの息子「JESSE」ライブでキメキメ「大麻吸引」現場 Smart FLASH (2019年8月2日配信)
  5. ^ a b KenKen被告に執行猶予判決 裁判官の問いかけに「わかりました」 母・金子マリと退廷 ORICON MUSIC (2019年10月31日配信)
  6. ^ JESSE、KenKenの両被告 それぞれ250万円で保釈 スポニチ (2019年8月15日配信)
  7. ^ 大麻有罪のKenKen、逮捕後の生活は「鬼反省」 日刊スポーツ (2020年9月11日配信)
  8. ^ KenKen、活動再開を発表「見守って頂けたら」 ORICON MUSIC (2020年1月1日配信)
  9. ^ a b 『KenKen interviews 2004--2014-LIFE IS GROOVE-』KenKen(著),ベース・マガジン編集部(編集),リットーミュージック(2014年10月20日).2019年04月17日閲覧。
  10. ^ 『ベース・マガジン』誌バックナンバー
  11. ^ 『ロックジェット』誌 Vol.28
  12. ^ Dragon Ash よりお知らせ”. Dragon Ash Official Website (2011年6月22日). 2011年7月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年9月21日閲覧。
  13. ^ LIFE IS GROOVE”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード (2015年8月28日). 2018年8月28日閲覧。
  14. ^ アヴちゃん新バンドに長岡亮介、KenKen、中村達也参加”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2013年7月19日). 2018年8月28日閲覧。
  15. ^ 映画『音量を上げろタコ!』、阿部サダヲ、KenKenらによる強烈バンドビジュアル独占公開”. rockinon.com. ロッキング・オン (2018年8月23日). 2018年8月28日閲覧。
  16. ^ ホルモン・上ちゃん、再びEテレ出演。今度はKenKenと棒倒し対決”. rockin' on.com. ロッキング・オン (2017年3月2日). 2017年11月7日閲覧。
  17. ^ RIZE公式Facebook・triberizenetの投稿(1322484264454947) - Facebook
  18. ^ JがEテレ「シャキーン!」に登場、KenKenとベースで「音棒倒し」対決”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2017年9月13日). 2017年11月7日閲覧。
  19. ^ KenKen×本田翼×古川雄輝が集結!『AVALON』最終回で“ぶっちゃけトーク”!?”. J-WAVE NEWS. J-WAVE (2019年3月25日). 2019年4月16日閲覧。
  20. ^ KenKenらナビゲーターのラジオ新番組、サウンドプロデュースは渋谷慶一郎”. 音楽ナタリー (2016年3月7日). 2016年3月12日閲覧。
  21. ^ 松岡、KenKen、満島、渡辺がラジオ新番組でバチバチ”. TOKYO HEADLINE (2016年3月7日). 2016年3月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年9月21日閲覧。
  22. ^ KenKenRIZEstaff (2018年3月26日). “【KenKen・ラジオ】京都にて4月から隔月でDJを務めるα-STATIONのニュープログラムがスタート!初回の放送は4月8日(日)、お聴き逃しなく!…”. Twitter. 2019年2月18日閲覧。
  23. ^ ベースヒーロー「KenKen」が DJを担当している番組「WEEKEND SHELTER」(偶数月担当)好評オンエア中!!”. エフエム京都 (2018年3月26日). 2019年2月18日閲覧。
  24. ^ 2017年DMC World DJ Championships英語版優勝者(史上最年少12歳)
  25. ^ 石川さゆり、SUGIZO、KenKenらがペプシCMで“怪物舞踏団”結成”. 音楽ナタリー (2018年4月12日). 2018年4月13日閲覧。
  26. ^ maki (2014年6月25日). “【エンタがビタミン♪】『RIZE』・KenKenが音楽を担当。ドコモCM『UFO』篇の“1人レコーディング”に反響。”. Techinsight. メディアプロダクツジャパン. 2018年8月28日閲覧。
  27. ^ TOKYOだけじゃない(全国キャンペーン)”. 公益社団法人ACジャパン. 2017年10月12日閲覧。
  28. ^ KenKen公式Twitter 2017年7月17日付
  29. ^ iPhone&iPad/Androidアプリ「KenKenが教えるベースギター#1」App Store&Google Playで発売中!”. kenkenweb (2013年). 2017年9月21日閲覧。
  30. ^ さくら学院、新曲はKenKenプロデュース「仰げば尊し」 3・25に新アルバム”. ORICON NEWS. オリコン (2015年1月9日). 2017年11月7日閲覧。
  31. ^ KenKen監修のミニベース完成。「音が良くて驚き!」”. BARKS (2016年4月29日). 2017年9月21日閲覧。
  32. ^ KenKen、PS4新作タイトル紹介映像曲をプロデュース。BiSHアイナ、鎮座DOPENESSも参加”. BARKS (2017年9月20日). 2017年9月21日閲覧。
  33. ^ http://www.jes1988.com/hao/topics_old.html
  34. ^ maki (2016年5月28日). “【エンタがビタミン♪】堂本剛 KenKenら最強ミュージシャンと『Mステ』圧巻ステージ”. Techinsight. メディアプロダクツジャパン. 2018年8月28日閲覧。
  35. ^ KenKen公式Twitter@kenken_rizeの2015年11月26日のツイート2018年8月28日閲覧。

外部リンク

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